朝陽の光を
浴びるみたいに

あなたの笑顔を
浴びていたいよ
さあ、
行こうよ。

先は長くても
靴ひもは
ほどけやすくても

あのひととなら
どこまでも
歩いていけるよ。
朝の陽を受けて
ピンク色に染まる
建物たち

朝陽のあたらないところは
暗くても

わたしも
あのひとの光を受けて
輝く

こころの隙間は
暗くても
静寂のなか
小雨に
濡れそぼった落葉は
ますます
赤く燃え

赤く赤く

いずれは色が変わるとしても

この瞬間は
深紅に染まる

泣けばそれだけ
こころの色も変わる

 ....
卵だって
割ってみなきゃ
生卵か茹で卵かなんて
わかんないんだから

あなたの気持ちだって
割ってくれなきゃ
わかんないよ
雨上がり
芳しい森の中

あの
曲がり角の向こう
何が待ってる?

何が待っていてもいい

こころに
想いだけ抱いて

森の中
深呼吸して

ふたたび歩きだす
雨音は雨音でしかなく
子守歌なんかじゃない

けれど
脆弱な僕らのこころは
雨風にさえ
敏感に反応して

風の音が
キミの泣き声に聞こえる

キミはそばにいるのに

風が強いね、
と呟いて
外にでる ....
落ち葉たちが
永遠の別れを
告げあっている

でも

いつか
土に還って
また
会えるね
その猫はがりがりで
ひとが近寄ると
走ってにげていた

少しずつ
餌づけして
わたしが行くと
鳴いて迎えてくれるようになった

少しずつ
少しずつ

あなたとの距離を
もう少しだけ

走って逃げないよ ....
夕方
泣き叫びながら

烏が木に集まっている

今日を嘆き
今日を慰めあい

寒さに震える
夜を迎える

鳥のなる木

それは
神聖で尊い

せめて鳥たちが
生きている
証なのだから
深い森のなか

長い長い
散歩をした

ただ
道を辿るだけで


あのひとに
そんな秘密があるなんて

知らなかった
深い深い秘密が

あのひとは
今日も笑顔だろう
 ....
一針一針
縫い込んでいこうよ

こんなふうに

キルティング・ツリー

わたしたちも
これからを
12月、クリスマス。

富めるひとは
ブランドでプレゼントを買い込み
庶民は
雑貨屋さんでかわいいものを吟味し
貧者は
せめてあたたかなクリスマスをと願う。

プレゼントは
考える ....
きっと
夜になったら
妖精が集まって

ダンスをする

月夜のなか
誰にも見られないように

月も星も
目を光らせて
邪魔者を監視してる

妖精の傘

ただひとつの名残

顔も洗わず

ふたりで温かい
ミルクティー

半分こにした
ドーナツ

どっちが
大きいほう食べる?

冬の寒い朝は
ふたりで寄り添えるから
好き

窓ガラスも
白く曇って

ね、
ふたりキスして ....
秋の夕方
たくさんの雲の下


やましいって
言葉の意味を
初めて知る
少しづつ
変わっていく
木の葉のいろ

少しづつ
変わっていく
あなたのこころ

少しづつ
変わっていく
わたしのいくさき
誰かが
森の中に捨てた
空き瓶

もう誰かは
忘れ去られているだろう

こんな風に
瓶を捨てたことなんて

飴色に変色した瓶は

少し
わたしに似て
ほかの季節は
去っていくときも

思い出しか残さないけど

秋は
たくさんのものを
贈ってくれる

ありがと
そして
永遠のさよなら

また秋は巡りきても
この秋には
も ....
冬がくるから

木々が
葉を散らす

一面のきいろに染まる
大地を
カサカサと
音を立てて歩く

一面の陽だまりを

あたたかき
陽だまりのきいろを
寒い夜

あのひとと
ふたりで
ワインを少しと
沈黙をわけあって

ねぇ
やっぱり私
あなたが好きだよ

この暖かさ
ぬくもり

もうなにも
いらないね

諍いも
 ....
まるで
血の色の
大きな月がでていて

僕のこころは少し
震えたけれど

キミが
ルビーみたいね
って言うから
少し救われて
僕はジェイドが好きだなって答えた

けど

血の色は
僕らに降り注いで ....
私には親友がいます。
ただもう会えないだけで。

今まで生きてきて
半分以上、
ほとんどの年月を一緒にすごしてきました。

今日は私にとっては
親友の月命日。
ほんとうは明日なんです ....
カサブランカから
蜜が滴り落ちる

そんな
ささいな出来事が

私の日常を
軽くする

花を見るだけでも

単なる日常が
あたしは歌がうたえないから

遠くから
ハーモニカで吹くよ

Happy Birthday To You

おめでとう
おめでとう

あなたに

お誕生日
おめでとう
満たされていく
月が

満たされていく
海が

満たされていく
わたしが

あなたに
チョコレート
どれにしようかな

って

贅沢な悩み

未来も
どれにしようかな
って
選べれば

それは
とても素敵な
贅沢な悩み
お願い

わたしを
あきらめないでね

わたしがどんなに
悪いことしても

わたしがどんなに
自分を傷つけても

お願い

わたしを
あきらめないで

こわい顔しててもいいから

ときには忘れてもいい ....
時計の針が走り続けて
止めることはできない。

こうやって
パソコンに向かっていても
眠っている間も
ぼんやりしていても

どんなことをしても
時間は過ぎていく。
時間は止まってく ....
朝から
さりげない

スマイル

テーブルの上に
残された
スマイル

ありがと
朝から
元気でたよ

もう
笑顔で
好きって言っても
いいのかな
風音(642)
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