最愛の人にラブレターをかく、何枚も。何枚かでだんだんラブレターではなくなってくる。
この気持ちがなんだか分からなくなる。
このちっぽけな歴史はなんだったのか知りたいと思う。
もうこれ以上恥らうこ ....
沢山の名前を捨てて、
時間を捨てて、
記憶を置き去りにして

日常を泳いでゆく


終わらない

終わらせようともしない

ただ

貝のように


色なんて無色でいい
 ....
くもくもくもくも に近づきたくて

もくもくもくもく たばこを吸って

しろしろしろしろ まっしろな

ケムリを吐いては もう一服
私は寂しいから結婚していて、私のことを好む旦那がいようと一人だった。
泣く場所があろうが、人間は一人だって自分で認められなきゃ、依存しなが
らじゃないと生きていけない。私の心の代弁をしてくれるよ ....
夕方六時半、寝ないようにアラームをかけて眠気を誤魔化しながら図書館で借りてきた詩集を読む。
レイモンド・カーヴァーの「水と水が出会うところ」。

彼女の生涯を通して という詩がきれいだったような ....
引越し前夜、きみの部屋の合鍵ゆらした

僕があげたポスターゆがんで

僕のハブラシなくって

僕のねていた枕が

ころがっているね

きみの笑顔もゆがんで

次の約束もないまま ....
きみと同じ名前も愛す

きみに似たよな誰かを愛す

きみを好きなあの子も愛す

きみのよれたシャツすら愛す

きみが見た景色を愛す

きみが遠くに行ったとしたって

そっけない ....
しんとしている

冬の朝のように

言葉をなくす季節が終わって

私はすとんと椅子に座った

大声だとか、聞きたくない言葉だとか

他人の声からは遠くなって

静かな場所へ向か ....
わたしは生きて、息をしているだけだ

わたしの周りはガラスの破片でいっぱいだ、水浸しだ

真実というコップは落ちてくる

これだと強く掴んでしまえば割れてしまうし、
少しでも遅いと床に落 ....
それに甘やかされて
弱くなって
それを嫌って
結局それに救われるしかなくて
それがなかったら何も生まれちゃこない

それで失うものがあっても、それが真実じゃなくても

全てを肯定す ....
結んでひらいて
またすぐ忘れてぐるぐるぐる

冷房の部屋で風邪をひくより、またジーパン履いて、
ヒールを捨てて、
夏を歩いて汗を拭たら、
蝉を踏むのが生きることかな
かつて私は愛されていた


空を飛ぶことができたから

血を見たことがなかったから

誰の布団でも寝ることができたから

吐くこともなく毒に酔えたから

人の眼鏡を踏むことができ ....
わたしは私の景色は持っていたけど、わたしの手鏡は持っていなかった

きみは年より大人だ

あなたはまだ子供だ

おまえは不思議な顔をしている

きみは美しい

あなたは心がある
 ....
私たちは出会って、
分かり合えなくて、
すっぽかされて、
嫌いあって、
残るものがあって、
もう近づかないときめて、
夏が終わった

再会して、
また寿司を食べ、ビールを飲んで、
 ....
いとしくて
あいたくなるのは
がまんして

いとしくて
会えてた日々を
忘れそう

雪の日見るのは夏のこと
陽射しに透けたあなたの顔だけ


愛しちゃったのよん ....
わたしが知らないあなたの秘密

わたしが知れないあなたの本当

わたしが知りたくない全ての事柄


見えている、傍らにいるときだけの顔しか知らない

それ以外は必要ない


考 ....
最近お気に入りのピアス、

「その色ちょっと足りない、」と言われた

ちょっと足りないのは

あたしの頭と

あたしの日常と

あたしの運命


だからちょっと足りないのだと ....
「心が痛いとは言えない、だから流してしまった血の色は赤い。」

と聞いたって、どういう風に赤いのか聞いても分からないよ。

じゃあ、ってその傷口を開いて見せるのは乱暴なことじゃない?

