足元がフラついた

自分の弱さに愕然としたのか

それとも何かに押されたのか

人か
風か
後悔か

フラついたら前に踏み出すしかない

振り返っても何もなかった

でも
 ....
時計の針が進む音が僕の気持ちを急かしてくれることはない
街を行き交う人の群れの足音は、たとえ急いでいるのだとしても僕を焦らすことは不可能だ
あのサラリーマンが、どんなにイラついて、どうしようもない ....
ぼくのお口から出たものは

チクチクしててわるいかお

わたしのお口から出たものは

足がはやくてわるいかお

風にのったり

より道したり

もっとチクチクわるいかお!

 ....
普通の日常あいうえお

おっきなおっきながぎぐげご

ぜんぶ流したざじずぜぞ

なんども爆発ばびぶべぼ

めに見えなくてさしすせそ

みんな大変ぱぴぷぺぽ

どこかおかしいらり ....
分かってほしい

その厚そうで薄そうなザラザラしたようなツルツルしたような時にはデコボコしたような
大きさだって色々あった方がちょうど良いじゃない


知りたくないのならそれでいい
 ....
ワタシも

暗雲をおしのけて


誰かに

光を届けてあげたい


優しくて
あたたかい

光を
とおくのおくにでおまつり

とってもおおきなおまつり、

みなさんが、みなさんが

おっきなみなさんが、

まっくろいかおして

おっかないかおして

おままごと

せんそ ....
溺れて溺れて
深く深く真っ暗な底に
消え去る前に

やがて快楽に変わるまで
何度も何度も
溺れて溺れて

悲しみではなく
快楽に変わるまで

身体だけあれば良い
他は全て置き去 ....
「8月に雪が降った」


病室のベッドの上に
笑顔の女が居る
窓から空を見上げながら


この女の笑顔を見たのは
二回目だった





その一言を僕に置いて

 ....
今から

雨が降るのか
雪が降るのか

星が降り注ぐ夜が来るのか

それはアナタの気分次第で無限に変わるよね


私は‥
辛いのなら死ねばいい

そんな答えを
出してしまった

すると
強烈な解放感と共に
「何か」に足を絡め取られた

痛みは無いが
全く別物の痛みを感じた


死ぬことへの
 ....
醜い自分
瞳いっぱいに映した








 
流れ出る何かは
とても綺麗だった
あやつり人形のような
お前だった

細く、長く、
私の随分先を行ってしまいそうで
失うのが恐くてお前の腕を
強く握りたかった

でも
パラパラと砕けそうで
出来なかった

 ....
目をこすった

ボヤケル世界

視界

ハッキリしない

それで良かった




夢からサメル

天井のシミ

くっきりと

窓の外の世界

目に映る

 ....
昨日から降り続いていた
雨が上がった

灰色の雲の切れ間から
太陽が俺に申し訳ない
とでも言ってるのか?
半分だけ顔を出している

部屋には雑に干してある
服の展示会だ


ポ ....
6月4日

母の45回目の誕生日


父が花を買ってきた

最近会話のない父と母
少し心配していた


けど


何も話さず、微笑ましく花を見ている二人



父と母だけの時間がそこにあって、
今だ ....
泣きたい夜だってあるの

一緒に居てもね
すごく淋しいときだってあるの


そんなときは

わたしに背を向けて寝ないでね


本に夢中になって、わたしをほったらかしにしないでね
 ....
一人の少女が
病室のベッドで

微笑みながら絵を描く



ちっぽけな命の花の
枯れる時が

すぐそこに迫っていることを感じながらも


カラフルな色鉛筆で
ひたすら絵を描 ....
窓ぎわに置いてある
ビー玉がたくさん入ったグラス

月の光を受け止めて
ワタシの濁った目の中に
七色の光を運んでくる。

キラキラ キラキラ


グラスを動かすと
違うキラキラ  ....
今にも
闇に溺れ消えゆく月を


じっと見届け サヨナラを



儚き光に恋をしたボクを
貴方は何を思い照らしてますか?
