爪先立ちのステップ
誰の名も繰り返したりしないよ
花園の壁に書かれた落書きの意味
きっと誰にも分かりはしない

そこにあるのは紅い花弁それとも
君が残した残り香なのかな
甘い痛みを毒と読 ....
 羊の群れに飛び込んで
 いつかそれは白い雲になり
 最後の命を燃やすように
 白い線になって消える

 青いガラス玉をフローリングに転がして
 透明な影に恋をする
 きらめきを乗せて
 ....
全ての孤独を共有して
君が明日居なくなればいい

全て君が背負ってしまえばいい
すぐに崩れ落ちるプライドの欠片
追剥みたいに全て脱がされて
生身の肌を晒して

優しい痛み生まれるため
 ....
しぬのはこわい
勇気なんてこんな時に使う代物じゃない

いきるのはこわい
勇気を出したってどうにもならない事ってあるよ

こわいものだらけで
僕はこの世界から消えてしまいたいと思って ....
真夜中の空気に触れて、夜行性の猫の気分
都会でだって星は見えるよ、ウソツキ。

暗い空を飛んでいく
夜間飛行の静かな旅路は
僕の想像を遥かに超えて、その先で
国境線をも越えてゆくのだ、ステ ....
なにかをもとめること
だれかがこたえること

いつからかおもわなくなった
むかしはすごくおもっていたのに
こたえとか、そういうんじゃなくて

ただ、しあわせになりたい

だいじょ ....
「好き」が加速している間は
とても心地良いから
勘違いして傷つく前に
ブレーキ壊すの

突拍子も無く訪れる裏切りに
善悪の区別なんて付かない
確定事項はただ一つ
トラッシュビンはこちら ....
愚かなまま沈んでゆく
定義をポケットにつめた
冷たい流れの中でいつも目を閉じた

耳に浸水、視界すら揺らぎに変える
何処かで小鳥が泣いている
誰も居ない静かなこの場所で

誰も描け ....
一つを取り合う形は何処から生まれたのだろう
生れ落ちた卵の形は誰がいつ決めたのだろう
あみだくじの線をたとえ一万回なぞったって
出口も無いの、迷宮入りした推理小説みたく。

二つになるに ....
ささいなことの定義を知らない僕たちは
もうずっと独りきりなのだと思った
泣き虫を殺した日
生命の容易さを知り己の容易さを知る
不確かで曖昧な波の中では皆が
ひとり、また、ひとりと沈んでゆくの ....
遥か彼方で優しさを込めました


オーロラの夜
砂浜に打ち上げられたイルカが僕を抱きしめました

良いよ
良いよ
僕はもう悲しくないから
君は海へ帰ってよ

涙を拭ってもどれほど ....
僅かな時を超えて深く眠りについた

終わりが来るから人生楽しい
って、誰かがゆう
それは夕方の公園、街灯の下辺りで
憂いゆく人々にそれは残酷に響いてゆく
かくゆう僕もその一人さ

 ....
ただの欲張り、僕は何も失くしたくない

あの蒼空の色を忘れたくなくて叫ぶ
世界の果てでコンニチワなんて、言えない
露になるのは悲しい嘘で満ちた心臓
苦しいと叫ぶのはいつでも出来た
けれどそ ....
独りで生きてゆけない
依存でもない、それは箱庭
視界に広がる世界は無限に見える
眠って起きる毎日の繰り返し
何処から何処までが一日か
知らぬままに息をする

ああ、名を呼んで
痛いほど ....
 色の無い世界の波に揺蕩い
 足元に地面は無く
 不安定な波の中足を深く突っ込む
 水飛沫のまぁるい光に目を細め
 僕等は、明日、居なくなります

 それは、震えるほど涙でした。
憎しみも悲しみも
その手の平で握り締めて
手を繋いでみてよ
その重みに君が泣くなら
僕は君の罪を食べる事が出来る
電車に揺られてみても同じだ
変わりない日常は揺ぎ無く通り過ぎる
僕はただ死んだ魚の目を借りて
この世界の住人を見ている

いつからだ、なんて愚問だと思わないか
記憶に無いものを引っ張り出す ....
本当はずっと痛かったんだ
傷は無数にあって
痛みは鈍くなって
それでもずっと生きてたんだ

白い呼吸
星空の孤独
夢見た全ての幻を掛けて
雪を降らすよ
遠いオーロラ
本当に七色 ....
甘い声を返してね
星空は落ちてこない
苦しみより悲しみで
涙で溶かしてみたいの
真っ赤に染まる夕陽は何色
貴方の瞳に映っている満月より蒼い?