血 ....
欲を引いてしまえば綺麗な感情

昨日のあなたの言葉を

私の前だけの顔を

特別な瞬間を

過去のあなたを

所有することはできない

嫌でも好ましいあなたでもどちらであっ ....
時間をちぎってちぎって記憶している

雨が降ってなにもない午後

暗い空を窓辺で見つめる

一定な時間ばかりは、区切れなくて

ずっと長回しの映画のように途切れないまま記憶されてく
 ....
忘れていたこと

誰かを傷つけたこと

すりきり一杯、以上は入れないこと

ちょっと多く入れすぎる癖

与えない、をしないんだ

大きな満月、こぼれそうな

ああなってしまうか ....
白いろうそくを砂に見立てて城を作った

ぽたぽたと熱さで垂れる速さにあわせて

あたりまえの時間がいとおしい

ただのあなたがいとおしい

海が見える病院で

風とあなたと母親と
 ....
なーんも見なきゃいいんだよな

全部見きるなんてムリだから頑張ってた勉強も辞めてみよう


私が好きなこと全てにおいて一番カッコいいやつを作ればいいんだ

私が一番カッコいいと思っ ....
相変わらずわたしは荷物が多い

どこかからどこかへ、なにか必要なものを、過去になった場所から現在生きている場所へと運んでいる


大変に邪魔な荷物と夕暮れすぎの中央線。

昔々にオーダー ....
酒がマワッテ恥をさらす

煙草を吸ってケムリが回る

バカバカしい全てのことを報復してたら
戦争なんて終わるわけなーい

したことはいつかされること

つまらないことにお金はかけない ....
あきらめて

いちばんこわいものはなに?

きらわれて

いちばんみえるものはなに?

かえらなくて

いちばんなくすものはなに?

よっちゃって

いちばんおいしいものは ....
恋ってなまえ

愛ってひびき

あたしっていう女

あたしのなまえ

あなたが口に出すと、ちっぽけなことがどうでもよくなる

あたしの名前すら消えて

あなたの声だけが響い ....
三日後なのか

あっさり あしたなのか

一年もさきか

やっぱり また 半年後なのかな?

わたしたちが また

まっしろけで 出会えるのは

いつかな

いつかな
 ....
あたしの大好きな雪がふってきて

あたしの大好きなあなたは、ここにも居ない


雪とあなたと白い街

雪とあたしと白い歌

歌ってた

あなた

聴いてた

あたし

 ....
あたしの大好きな雪がふってきて

あたしの大好きなあなたは、やっぱり居ない


雪とあなたと白い街

雪とあたしと白い歌

歌う

あなた

聴く

あたし

変わら ....
猫のひたい撫でるたま子(220)
タイトル カテゴリ Point 日付
出発の日、自由詩108/9/3 11:41
あとさき、いままで自由詩3*08/9/1 15:04
禁煙できない歌自由詩108/9/1 12:51
静かで一人ぼっちだった私の世界に入り込んできたあなたの音楽。自由詩208/8/31 10:29
居眠りと地続きな頭の今日自由詩008/8/27 20:42
最後の足音自由詩008/8/26 19:14
きみを愛せば自由詩108/8/26 19:06
おかえりなさい自由詩308/8/26 7:48
くやしい自由詩308/8/25 17:36
切り離せない、アレ自由詩008/8/24 15:51
靴がない自由詩208/8/20 2:58
かつて自由詩208/8/19 20:05
わたしの手鏡自由詩108/8/17 23:48
頭を打って、忘れたいこと自由詩308/7/16 3:56
ワインがあいたよ俳句008/7/16 1:31
知らない自由詩208/7/16 1:29
ピアスの色自由詩108/7/16 1:27
赤いの流れる自由詩2*08/6/28 3:00
霧雨の感情自由詩2*08/5/7 13:27
前後七秒間自由詩008/3/27 9:35
冬も最後の木曜日自由詩008/3/13 10:45
ある海辺の夢自由詩208/3/13 10:28
喧嘩売るならウソあげます。自由詩008/3/7 13:33
あの日を暮らせば自由詩208/3/7 9:00
ナイフよりフォークで自由詩008/3/5 12:20
おやすみ自由詩308/2/27 16:46
名なしの夢自由詩008/2/27 16:45
さよならないしょ自由詩008/2/9 18:54
口で溶かして不易な飴玉自由詩208/2/4 4:21
雪と飴玉、甘いあなた自由詩008/2/3 15:42

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