部屋の置時計は
カチカチ時間を
ループループ

その間に時の番人は
朝の広場と
夜の涅槃を
行き来する

僕は番人を追いかけて
時の狭間で
右往左往

もがく僕を見て
番人 ....
壊したければ壊せばいい
時を刻む鳩時計に
僕は呟きながら近づく

時の流れは悠久の中に

そう感じたって
僕の時間は秒刻み
いっそ耳を削いでしまおうか

時の流れを数字が教える
 ....
取り繕った外皮を剥がすと
残るのは絶望かや不安かや
なまなましき肉はつぶさに伝えよう
明日はどの仮面を被るかや
掃き溜めの中で考えゆく
戯言かくありけり
暗い部屋に灯したキャンドルに
揺らめきの中意識する

光が一瞬瞬き
闇が一瞬交差する

揺らめきながら
ジリジリと音を立て

必死なお前に
かける言葉が見つからない

もしも
 ....
何も決めないでおこう

決めることには抵抗はないよ

だけど決めないでおこう

未来は不確か過ぎる

だから決めないでおこう

僕はかわるつもりだから
kuria(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
時の番人自由詩107/8/1 12:45
時の晩餐会自由詩107/7/27 19:37
或る道化師の戯言自由詩2*07/7/16 0:29
キャンドルの煌きに自由詩2*07/7/15 18:52
不確かな決意自由詩2*07/7/14 23:43

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