そこの店の品物に
僕の心は吸い取られた
値札を探すけれど見当たらない
店の人らしい人に尋ねてみた
『おいくらですか?』
『これはお金じゃ買えません。
あなた自身 売ってください ....
ゆっくり ゆっくり 大きくなって
くるり くるりと まわってる
虹の川が 流れ出す
おそる おそる 空に飛ばし
ふわり ふわり 飛んでいる
私の顔も 町の風景も 写しながら
時は過 ....
子供達の笑い声
今ではもう解らない
枯葉が地面に落ちてくる
空は暗くなってきた
昔 憧れた世界
そして 今までいた世界
ヤドカリが大きな殻を求めるように
そして小さな殻は 捨てられる ....
お互いの気持ちって難しいね
そう 線路のように 電線のように
目的地がないから
砂漠の旅 永遠の旅
いつも一緒にいるのに
カガミの気持ちはわからないね
言葉で表してみても
すんなり受 ....
かぜが ふく
きぎが ささやく
はが おちる
そして
わたしはなく
こらえていたものを
かぜに はこんでもらえるから
なきごえを
きぎのささやきで けせるから
なみだを
....
書いてはいけない言葉を 消そうとしたが
この消しゴムでは消せない
もし 消えたとしても
心を削り
その言葉を消した時に出たカスが残るだろう
その言葉の跡が 心にくっきりと残るだろう
....
『頑張ったね』
どんなに 響いたことか・・・
あぁ やっと
気が付いてくれる人を 見つけた・・・
心の穴が 喜びの涙でうまってく・・・
ありがとう
この一年 淋しかったけど
無駄なん ....
まぁいいかと 諦めさせても
心は
探したいという気持ちで 溢れてる
水道の蛇口とめなくちゃ
もう見つからないよと 落ち着かそうとしても
心は
でも まだ希望があるじゃないと 諦めない ....
小さい頃
朝起きて カーテンの隙間から一直線に差し込む光
そこが
天使が人間界に来るときの 入り口だと信じてた
夏の空が 澄んでる日
雲の上に 天使がいると信じてた
大きな雲を 見つ ....
桜をかけのぼる 一人の少女
ランドセルをカタカタならして
影が楽しそうに 伸びている
はたと止まった 一人の少女
目に 桜のつぼみを映して
少女の瞳に 花が咲く
そして
何度も振 ....
きょう ぼくは ひさしぶりにゆめをみた
ヨットのゆめでもなく
うみのゆめでもない
ぼくのすきなものの ゆめをみた
くものほうが じめんより ちかくにあるもので
はなびより あかるいもの
....
雨が降ると
外に出ることが 億劫になる
雨と 仲良くするのは難しいことだな
だけど
雨があがってできる 水溜りは
光に反射して
....
いつも同じ場所を見て
ちょっとしたちがいに 喜びを感じてる
ほら 今日は何時もより空がきれい
ほら 今日は何時もよりムシがいる
同じところみて 喜びを感じると
今度はもっと広い世界へ飛び ....
雪降るとき
すぐに白い絨毯になるわけではなく
まず初めに
とけってしまった
雪が地面を覆い
それからやっと
白い雪が 積もってくる
水になってしまった雪のためにも
綺麗な雪になろ ....
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