夜道、歩いた、月明かりはなくて
ぽつぽつと刺さる雨音だけは聞こえてた

僕はもう出て行った今、僕は自分だ。

孤独を気取って歩く夜道に本当の自分がいた気がした
「ファイティングポーズもとれ ....
闇の中なら何も見えはしない
目の前に横たわる孤独さえ
目に映らないものを恐れはしない

死の先にあるのは闇だろう
何十年、何年かは知らない
必ずそこにたどり着ける
恐れ知らずのその境地へ ....
夜が近づいた路地裏から雑踏を眺めてた

野良犬は雑踏に溶ける少女を見た


野良犬は路地裏を駆けた、雑踏に溶けた少女を追う

走る、追う、走る、追う、雑踏を追う、少女を追う

今思う ....
去ラネバナラヌ
サレド風ハ吹カヌ
自ラ去ルタメ
言葉ヲ吐コウ

サヨナラ サヨナラ
猿どもが街を歩いてる

さっきも俺はすれ違った

猿の延長線上にいるヒトモドキどもが今日も群れを作ってる

猿にはなりたくない

勘違いの学校を飛び出せ、

勘違いの会社を飛び出せ ....
暗闇から這い上がった男が一人
妙に明るい空間の中記憶の埋め立て工事作業を始める

繰り返す日々の果てに幸せと温もりに縁はないと知った
動き始めた日々の末にあるのも絶望と悟ってた

「諦めた ....
生まれ落ちた言葉に意味があるとは限らない
生まれ落ちた言葉に対象があるとは限らない
生まれ落ちた言葉が人を幸せにするとは限らない
生まれ落ちた言葉が人を傷つけるとは限らない

誰のためでもな ....
遅れて跳ね返った言葉が心を抉るイカれたディレイ
自分が吐き出した言葉繰り返すだけのイカれたディレイ

覚えのない言葉が俺を突き刺すイカれたディレイ
忘れたころに響きだすイカれたディレイ

 ....
「月に咲く花のようになりたいの」

あの子が囁いた。

お前を蝋人形にしてやろうか
ホッチキスで月を止めた

これで朝は来ない

去る人を貼り付けはできないから

夜にだけは去ってもらっては困る

ほどほどに疲れた

もっと眠らせてくれ
少年の雨宿り
ほんの一瞬

出たり入ったり

時が経つのを忘れ

出たり入ったり


声が、音が遠くなった。

目の前にできた水たまりが真っ赤に染まった


聞こえるのは ....
ラムネのビー玉を取り出したいんです。

ほら、あのガラス瓶の中に入ってる別に綺麗でもなんでもないビー玉です。

ガラス瓶を割ったら簡単?

何も傷つけずに取り出したいんです。

例えこ ....
今日から血が流れ出す

騒々と蠢く子供の叫び声


赤く染まった明日への希望の色

次第に黒味を帯びて世界は沈黙する


真っ黒な絶望・希望・沈黙は街を覆う

止せばいいのに飛 ....
ふらふらと過ごした昨日でもただふらふらしてたわけじゃないんです。

ちゃんと見てました。人に不器用不器用といわれるから。

私、ちゃんと見てました。

あの事件の犯人はあの人だし、あいつは ....
今日読み始めた日記は、
昨日あなたが書き残したもの。

今日書き残す日記は、
明日あなたが読み始めるもの。

明日、あなたがいなくなるとすれば
明後日、私がいなくなるっていうこと
そし ....
あらかた食い尽くさねばなるまい

自分で調達し、自分で作ったものであるわけなので

目の前に並べただけで吐き気がする


自給自足とはよく言ったもんで

結局はないものは作らねばなら ....
ものの存在を疑うんです。
幻覚のうちに生を受けて死を迎えるんじゃないかと
たまに考えて立ち止まるんです


全てが。
例えば想像の産物ではないか。と
綺麗な風景も、素敵な映画も、大作の小 ....
戒途(47)
タイトル カテゴリ Point 日付
ポーズ自由詩108/3/21 3:43
自由詩008/3/14 0:48
恋心自由詩108/1/26 2:44
サヨナラ サヨナラ自由詩007/11/16 22:19
人間になろう自由詩107/10/31 9:30
昼過ぎに拾った情報によると自由詩207/10/23 4:07
置換自由詩007/10/4 14:13
イカれたディレイ自由詩007/10/3 2:46
月に咲く花のように自由詩107/9/14 3:34
未詩・独白307/6/10 1:56
錯乱坊自由詩107/6/6 13:03
ビー玉。自由詩107/6/4 22:59
今日の終わりに。自由詩107/5/19 3:28
昨日だったらうまく生きれるのに。自由詩107/5/15 1:19
自由詩307/4/7 23:33
幸せな食卓未詩・独白207/3/28 23:44
通り沿いにて自由詩207/3/23 22:19

Home 戻る 最新へ
1 2 
0.26sec.