マフラーを 失い寒き 心かな

マフラーで 心のぬくみ 伝えけり

マフラーに 滲み出しゆく 愛の色
霜降りて 虫の音消ゆる 冬野原
虫の音に 笛の音乗りて 吹き渡る
虫の音に 包まれ見上ぐ 満ち月よ

川の音 汗の体に 涼しけり
川の音 夢にいざなう 船頭よ たゆたゆと揺れ 川面を渡る
 ....
花たちに 込めた生命が にじみ出す

カラフルに 生命輝く 花たちよ

華やかに 生命香りし 花の宴
牧場風(まきばかぜ) 牛の声にて 目覚めけり
岩手山 ずしりと暗く 天に立つ
岩手山 緑のまきば 羽織りけり
岩手山 緑なだらか 綾の肩  
マルメロや 実りを終えて ひと心地
ほろ酔いで もみじ散る様 見つめけり
ほろ酔いで 紅葉に合わせ 揺れにけり 
木の下で 杯に満ちるは 紅葉酒
酒鏡 紅葉を肴に 飲みにけり
酒鏡 紅葉を映し 夢心地

満月を 肴にしては  ....
滝しぐれ 静かに煙る 紅葉かな
紅葉着て 冬の支度を 始めけり
紅葉着て 大地も冬の 支度です
寒さ浴び 紅葉になりし 緑葉よ
ハラハラと 樹木の涙 もみじ葉よ
カラフルに 大地彩る  も ....
月光が 静かにそそぐ 林かな
月光に つつまれ心 静かなり
月光や 世界を銀に 変えにけり 
青白き 月の光に  満ち満ちて
月見上げ 心しずかに 光り浴び
月見上げ 心ははるか かの地な ....
吠えたちて 主人を守る けなげさよ

増水で 花火大会 流れけり

足元に ネズミ花火の くるくると

ゴキちゃんを 踏んでは流す 涙かな
花火去り 静けさ響く 夜の空
遠くにて 響く花火の 心地よさ

ちりちりと 線香花火 物悲し
ポトリ落ち 線香花火 悔しけれ
並びたつ  線香花火 送り火や 
花火去り 静けさ響く 夜の空
遠くにて 響く花火の 心地よさ
ちりちりと 線香花火 物悲し
ポトリ落ち 線香花火 悔しけれ
並びたつ  線香花火 送り火や 
暑き中 だらり腹ばう ワンコかな
暑さにて 敷き物となる ワンちゃんよ

遠吠えに 心ざわめく 月夜かな

寒空に  犬と一緒に 母走る
スイカ種  ププッと飛ばす 人の顔
スイカ割り 叩いて気づく  頭かな
スイカ割り 割れた姿は   流血事
こらカラス 俺の西瓜に 手を出すな
すいか待ち カラスに喰われ こんちきしょう

 ....
せせらぎに 気持ちよさげな 西瓜かな   
せせらぎに 冷やしてうまい 西瓜かな
せせらぎで 涼をとってる  西瓜さん

冷えるのを いまかいまかと 待つ西瓜
赤き身に 涼を感じる スイカ片 ....
七夕に 曇り空みて もの悲し
七夕や しあわせ願う 天の川
七夕や 願いに満ちて 心澄む
七夕や 願いに満ちた 空あおぐ
七夕や 祈りに満ちて 厳かに
七夕に 心に満ちる 願いかな
七夕や ....
ナメクジや 曇りガラスに 隙間でき
ナメクジや 曇りガラスを まっぷたつ
ピカピカと 雫の光る 浮き葉かな

ゆっくりと 深みを増すや 稲の青
青空に 深みを増すや 稲の色

しっとりと ....
ガラス玉 覗いてみたら 梅雨晴れ間
ガラス玉 覗いてみたら 別世界

ガラス玉 キラキラひかる 夏の朝
ガラス玉 キラキラひかる 蓮の上

ガラス玉 キラキラひかる 天の川

ブクブク ....
汗にじみ 背中の海に 風渡る
汗にじみ 風の涼しさ からだ満つ
汗にじみ 吹きゆく風に 夏の涼

ひとしずく 汗の流れに ひんやりと
ひとしずく 汗の流れに 我かえる
汗しずく  葉に垂れ ....
汗ばみて 涼しき風に 草の香

草刈りや 生命の痛み 青き香

刈られ果て 草の痛みや 青き香

青き香 包まれつつも 草悼む

草の香(か)や さっぱり切られ 嘆き声

月の夜に ....
アマガエル へさきに立ちて 空仰ぐ
アマガエル ひとり空みて 鳴いている
アマガエル 楽器となりて 空響く 
アマガエル おなか膨らせ 楽しそう
アマガエル 水の鏡に  我映す
アマガエル  ....
台風や ニワトリ小屋も 飛びにけり
台風や 我が身に熱気 乗り移り
台風や グンルグンルと 空を行く
台風や 宇宙(そら)から見れば 目玉焼き
吹き渡る 初夏のかおりよ 青き空
風運ぶ  初夏のかおりよ 果てしなく

