もう 2月も終わったね
 おまけのついた
 今年の2月

 わたしはあなたの
 おまけだった

 だけど

 自分であるいていくね
 これからは

 だから
 
 さ ....
古い教会

脈々と
受け継がれる

祈り

神を信じ
祈りを捧げる人々に

わたしは
祈ろう

その願いが
叶えられますようにと
暗闇から
出てこられないなら

ランプをつけよう

彩とりどりの
ランプをつけて

虹色に灯るランプは

この部屋を
暖かめてくれるよ

暗闇から出てこられないなら

ランプをつけよう

ほのかに
や ....
俯いて歩くのも
悪くないよ

ほら、

ハートの石、
見つけた。
彼女は車を降りて
ドアを静かに閉めた。

結局はささやかで
しあわせな四年間も
こんなもの。

「彼とは別れたから」
玄関を開けるなり
母親にそう告げた。

「何で?どこが、なに ....
僕は
いつも通り
彼女を家に送り届けた。

「ありがとう」
それから少しの沈黙があった。

僕はタバコでも吸いたいな、なんて
考えていた。

「ささやかな幸せな時間をありがとう。」 ....
bird'eyeが
空色を映して
咲き始めた

もう春

ぶれることなく
春の道を
歩こう
たぶん
暗闇

こころに
色なんてない

色が
色を
呼んで

こころに
形なんてない

形が
形を作って

遠いところに
ある光

とりあえずは
あの光を

目指して
賑やかな街
漲ってゆく街を

歩く

レンガの
四角が
どこまでも続いて

見えない
足跡が
たぶん
いっぱい

俯いて
歩く

漲ってゆく街

一瞬の静寂
病室で寝ていると
コツコツと足音がする

それは
アイのサイン

病院にいる人たちは
みんなスリッパ

スタッフだって
スニーカー

革靴のあのひとの足音だけが
コツコツ響い ....
振り向かないでね
そのまま
そのままでいて

わたしが抱いている
この肩が
この首が
この背中が

わたしが全身を抱きしめているから

だから

物音がしても
振り向かない ....
まるで
ほら

粉砂糖かけた
クッキーみたいな
葉っぱ

あのひとにも
粉砂糖降り積もって

そろそろ
暖かい部屋に入って
お互い
かじりっこしようよ
駅前の
風景が変わった

再開発の名で
故郷は跡形もなく

クレーン車が行き交い
ミキサー車がひっきりなしに出入りする

変わりゆくもの

どっちみち
変わっていくのだろう
 ....
永遠に議論になりそうで深刻な問題、
「卵かけごはんに何を入れるか?」

・揉み海苔は絶対外せない
・ちりめんじゃこを入れたい
・しょうゆのみ!
・味の素、入れていい?
・鰹節がなきゃ
 ....
わたしは

耐え切れなくなって
海へと走りこんだ

冷たい海に
飛び込んで

もう

これ以上はもう

わたしは大声で泣いた
真っ青な海の中で

浮き上がったわたしは
 ....
ひとりでも
淋しくないよ

だって

素敵な
カレシを待ってるの
とりあえずは
こんな風に
生きてみようかな

雪から
顔を出す
白いたんぽぽのよに
あたしは

どこにでも
行ける

背中に
羽根だってついてる

足りないのは
あと一歩の勇気だけよ
空が
開いた

梯子が降りて
天使たちが
行き交う

その梯子
少しだけ
昇らせて欲しいの

会いたいひとが
いるから

花束持って
訪ねたいの

空が開いた

 ....
あたしの気持ち

もういらないから
全部あげる

甘いか
苦いか
わかんないけど

もういらないから

あたしは
新しい世界に
旅立つ

あたしの気持ちあげる
もういらないから
どうせ
さすらうことばかりで
生きてきたのだから

目差すのは

このまま海へ

端から端まで海
どこまでもどこまでも海

涙零しても
どうせ海の味と同じなのだから

冷た ....
見上げれば

青い空
白い雲
飛行機が白い軌跡を残して

バトミントンなんかしちゃったりして

出来すぎた木曜日

よく晴れた木曜日

ちょっとはずかしくて
でも

こん ....
待ち望んだ
朝がきた

何回泣いても
何回夢みても

夜が
また来るのなら

いっそ

朝に
おはようって

待ち望んだ
朝なのだから
開けるまでが

どきどきして

なかなか
開けられないの

えいって
気合いを
込めなきゃね

贈ってくれたひとの
気持ちが飛び出すから

ありがと

ありがと
 誕生日がきた

 子供のころ
 思い描いてた大人とはちょっと違うけど

 大人になって
 
 自由を手にした

 知らないこと 
 知らないって今なら言える

 かっこつけな ....
何かあったの?

そんなこと
忘れて

笑って…

笑お!
冷たく
凍えたこころが

だんだん
とけてゆく

雪を割る
新芽のように

あたたかい気持ちが
芽生えて
ぼくらは

朝の光を
深呼吸する

からだのすみずみにまで
光がゆきわたって

ぼくらは

光だ

この暗い世界に
明かりを灯す

光なんだ

きっと
僕らは

また
あの光を探しに
旅にでよう

確かにあった
あの

ある光を探しに
真っ白なままで
いられたら
よかったのに
風音(642)
タイトル カテゴリ Point 日付
如月にさよなら自由詩1*08/2/29 17:29
祈り携帯写真+ ...3*08/2/29 17:09
ランプをつけよう携帯写真+ ...1*08/2/29 16:59
Heart Stone携帯写真+ ...2*08/2/29 6:13
その夜の風に自由詩2*08/2/28 16:32
窓を開けて風の音を聴いた自由詩3*08/2/28 11:39
春告げ花携帯写真+ ...1*08/2/28 7:25
ある光携帯写真+ ...1*08/2/28 3:57
漲ってゆく街携帯写真+ ...3*08/2/28 3:24
足音がする自由詩2*08/2/27 12:38
蜃気楼自由詩1*08/2/27 7:46
sugar cookie携帯写真+ ...1*08/2/27 4:25
変わりゆくもの自由詩3*08/2/26 16:44
卵かけごはんに何を入れるか?散文(批評 ...5*08/2/25 17:47
おいしい海水自由詩3*08/2/25 16:56
ひな祭り携帯写真+ ...4*08/2/25 6:28
ダンデライオン携帯写真+ ...3+*08/2/24 11:56
どこへでも行こう携帯写真+ ...3*08/2/23 14:51
天空の窓携帯写真+ ...4*08/2/23 6:40
もういらないから携帯写真+ ...4*08/2/23 4:24
このまま海へ自由詩2*08/2/22 8:38
よく晴れた木曜日自由詩3*08/2/21 12:34
朝に携帯写真+ ...1*08/2/21 9:14
プレゼント携帯写真+ ...3*08/2/20 16:25
大人になれば自由詩3*08/2/20 8:43
どうしたの?携帯写真+ ...4*08/2/19 15:06
いぶき携帯写真+ ...2*08/2/19 10:18
朝の光自由詩3*08/2/19 8:05
ある光自由詩1*08/2/18 6:42
バージン・スノウ携帯写真+ ...3*08/2/17 10:59

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