一人暮らしの黒紙折子 生計支えるアルバイトは気の重いウェイトレス
それにしても今月の頭から鳴り止まない時報に困り果て 湿気て痛い頭を抱えて
しゃっくりに似た定期的なピンポンダッシュに疲れ果て  ....
 上 ”鈍器を奉呈すれば何でも手に入る”


耳を剥製にして、ゼラチンで流れる歌舞伎町を、笹舟に乗って下る。
笑顔のうねり、スキンシップの渦、枯葉は醗酵して流木は勃起する。
酒と煙草と調理油 ....
 泣き喚く蜜柑の皮に雪布団

広島県倉橋島南部に生まれた猪の火之吉 産着は葉っぱの山桜 子守唄は鶯の声
父の血筋は気高き武士 獅子の如き意志には鬼気すら漂う高貴 仰々しい野生児
山の主として鳴 ....
黒糖ココアを淹れて ジャスミン香を焚いて グレゴリア聖歌を流して
オトコの上で未然形の独善が座禅
「やぁ プリン動乱粥とすると
 痣 梨ん絵 ずだぼろの家
 囲い波浪の芯 自衛に」
とオンナ ....
重箱の隅で体育座り
蜘蛛の死骸を突ッ付いてたら
急に訪ねて来た宇佐美の馬鹿が言うこっちゃあ
「ネガチヴつのは要するに過保護の御加護の籠、」
何を分かってんだか分かってねえんだか
我が道進んで ....
(Peek"824545201": High-Collar-Acid to 13 of Liminous Alumium)


夜の九時
腹減りぬ
夢の中に野良犬は居 ....
羞恥心の要んらん肉布団の重心で逆子のふりして対角線上で待つ週末、
「超弩暇」
思索が狂牛病になったら、深い空中を泳ぐフリーズドライの肝を吸う。絶紅潮なストローで。
アッー!過酸化水槽沈んで未 ....
 ●ひい『切ればみんながついてくる』


新木場綾之子(以下S)「雑木林を切りますよね、すると抗癌剤が売れます」
真下草継(以下M)「火の無い所に限って煙が立つ(笑」
S「それは煙がみんなを ....
愉しいトレハロースには足が無いので
立ち泳ぎに疲れた僕らは毎晩
適当にチューニングをする
「糖分足りない甘い恋 VS 2.2*10^(-6)) 秒の私生活」とかいう特番にチャンネルを合わせ
残 ....
ぽつ、

ぽつん、

「ゆーふぉー見たい!(You, hold me tight!)」なんて何て素敵

大人しく、

雨垂れで素麺でも食べましょうか。ね。



【証明1】
 ....
# "Hypochondrie"


真鍮製の飼い犬の交尾を見世物にしなさい
放物線なら黒い牛皮のしなりを写生しなさい
私の背中に治具を当てて看板娘を設計しなさい
 ....
隠者のような断り書き「ずつと見てゐて
真っ赤な碁盤
 指された後手三七ガングリオン成りビショップ
  (受動詞は常に感謝している)
汗とアセテートを握る昆布
学ぶ目さっきの決断ジョッキの中コ ....
辛抱堪らんな溜まったまんまだったわ私、ラッカーでも浴びたかのようにして息苦し、
ほら空!
見ててね、荒れてる雲の鱗粉が乱交してんだわ正午っから馬ッ鹿。
ずりい、ずりいのね。
で、
痺れた豪雨 ....
擦り切れた運河の通う右手
醗酵した噛み煙草

泥酔したピッチャーとキャッチャー 砂銀状の阿吽 チタン八重桜の繚乱の下 その然呼
出した舌 聾唖の陶具が飾られた右瞼の桐の棚 是の否の無連奏 擬人 ....
【1】

紙やすりで折った千羽鶴が親指を磨り減らします。

潰れた美容院の裏のポリバケツの中に、
いっぱいに詰め込まれた髪の毛の上で、
私の未曾有の裂傷が、
思い出と一緒にランバダを踊り ....
宗太は朝方、警察についていきました。

