午前十時


午前十時過ぎの
屋上でひとり 夢を見てる
螺旋階段を
上るきみ
をそっ と見つめていた

代わるがわる色を映す
水 たまりの空みたいに
流れているようで
留まって ....
月はやさしくもきびしくもなくそこにいます H2O


H2O
この{ルビ地球=ほし}を巡り廻る旅人
H2O
ぼくのからだにも流れてる



何度も夜中に目が醒めて
冷蔵庫を開けた
ペットボトルのキャップ外し
そのまま ....
「種を蒔く」


種を蒔こう

花とか野菜とか植物の種を

ひとつでもたくさんでもいい



もし花なら、花束にして恋人に贈ろう

母の日には母にも贈ろう

それから大切 ....
ハイライト



白い光が、ぼくらを射してく
夢や妄想に近い場所で

簡単だよ、世界は回る
ぼくはもうそれを止められない

生温い風に溶ける煙
ぼくが吐き出すすべては消えてゆくよ ....
世界

あっけなくこの世界は終わった
僕がいるのは何もない荒野です
思い通りにこの世界は終わった
救世主なんて何処にもいやしなかった

どうだっていいと
目を背けてた
問題のすべてが ....
アリス


瞬間的に消えた感情は
はぐらかしてるわけじゃない

ねえいつものように
まるで消えてく蜃気楼に飛び込む

はやく駆け上る
アリスのような声で叫んでよ
こころのなかに
 ....
ニュータウン


ぼくの街では
冷えたアスファルトや
コンクリートのビルが
そこらを支配しています

もう一度ここから
歩き出そうとしてる
躓いてばっかり
立ち直れないぼくです
 ....
潜水艦

虹色の海を渡る
魚たちを見ていたら
いつまでも
ここに居られる

気がしていた
だけどそこは
ぼくのいない
世界でした

ライラライラライライラ
流れ星も揺れる珊瑚 ....
「もくせい」



やあ、ひさしぶり。

ひさしぶり、どうしたの?

ぼくに芯が出来たんだよ。

へぇ、それはよかったね。それについて何か話がしたいの?

うん。ぼくの芯は新し ....
ソティロ(40)
タイトル カテゴリ Point 日付
午前十時[group]自由詩10*07/3/28 0:24
自由詩3*07/3/21 4:25
H2O自由詩3*07/3/20 2:23
「種を蒔く」自由詩6*07/3/19 2:29
ハイライト自由詩8*07/3/18 23:24
世界自由詩5*07/3/17 4:56
アリス自由詩4*07/3/16 22:13
ニュータウン自由詩4*07/3/16 22:08
潜水艦自由詩10*07/3/16 3:31
「もくせい」自由詩5*07/3/15 19:57

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