雨から身を守る道具としては
七割の完成度
軽く三割は濡れてしまうもの

完璧でない
アン・バランス

正に
人が持つべき
人の為の
人に似た
道具ね
紙面に一字一字綴っても
前に進めないし
後ろに戻れないし
涙も乾かないし

常に左手には消しゴムを
弾力、四角、純白、
これを死んでも維持する為
使う事はない

他の生き物は
紙 ....
怒ってない
怒ってない

だから

あなたが私に飛び込んで来ればいいのよ
何もカウンターで左アッパーを
当てようなんて考えていないから
水面に爪先から降りる人に
絵に描いたような翼は
?無い?

静かに波紋を拡げ
音も無く沈む背中を
?眺める?

ゆっくりと確実に
淡々と逃げるように
?価値も時間も?

背景は ....
手を添える
表面温度37℃
微熱
医者はいらない

自転車で坂を下れば
粗熱も拭える

漆黒の昼下がり
全ての丸い果物と下る
あなただけ西瓜は特別


そして 存在を消したは ....
元気が無いんなら泣けばいいのに
泣け無いんなら元気を出せばいいのに

考えるんなら行動に移せばいいのに
行動に移せないんなら考えなければいいのに


いんなら いんなら
いいのに いい ....
満月に小指を立てて
ぼんやりした小指の輪郭
私は月光の輪郭しか認識出来ない

手紙頂きました
メールは軽石の投げ合いですものね
お金と時間を費やすに値する
重たい言葉


でも 見 ....
キラキラ ギラギラ
目に映る夜の遊歩道


魅惑と疑惑


分かってみます
大人になりますから

昼下がりの道具は全て破棄
輝く汗も
眩しい好奇心も
生きる為だけに

遊 ....
ここに繋がれ
二年と少し

俺の部屋
上から見下す奴がいる
いっつも目が合う


犬が笑う


人間どもよ
笑うのは人だけの特権か
お前達だけが特別だと
勘違いするなよ
 ....
庭の犬小屋に繋がられている犬
2年3ヶ月とちょっと

俺の部屋は2階
窓から見下ろすと
いっつも目が合う


犬が笑う


それも目が笑ってる
三日月だ
不気味な程笑ってる
 ....
高く留まっている小鳥は
降りて来ない

輝く羽を守りに入る
汚れた手で失うなら鳴く事は無い

誰が為に地球は回っていると感じる


私かも 僕かも あなたかも


そんな高くに ....
触るな!
触るな!
口を付けるな!


真っ赤な太陽
縞の囲いの
甘いプールに
小さな悪魔たち


俺のスイカだ!
まず新聞がポストに入る頃
パレットを洗い流してストレートに言うと
夜明けが大好きです

午前3時から夜明けにかけて
何かが変わるかも とか

窓の近くにある机
椅子に座ればいいのに
 ....
フワフワ浮かぶ気持ちを
風の船に乗せて
あなたに届けます

晴れた日に
爽やかなペパーミントも一緒に

鳥が周りを囲んで
猫が鳴いて
犬が吠えて
子供がワイワイ

あなたの玄関 ....
テレビの向こうに咲く花を見つけた
優しく力強い女の子
仲間に一滴の水も与えない情けない子とは違う
君に視線を釘付けにされる
玩具番組のチャンネルを変えたいのに

