とたん とたん とたん
雨粒をきいて
洗濯物はあした干す
水音と穏やかな表情
あなたは人に安らぎを
私はあなたにチョコレートを
あなた、明日は誕生日
わたし、 ....
楽園の果て
かろうじて
軽んじて
隙間風
憂き目
払拭
止めていた煙草を吸えるようになった。
磨り硝子の窓から景色は見えない。
ゆっくりと、歩くひとが大勢ゆっくりと歩いてい ....
泳げなかったから、浅瀬の透明で安全な海水の浜辺しか知りません。
人に聴いてみると、泳ぐと鼻に塩水が入ってきて辛いとか、それが
喉につまると苦しいとか、それでも遠くのブイまで泳ぎついて、
海の底を ....
目をさまし、またUターンする枕元まで
人が居ない時間帯、ベランダから見える薄青の寒さがいい
体の一部と自分とが、2秒くらい離れてきた
記憶荷物積みあがった出鱈目な歴史の部屋。鉛筆、使 ....
いつのまにか消えてしまったいくつかのことの、そのどれかを鏡の隙間に見つけてしまい
それは私じゃない
もう違う
ここもあと少しで
堕ちる、大切にしていた
どうせ朽ちるの ....
正しいことが全てではない
正しいことは狭い
正しいことは胸に痛い
正しいことは時によって正しくない
正しいことは私を傷つける
正しいことは貧乏な私を苦しめる
お金がない ....
heart worming too more ?
peaple need to tenderness
tender peaple had kindness day af ....
真夜中の真っ赤な赤色
ダイアモンドの純白
朝方の侵食する窓辺
首の影が長くのびた
涙の色は水色だった
鈴屋の前で迷子になって
珈琲の味は処方箋
人を人質にして ....
ひとり航海にでる
一双の沈没船が蜃気楼のように浮かんでいる
カジもブレーキも効かない
カジもブレーキも最初から付いてなんてなかった
でもここは海
塩辛い海水を飲み ....
60代の友達とご飯を食べに行った。
「誰かが首を吊っている、俺はそろそろ朝飯だ」という中原中也の詩を教えてもらった。彼の信条は、「大切な人は生涯3人でいい、それ以外は考えていたら何も言えな ....
わたしはどこにでもゆける
わたしはいつだってゆける
あなたの手のひらが、わたしとつながらなかったとしても
それがわたしの大地を肥やす水になり、炎になるだろう
あなたは嘘をつ ....
一回死んだら生まれ変わるだけ。
面倒でつまらない代物、自動制御装置
幸せなことに何も感じない。
またいつか破壊される日が来るんだろう?
自動制御装置
....
脳裏に焼き付いて離れない、舞台「赤の砂 黒い城」の余韻をまだ引きずっています。
余韻以前
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=183964&fil ....
人と話すことがあると、比べてみて友達が少ないと思う。数少ない自分を知る友人にまで、友達が少ないと断言されてしまった。
なんで頻繁に会うような友達がいないんだっけと思うと、ぶらぶらしていて一箇所に ....
素直、素直と言われて育ってきた
そう言われてきたからそう信じてきたけど、近年はどちらかというと閉じていたので少しひねくれた言葉遣いになってきていることに気がついた
何か伝えるの ....
悲しくないように、パンを食べて
悲しくないように、体をよく洗い
悲しくないように、朝になると起き上がる
焦がしてしまった情熱の抜け殻
いつかを通して言葉が落っこちる
....
嫌いだった筈のことまでなんだか美しく見える日がある
そうやってしまえばいいような
間違ったとこに逃げ込むような
そんなの嘘だ
この世界から脱出する方法はなんだろう ....
急に入院してしまった昔の恋人に頼まれて、花見をしていた奥多摩から病室へとかけつけた。携帯電話の充電器が欲しいのと、家の荷物を明日届けて欲しいので鍵を預かって欲しいということだったが、本当は誰か ....
やると、やりすぎる
やらないと、やらなすぎる
めちゃくちゃで、ハイな感じで、片目つむって疾走しているとぼんやりと見える絶景、に見とれて踏み外した先は真っ黒な水の中、は、這い上がるのに時 ....
私がいなくなる
私がいた場所から、私がいなくなった
私がいなくてはならなかった場所から、私がいなくなった
私がいなくなった場所を訪れた
そこには私はいなくても、私でない ....
もうなくなってまった
ないのに終わりなのに
あなたの過去の声を聞くんだ聴くんだ
夜夜
どうにもなってしまえの夜
あなたは壊れないのにあたしをもう必要でないのに
消せ ....
幻想が助長される夜に
コメディーを見て、ウイスキーを飲んで
私は自堕落のステップを踏む
上手くはやれない
煙草もあなたもやめられはしない
探し物をしに遠くまできて、探し物とは違った色々に囲まれて暮らして、なんとか笑って楽しくやって、ここは現実とはほど遠い世界。
探し物は結局なんだったのか分からなくなって
無理して笑っても本当 ....
ここにいないあなたがつまんでる端っこが傷む
切り取った型どうりの100%が笑うね
終わりだったよ
終わりだったよ
終わりだったよ
あなたが一人ぼっちなら、また全てを捨ててもいいかもしれない。
方眼紙を見すぎてこんなことを考える。
真っ白な原稿用紙のマス目を歩いてゆくのが生活だと仮定して、その淵に立ったときに「とりあえず」と大声で叫ぶと、オセロみたいに白いマス目が黒にひっくり返る。まば ....
あなたが見るあの人と、私が見るあの人とは違う人なの
体はひとつ
でも関係ないよ
だからね、心に入れた刺青をタバコの熱で燃やしてしまおう
世界の中心には穴がある、台風の目のように吸い込まれるようなやつ。
そこを覗いたら、忘れる
面影
感情
永久
数字
足音
残像
他に16の事柄
....
誰かの面影を追いかけて齧ってみても、口から出したらカラッポだった
世界の中心は止まっているんだ
ニ度とそこからはみ出さない
気をつけて歩いていくんだ
薄氷の上を、裸足で ....
君ならわかる
でもあの子なら分からないよ
覗いてごらん あの穴を
空気が吸い込まれていく皺くちゃになった言葉の紙を
いなくなった人たちの面影をすくったスプーンを
....
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