そこは樹海の、
小道からよく見える位置でした。

丁度、立っているような姿勢で、
声をかけたら届く距離で、
幸枝は青緑になっていました。

長 ....
『2.夢想家ソーダ』



モザイク細工のボトルの中で立ち上がる、
ぼろ切れのようなクヌギを愛と仮定して、
3つの果物を吊るしておきます。
オレンジと、バナナと、巨峰です。

悪い少 ....
『1.冷たい魚の大唾液腺』


電気を消して
皮を剥いて
私を解体して下さい
果実か何かと同じような扱いで
その時と同じ目で気持ちで

誰かの切り取った
誰のものとも知れない心臓 ....
キムズカシヤーノさん烏骨鶏を埋める
電気料金の滞納によって蛍光灯が消える
奥の部屋からは奥さんが誘う
烏骨鶏は超硬石膏の中で退屈

キムズカシヤーノさんカーテンを閉め切る
緩んだ蛇口から落 ....
黒焦げた棒を振ってバランスをとる
病弱そうな警察官が交差点のド真ん中で
交通整理をしている

「ちむちむにーちむちむにーちむちむちぇりー」
と歌いながらサクランボを食べる女性が
漕ぐブラン ....
言葉も朽ちる
地平の奥へと
ウランで造ったサイに乗れ

中は狭い
しかし未開の道よりは広い
肌に冷たい
しかし何を腐らす懸念も無い

肋骨の
はめ殺し窓はウランガラス製
焼け付く ....
私が育てたサナトリウムの
前庭の小さな丘の上に置かれた
半分朽ちた木製の椅子に
座っているのは私の父さんです

消し炭の鳥がうまく滑降して
門の上から同情を呼び寄せます
五分ですか?半年 ....
何かのサイレン その低音域に化粧した夜
まさに 夜そのもの
発電機のような猫から漏れる喘ぎ鳴き声
まばたき またたき またたび 眩暈で繋ぐ命も揺らぎ
街灯の嘔吐する光 は景色 を八つ裂き にし ....
+++++++++++++++++++++
+駆け抜けるは陽炎+爪に焦げた風+絡まり+
++++++++上+痕+点++車+++++
+++早++雑+す+を+の+++++逃++
++引く手数多+ ....
「この梟どこから入ってきたの?」
「ふくろう?なんで?あっ、ほんとだ」
「え、こういう時って、どこ電話したらいいの?」




錆びた釘で漆喰の壁に留めてあるゲットーから来ました
 ....
19:00過ぎると
失神したての飛蚊症の雪が降る。
柳原魚屋は店終いをしだす。
臙脂色のシャッターを半開きにして
テナーとバリトンの混ざった真偽で愚痴る。
痩せぎすの長靴履いたエド ....
―1・鳥頭の浩司―


ついさっき
浩司は新鮮な2歩で近所の教会に初めて入り
3歩で誰かの語る神様を引きずり堕ろして
無理矢理に小銭入れの中へ押し込み
手早く生け捕りにしました

4 ....
集合住宅地に線を引いて
都合良く並べたドアノブを
ピッキングして歩くのは
沈黙を鍵にする私

苔まみれの地蔵を背負って
悪い芽を潰して歩く
惨めな真昼には背を向けて
未曾有の鰯、
鰯の骨、
骨の山を ....
雨の新宿区に顔を植えれば
必然的に淡い頭から悪い

沸騰した羊水で日清カップヌードルシーフード味を作る
植えた顔に乳液を塗り
重い餓えが鼻先に迫る温度まで見守る

床に広げた楽しい地獄絵図の上で
人 ....
薄馬鹿下朗だっきゃ工場さ勤めで長げくて、数年前から屠殺係についでらっきゃさ。
レバー上げれば格子さ固定されでら豚運ばれで、
レバー下げれば豚の首っこ飛ぶ。
一日中椅子さ座ってさ。

塗装し直 ....
人間(74)
タイトル カテゴリ Point 日付
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"RIFFofDONZIKI"はR.C. ...自由詩006/10/6 1:52
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