一生「お母さん」と呼びなさい
お母さんは
「お母さん」と呼ばれる人 ひとりじゃないこと不思議じゃない
でもあなたがお母さんと呼べる人はリアルタイムひとりしかいない
離れたって
ず ....
あんたが帰ってくる前に
あんたが大好きな
大きなお皿作って
がんばってテレビ見てたんだ
早く帰ってきて
ってカチカチを追いかけなくてもいいように
全部を集中させて
見てたつもりなのに ....
映るものでしか見たことない自分
今までずっと一緒にいたこと
誰の耳にも間違い話に
聞かれないのに
会ってみたい
一生に一度以上
コンビに未満(開店から閉店まで働き続けるコンビニエンス未 ....
あの頃の夜景は大きくて
今じゃ気づかない
靴底と背比 ....
ありがとうございました
上手くいかない人の名呼び
軽々去っていった
もうそんなことは
なしにして?
「つちやさん」
朝彼女がわたしを呼ぶ
「今日で辞めるのでありが ....
時計と遊ぶ
いつも縛られるものから逃げずに
向き合うことができるように
デジタルはチカチカして
モノクロはゆっくりゆっくり動く
モノクロの世界にいた
私は
追われるもの
カ ....
灯篭流し
夜に反射する黒川
夏祭りに
テキ屋で はす向かいの少女が買った
りんご飴浮かび
ボクが昨日朝食べた
欠けた月
コーヒーを入れたので
黒川に
流しました
塩加減を覚えた
大人になれた気分で
恋をした
でも
どんなに砂糖を振っても
ボクの声は
甘くならない
どんなに
油を注いでも
キミの心は
熱くならない
料理
....
開けられた夜空
閉められた朝焼け
自由の窓ごし
時間のカーテン
人を縦に横にし
動かして
あいさつを枕元の置く
goodから始まる
時計
(日本文学館 ....
足りないもの
欠けてること
完璧なんて語
ないから
言ったって
答えいつも
ゴメンネだから
ゴメンネ
また掛けたって
人生めちゃくちゃにしちゃう
軽いお詫びの品 ....
ここは
ボクたちが二人きりで来た
初めての海岸
展望台
風が強かった
でも 繋いだ手
互いに脈を数えながら
温かいものが 二人の距離を近づけた
コートの季節に春のにおいが漂って ....
しほが着ている服が好きだよ
ねえ
古着屋に行こうよ
って
昔出会った女の子
久しぶりに会って
互いに目で女子高生を追いかけながらの会話
雨がシクシク泣いていて
異臭放つアス ....
電車
向かい合って座るくらいなら
街
タバコの煙交換するくらいなら
いくらだっている
人の中
一番いっぱいの
感情投げつけた
あなた
離れること
あれば
あた ....
友達づたいの言葉に
涙浮かばせたって
真実には映らない
鏡
うそつくことなく
映るのは
白いケーキにのった
季節外れの
赤い苺の
鼻
季節外れの涙
瞳に反射するわ ....
「いつまでやっているつもりですか?」
ただのアドリブ
ボクの気持ちなんて
その成分に
含まれていない
「どこから来たんですか?」
ただの寝言
全く意識なんてない
そ ....
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