いつからだろう

この熱と冷、混じる空のように
二人色褪せてしまったのは


このままちりちりと
闇に包まれゆく夕暮の頃


ボクはただ、そんな予感を感じずにいられなかったのだ。
少年が言う

游げる空があると

夜は星が浮かぶ空だと

そこはボクしか知らないと


この少年は空想癖がある
ずっと心の底で笑っていた




その夜
夢に少年がでた ....
銀の海を游いだ

波一つない静寂の一時

ボクは魚になった


灰色の曇の波に月が溺れた

ボクは心配でたまらない

深く深く飲み込まれていく
やがて月は闇にとけた

 ....
満ちた



なにが満ちたか分からない
でも何かがきっと満ちた
何かの一滴が落ち丸く波打った。

その瞬間


たんまりと満ちたのを感じた


ずっと前から少しずつ蓄積 ....
あーヤダヤダ

さっき別れたばっかなのに
もうキミの顔見たい

あの猫みたいなキミをギュッとしたい。

電話したらすぐキミは出て
ビックリしてた

嬉しそうなキミの声
ボクは ....
イタッ‥‥


ワタシの口に
またお客様がやってきました


入店拒否したばかりなのに

ズカズカとおかまいなしに来店しては、ドスンと居座る。


ワタシが振る舞う料理には ....
深い赤

やがて釘付けになる

麗しき赤


キミの唇の美しさを
綺麗に際立たせる深い色


その「赤」の
存在感は、ボクの頭にこびりつき

ハナレナイ


紅を ....
あ‥‥‥

いつもの天井

変わらぬ部屋にワタシはポツン


変だなあ
眠る時 あんなにお願いしたのに


目を覚ましたら
アナタの部屋に居て
アナタはワタシの髪を
撫 ....
四角い箱の中

ポツンと置かれた机には

記号と数字が並んだ本

白紙のノート

一度も開いたことのない辞書

折れた鉛筆

真っ黒の消しゴム

破れた写真


 ....
吐気がした

私は悪い夢を見てるらしい


私の目の前に広がるのは
あまりにも

塗り重ねられた世界だった

人間臭さに支配された

惨めな世界だった。

全て
計算 ....
赤澤るろる(33)
タイトル カテゴリ Point 日付
グズグズに費やした時間自由詩011/5/28 17:42
終わり1分前の情景自由詩011/5/27 0:40
チクチクさん自由詩011/5/26 23:27
あいうえおのうた自由詩211/5/23 22:47
みかん自由詩010/8/25 3:16
スポットライト携帯写真+ ...208/8/26 17:56
ヒトリ自由詩108/8/24 2:42
暗渦落下自由詩108/8/24 2:27
スノウバースディ自由詩008/8/23 2:56
何かの予感携帯写真+ ...208/8/21 2:53
望言と我自由詩2+08/8/21 2:31
ネリウムの最期自由詩1*08/8/20 2:52
お前の骨自由詩308/6/9 15:31
ニジンデ世界自由詩108/6/8 20:29
日常の日常自由詩2*08/6/8 7:55
母の誕生日携帯写真+ ...208/6/5 18:03
わたしのわがまま自由詩108/3/21 3:40
少女の願い自由詩008/3/19 21:23
七色ビー玉自由詩008/3/19 3:03
消えるキミ携帯写真+ ...108/3/8 4:27
色褪せの二人携帯写真+ ...208/3/4 20:26
少年の空自由詩008/2/29 16:36
魚でありたい自由詩308/2/28 3:51
自由詩108/2/28 3:36
ボクはキミキミキミ自由詩008/2/27 1:53
口内炎戦争自由詩108/2/26 1:53
自由詩008/1/7 5:59
ワタシ‥ワタシ自由詩107/12/25 4:06
在るべき世界へと自由詩007/11/15 2:59
無機質パレット自由詩107/9/29 6:46

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