何も終わらない
明日はつづいていく
あたしが目を閉じても
ありきたりな
表現しか出来ない
それでも何も生まれない
それでも何も消えない
だからあたしの瞼は
塞がれた ....
あのね、もう少しであたし死ぬの。
そんな事言ったって死んだりしないけど
ただその言葉だけで死んだ気になりたい
嘘吐きなあたしの胸のうちは
どす黒くて意地汚くて
そんなあたしのこと ....
少しづつ忘れてく恐怖
忘れたくないこと あなたのこと 自分のこと
大好きなこと おいしかったもの 愛したこと あなたのこと
あなたのこと あなたのこと あなたのこと
そのうち日常を ....
ふと見たら梅の花が咲いてたから
なんとなく笑いたくなった
「お前と結婚する奴は楽だな」
好きな人に言われたから
なんとなくバカなことがしたくなった
薄暗い6時の帰路を たどる
....
もう少しでいいから
こっち見てよ
とか言えないけど
もう少しでいいから
あなたを見ていようと
思った
あたしが今
ここから飛び降りても
あなたはあたしを知らない
....
きれいって何だろう
難だろうねと 言って
わらったきみの笑顔が
きれいでした。
また 冬が どこかへ行ってしまう
そんな香りがしました。
あのこのことがすきなの、
て君は笑って
そうなんだ、
てあたしはうつむいた
君は気付かない
うつむいたあたしに
目が合った瞬間、恋におちたの。
そう言って笑う君はかわいいけ ....
いつからかな
あなたを見ていたことさえそろそろ忘れそう
だけど忘れない
誤魔化して曖昧であやふやにして
だけど自分はあくまでも自分
消えないのに
忘れそう
うそ
....
高い声でしゃべる少女
それはあたしだったかな
それともあなただったっけ
いつつ数えて
唄いだしたらいいよ
そしたらわかるの
どうしてあの女の子が
並木くんに恋をしてるのか
....
笑えばいいんだよ、ほらほら
苦しいんだったら此処においで
すれ違ってばっかりなんだったら
もう忘れちゃえば良いじゃない
ジンファデルのみずみずしさが
ぱちん、と弾けたって、さ
....
サディスティックな愛は必要?
私から見たらいらないわ
だってあなたへの愛は尽きない
ひさめがとけて
しづくになった
あなたは
笑う
いとしいと云って
いとしいと謂って
息をすって
すべての酸素を
吸い尽くすように
あなたの分すら
いとし ....
ピアスを空けた彼の耳に見惚れていた
薄く桃色になってる耳朶
床に転がったピアッサー
都会を歩けばすぐ見かけるでしょう
どこにでもいそうなパンク少年
みずいろ絵の具をぶちまけたよう ....
ああ、窓を開けてしまったじゃない
開けちゃいけないなんて
分かりきっていたのに
目の前には白い山
涙眼で鼻の頭を赤くして
不細工なあたし
むずがゆいわ
もっと差し込んで欲 ....
ああ、泣かないでください
ごめんなさい
ありがとう
さようならは言わないで
涙が出てしまうよ
強さを持っていないわけじゃないから
弱いところばかり見せたくはない
泣きそう ....
好きですけど
あなたはきらいですか
きらいですけど
やっぱり
みかんを齧った
流れる空気は知らないうちに
甘くなった蜜のかおり
みかんは未だに熟していません
甘いで ....
冷えた体で布団に潜る
温められるのは快楽だけ
指先から流れる血を食べて
目を閉じたら最後
聞こえるのは声
耳障りで眠れない
いたいの
泣くことすら出来ないのに?
く ....
笑うことすらできなくなって
泣くことすらできなくなって
それでも僕がみていたのは
いつでも窓際のきみ
庭で犬がないてるからね
隣で猫がないてるからね
泣いてるのかしら
啼 ....
そらはあんなに晴れているのに
君はないている
なかないで
と肩をだいても
なき止むことはなくて
ただ抱きしめて
おおげさだよ、と笑われて
それでもはなさないん ....
ずいぶん声が似ているねえ、って
先生はおっしゃって
やさしく笑ってくださって
うたうことが嫌いだった
ささやかれるのが嫌いだった
ずっとこわかった
みずたまりをとびこえるのが
....
いたいんです
くるしいんです
すきなの、
ああ、痛いなあ、と笑い泣きでつぶやいたとき
いちばんに、割れるのは鏡で
これが水面だったら割れないで済むのに、と
あかいものを見て
にぶい光はいたみとやすらぎをもたらして
ああ、 ....
学校のパソコン授業の最中に
こっそりおきにいりのところに行ってしまうような
そんなスリルあることを
愛していた。
それはたとえば
あなたと手をつなぐこと、
あなたが泡になっ ....
あの子は自分を傷つけているけど、わたしだって文句は言えない。
最近は落ち着いてはいるものの、前は傷つけて生きていたもの、ね。
今日せんせいが言ったっけ、きれいごとを並べたっけ。
それであ ....
なんでもいいから、
理由も
温もりも
微笑みも
なんにもいらないから、
とは言っても
傍にいられるだけでいいよ
とも言えなくて
それは
きっと
ただのわ ....
この世界で2人だけになれたらいいのに
と
笑顔で言える幼さの
無垢さと純粋さの
影に
潜む、狂気
恋してるからこそ
この世界のすべては、うまくいかない
そら ....
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