どうして邪魔をするんだろう ....
絡まったヘッドホンのコード
音楽に集中できない 私

頭の中
解く為の回路と繋がる嫌な回路
更に音楽に集中できない 私


耳の意識を高める
忘れた誰かのハイトーンボイス
何故か心 ....
7を三つ腕に抱えて旅に出る
こんな良い旅立ちの日はない

この上の人も
この下の人も
7を三つ抱えている

トリプルセブンのラッキーセブン
トリプルセブンのラッキーセブン

語呂が ....
畑の真ん中に残された僕
両腕は 真一文字に棒の様
関節なんてありもしない

足は土の中 固定されてしまった
この場所が全て
スキップなんて夢なんだな

山が遠い 空が高い

棒の腕 ....
綺麗な言霊の尻尾を
自分の歯で捕まえておいて
絶対に?はなさない?で
後で恥を掻くだけだから

あなたが産んだ物は
既に生まれていた物
?はなす?事をよく考えて
一度飲み込んで

 ....
あの日から
月は止まり
太陽が語りかけ
僕だけの星が生まれた

未だに雨と病院の匂いだけは
好きになれない

人生が楽しかったとは限らないが
彼女に見放されない為に必死だった

 ....
人は星になる

誰が言ったのか
私は理解出来ない
輝いていたくもないし
愛する人の頭上にいたくもない
なら早く人間にしてほしい

私の身体はずぶ濡れ
右手はベランダの手すりに掛けたま ....
死は呆気なく残酷である

豪雨が容赦なく車体に撃ちつけられる
不安と恐怖を増幅させるBGMは
中の少年に?男の子は泣いてはいけない?
というくだらない法則を完璧に無効にさせてしまった

 ....
夜の海
月の下に浮かぶ君
余命三ヶ月

メールなんかで伝えてくるなんて
近代文明は余計な事をしてくれる

僕は罪を犯しているのだろうか
肉も 魚も 野菜も 食べる
嘘も 争いも 差別 ....
『目覚めなければ良かった』

なんて
ありきたりな言葉を吐かないで

眠りに落ちる瞬間が分からない恐怖に
悩まされる時があるのに

目を閉じて闇を意識し過ぎているんだろう
想像力がな ....
たまには『僕』からでもいいだろう

僕は列を崩さない 昔先生に怒られたから
列を崩さない事が正しい事

僕は列で騒がない 昔先生に怒られたから
列で騒がない事が正しい事

僕は列に遅れ ....
どうにも出来ない事があるとすれば

“時”が駆け抜けるのを 追いかけて捕まえるのは
勝負にならない

だから次の“時”を 待ち伏せて
罠にかける


卑怯者だと言われるのだろうか
 ....
コネクト完了
これで一生離さない

僕は君に恋をした

色んな角度から一日中君を眺めてたけど
美しいんだ
青のグラデーション 輝いていた

付き纏う僕を
どう思っているかは分からな ....
勘弁してよ
一生離れてくれない

私はあなたにストーカーされてるの

いつも私の周りを一周しながら眺めてる
イヤラシイ
お肌も荒れてるし 少し表情が硬い

何を考えているのかしら
 ....
森に囲まれた場所に素足で入り込む
土足厳禁

風船を右手に
チョコレートを左手に

ベンチを探しているんです
この子達も疲れてきている様なので

空気に漂う輝く粒子
綺麗で済まして ....
自分は一人ではない

君に死ぬ権利は無い

多くの魂から生き残った奇跡を

踏みにじるだけの価値が無い

死ぬのもそれなりの価値がいる

世の中から必要が無くなった価値

全て ....
酸素の枷(132)
タイトル カテゴリ Point 日付
アン・ブレラ自由詩2*07/9/11 20:39
I want to become the eraser of ...自由詩3*07/9/3 22:28
幻の右自由詩3*07/9/2 22:19
目撃自由詩2*07/9/1 23:16
風化人狂気の果実 光添え自由詩007/8/26 21:11
親愛なる十人十色様自由詩2*07/8/24 0:29
Really Purity自由詩107/8/11 21:32
取捨遊歩道夜行自由詩007/8/11 0:18
犬人条約 〜犬が先なのは犬の立場から〜自由詩3*07/8/8 19:52
人犬条約 〜人が先なのは人の立場から〜自由詩2*07/8/4 22:32
誰もが優雅に木に絡まる自由詩3*07/7/28 20:39
俺だけの夏一途自由詩107/7/24 23:23
夢は夜明けの彼方たち自由詩2*07/7/21 9:33
brilliant balloon自由詩1*07/7/14 21:27
救いの花自由詩107/7/12 20:56
ハイトーンボイス自由詩4*07/7/8 20:05
願わくば7の誓い自由詩007/7/7 22:32
スケアクロウ自由詩6*07/7/6 23:18
non メモリアルパッケージ自由詩007/7/2 20:59
宇宙ヲも跨ぐ呼吸 ----サイクル----自由詩2*07/6/30 22:08
星ヲも汚す思考 ----シフト----自由詩007/6/29 22:27
太陽ヲも欺く視線 ----コネクト----自由詩2*07/6/26 21:29
月ヲも止める鼓動 ----リミット----自由詩1*07/6/23 22:25
Space of Input自由詩007/6/22 19:52
自己主張自由詩3*07/6/20 21:23
ノーベル卑怯賞自由詩2*07/6/19 21:36
Morth自由詩107/6/16 21:50
Earon自由詩007/6/16 21:50
全ての命に安息を自由詩107/6/15 19:55
ワーキングホリデー自由詩0*07/6/13 23:26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 
0.21sec.