舌先で消えたチョコレート
くれた貴方 ....
切りつけられた痛みは何処へも行けない
刻まれたままで足が無いもの
誰も消そうとはしなかった
その努力すら切り捨てられた
何者もその跡を追跡しなかった
僕はそうして大人になった

理不尽で ....
一人分の命、今零れた
その手の平の温度で溶けて
一つになりたい
一つになりたい
君と一つになりたい

私が消えれば貴方になれるの?
貴方が消えれば私になるの?
溶け合う心より確かな ....
言霊を何度も何度も零してみる
愛しい欠片を抱きしめてみたって
例えば、君が欲しい言葉をあげてみたって
明日になれば忘れてしまうなら
零れた先で君に言いたい

僕の欲しい言葉一つ
君の唇で ....
風の中に紛れて二度と見つからないかくれんぼがしたい
探す人の手をすり抜けて
撫でるように、詫びるように
その言葉は繰り返されて、いつの日も繰り返されて

もういいかい?なんて聞かないで欲 ....
深く深く眠りについてよ
記憶の底に辿り着いたら
その扉を迷わず開けて

世界の終わりが見えるよ

小瓶の中の錠剤が零れ落ちても
目を覚まさないで
旅立ちの朝
小鳥のさえずりが聞こ ....
 思い出すのは
 赤いクレヨン
 無造作に引かれた線は
 僕の手の上を通る曲線

 覚えているのは
 ピンクのリボンと
 悪戯な君の笑顔
 切り揃えられた髪には天使の輪

 小 ....
メロディー譜を投げ捨てて
言葉だけ拾い集めた日
音に乗せる必要なんか無いって
私にはこの言葉一つあれば良いって
頑なに信じていたから、夜明け

夢だってあって
絶望は少しずつ箱に詰め ....
生きる事を忘れた
そのニュアンスはとても
息をするのを忘れてた、はは。
その響きによく似ていた

笑い声が空しいのは
自分が其処に居ないから

不愉快だと怒鳴り散らして
いっそ傷 ....
その衝動は何処から来るのか
夜中のベランダ
眼下に広がる街並みは、全て夢のように見える
歪んだ光
衝動はゆっくりと確実に私の鼓動を蝕んでいる
――飛びたい!
飛んだ瞬間も、その後も、必要な ....
 棺の中に詰め込んだ眠りから冷気が漏れ出している
 その内に、遥か遠い上空から神が降り立つ為に
 死者は永遠、神も永遠 永遠を欲する人々の群れ
 生かす者と殺す者、その狭間を生きる者
 三角定 ....
冷たい指先から蝕んでいこう
蔦に絡まって夜明けを見よう
廃墟の中のオブジェクト
あれは、人だよ
あれは、生き物だよ

リスの子供が言う事には
あれは世界遺産らしい
最近ママが教えてくれ ....
りぃ(182)
タイトル カテゴリ Point 日付
神様の秘密自由詩106/10/6 4:09
空色ビー玉自由詩306/10/2 4:21
わがままな、うた自由詩106/7/15 12:13
イレイザー自由詩006/6/28 1:04
夜明けの来ない街で自由詩206/6/17 22:25
ハピネス自由詩106/6/10 14:55
真夜中恋愛高速自由詩106/5/23 20:02
水中眼鏡[group]自由詩206/4/25 22:11
蒼空の迷宮自由詩106/4/21 23:00
オトシモノイチワリ自由詩106/3/21 11:40
イルカの背中にオーロラの涙自由詩206/3/4 21:01
永遠に、さよなら自由詩106/1/28 5:28
透明人間[group]自由詩106/1/19 23:41
箱庭から見ていた自由詩106/1/8 1:56
The sea without a color自由詩305/12/17 3:54
林檎の木の下で自由詩105/12/8 21:48
水の中の呼吸自由詩005/12/2 5:56
えいえんに、なみだ自由詩005/11/30 21:33
スウィートハニー自由詩105/11/26 18:30
冷たい足自由詩205/11/19 16:41
おしえて自由詩105/11/17 21:52
ことのはぽろり自由詩105/11/14 10:11
隠れんぼの行方自由詩005/11/6 16:56
それは、終らない世界に響く自由詩105/11/2 10:17
境界線の引き方自由詩205/11/1 18:17
朝のメロディ自由詩105/10/17 20:14
始まりの場所で自由詩205/10/9 20:29
浮遊街自由詩005/10/9 3:07
嵐の後で自由詩105/10/3 22:47
緑の星へおかえり自由詩205/10/1 19:04

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