空いっぱい 初夏のかおりの 満ち満ちて

空駆けて 生命を運ぶ 初夏の風

すがすがし 初夏の風に 包まれて
 ....
青嵐 呼ぶがごとしや 朗読夜 

見えねども 会場つつむ 桜花

青き花 目に爽やかに 夏を呼ぶ
コオロギの 声につつまれ いい湯だな
コオロギの 声につつまれ ポッカポカ
コオロギの 声につつまれ 夢心地

草の原 生命かがやく 虫の声 
虫の声 生命みちゆく 草の原

秋雲も 晴 ....
生命がみんな輝けるように
奪われる生命への憤り
美しくも残酷な世界
天国でもあり地獄でもあるこの世界
死ゆえに生命輝く世界
生が満ち死が満ちて
生命のいとおしさ
生命の気高さ醜さ
優し ....
我が友 ねこちゃん
子猫の時から13年
長いつき合いだった
もっとも、飼ってたわけではないが

伯楽寮の主であり伯楽寮そのもの
伯楽寮のアイドルにして最高の専属モデル

初めは、当時唯 ....
(1) 思い出

木々に囲まれて佇んでいる
二匹の恐竜のごとき建物

四畳半の二階屋
最後にヒヨコと共に住んだ部屋

六畳の長屋
五年間,ネズミと共に住んだ部屋

焚き火を囲む影 ....
どてかぼちゃ
どてかぼちゃ 
ぼくは ぼくは 
どてかぼちゃ

ハ〜ロハ〜ロ
ハロ〜ウィン〜
やってきた〜
僕の出番が
やっときた〜
一年一度の
主役の日〜 ....
ゴロリと 目を覚ます
小さなネズミ 倒れてる
口から 真赤な血を 流し
ネズミが バッタリ 倒れてる
マンガみたいに ペッシャンコ!
風で飛びそに ペッタンコ!
きっと 俺に 潰されて
 ....
人が舞い 風が舞う
剣が斬り 扇が切る
ササラ 舞い 黒尾 舞う
風を 纏いて 舞い踊る
風を 切り裂き 舞い躍る
ヘンバイ 踏みて 風も踏み
ササラ 倒して 風 倒す
鹿が舞い 鬼が ....
燃え上がる 自転車!
それが 炎の始まり。
叫びとともに 運ばれた 炎が
対岸に 出現す!
そして、
小舟に 乗り移り、
たいまつ 来たる。
徐に 回り出す 炎。
次第に 加速をつけて ....
guchi_k(95)
タイトル カテゴリ Point 日付
マフラー (2003.11)俳句009/2/18 19:01
音  (2003.11)俳句109/2/16 18:58
画家の佐藤陽香さんの個展に行って (2003. ...俳句009/2/14 18:52
岩手・小岩井農場に行って (2003.10)俳句109/2/13 18:40
酒 (2003.10)俳句009/2/10 19:27
もみじ (2003.10)俳句109/2/5 23:02
月&客  (2003.9)俳句009/2/4 18:46
犬花火ゴキ  (2003.8)川柳009/2/3 19:17
花火 (2003.8)俳句009/2/2 19:59
花火  (2003.8)俳句009/1/29 20:41
犬  (2003.8) 俳句0+09/1/28 19:17
西瓜&七 (2003.7)川柳109/1/27 19:24
西瓜 (2003.7)俳句009/1/20 19:20
七 (2003.7)俳句008/12/26 21:00
梅雨 (2003.6)俳句008/12/23 20:14
ガラス (2003.6)俳句108/12/19 19:30
汗 (2003.6) 俳句008/12/19 0:15
草の香 +猫 (2003.5)俳句008/12/17 19:22
カエル  (2003.5)俳句008/12/16 19:55
台風 (2003.5)俳句108/12/11 23:05
初夏 (2003.5)俳句108/12/10 19:43
「桑島法子 朗読夜〜青嵐〜」に行って俳句108/12/9 19:13
秋〜冬 いろいろ俳句108/12/3 19:08
今に至りて自由詩008/12/2 18:50
ねこちゃん自由詩108/11/24 19:01
伯楽寮自由詩008/11/20 21:36
どてかぼちゃの歌 ハロウィンver.(不完全版)ver.1. ...自由詩108/11/13 19:56
行き倒れ(踏んじゃった'08)自由詩008/11/5 19:39
風舞自由詩008/10/29 20:50
炎舞自由詩008/10/27 19:54

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