路頭に迷う

なんて
誰にでもあるわ


だから、
無理して周りに
合わせる必要なんてない


気遣いを受け止めたなら
抜け出せた時にでも
『ありがとう』を添えて
満面の笑みを浮かべたらいい


安心 ....
雨が
零れている
静かに
そう 静かに


鼻先にヒトシズクを垂らし
傘に包ませた 昼下がり
小降りだった雨は土砂降りで
思わず足を 止めてしまった
どうしようもなく不安な雲 ....
新緑の赤らめる
夕暮れの畔
終わろうとしている黄金の陽が
出来事を染め上げていく


水面で月が戯れる
影絵のようにたなびく振動

弧を描きながら
擦り寄せた声
求愛の儀式


どこまでも響く愛の歌を ....
わたしは、

ここに。

いつでも

傍に、

あなたが

見つけられる位置に

いるよ。

だから、

安心して

眠って。


夢の中で会えたなら、

 ....
雨音は優しく
掌に溶けていく
頼りない指先を震わせながら
包み込む無機質を織っては
瞬間を紡いでいた


蒼が泣き
灯りの落ちたアスファルト
落ちた星星が還る頃
力なく映す街灯の柔 ....
春が過ぎようとしているのに

雪が枝を彩った

美しい違和感は

曇空に情緒を預け

水面に散ってゆく


静寂に薫るせせらぎに

儚さを詠い

慎ましやかに咲いた花
 ....
きっと見つかるよ。

だから、

焦らないで。

空回りするくらいなら

どっしりと腰をおろしてさ

のんびり

見つけていこうよ。

ね。
『キミが輝いている』
それだけが嬉しくて
詩(ウタ)をなぞる瞳は
指先よりもしなやかに滑っていく

綻んだ想いは いつかのよう

上手く紡げない言葉を
原稿用紙に並べては
戯れを敷き詰めて触れさせた ....
セピアを 風がゆく
幾月を旅して なおも
色褪せることない時空運花


幼少の記憶に飛ぶ しゃぼん玉
数えていく思い出を
あの頃の僕らは知らず知らず
陽光に捧げて過ごした
経てゆく年の傍らで
パ ....
愛していた日々を薫りに変えて
砂は静かに落ちていた

トキメキを含ませた粒子は
弾けることもなく
ただただ軟らかに流れているだけで
緩む頬が戸惑いに
くすぐられた

何気ない言葉と
絡み合う瞳
懐かし ....
月の存在が

距離を

長い夜を

埋めてくれるんだ


薄曇に霞み

弱く垂れた”償い“

風に吹かれても

この手に掬われるように

緒を惹いて

溶け込んでいくんだ


二人を見失った

ひとり ....
故郷を
遠くに思いて
見る空に
七色の橋が
瞳を捉えた

さっきまで雲が
涙を溢していたというのに
風にくすぐられた頬を
照れくさそうに赤らめながら
陽射しを漏らした


足 ....
幾時を重ねたなら

無色に染まれるのでしょう

幾風になびかせたなら

虹色は澄みわたるのでしょう

抱えきれないほどの罪と

背負いきれないほどの罰を

幾雨に溢しても 尚 ....
朱に染められた蕾が花開く時

甘酸っぱい薫りは辺りを翻弄する

紅に時は流れ
月光の降る闇夜に抱かれたとて
臆することなく咲き乱れ 遊ぶ花弁


散り終えた殺風景な枝葉の影に子を宿し

陽射しに煽られ ....
見崎 光(164)
タイトル カテゴリ Point 日付
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