窓辺でふたりして外を見た

遠く近く水田に空が映って
空も雲もあの水田からこの水田へと
だんだん動いていく

お互いなにを考えてたのかは知らない
でもこの時間がすべて
もう二度と還らない瞬間

やさし ....
満月には
ほんの少し欠けてる月が出てる

あの月を
空から取り外して
粉々に砕けさせたい

その時

月はどんな音を立てるのだろう
砕け散ったかけらはどんな色に光るのだろう

砕け散ったかけらを思いき ....
雨がふるかふらないか
曖昧なこの曇り空の下でも
人々は晴れやかに
「おはよう」の挨拶を交わす

昨夜眠れなくてぼんやりしてるひとも
ぐっすり眠って元気いっぱいなひとも
とりあえず「おはよう」っていう
 ....
テレビだって
顔だって
敷居だって
膝だって
ぼくのマクラだけど

やっぱりここが1番

・・・それにしても
クビ痛くないの?

その風は
わたしのスカートを
やさしく翻した

その風は
きっとあのひとのところにも
届くのだろう
わたしの気配を
少しだけ残して

あのひとはその風に気づきもせず
朝の支 ....
こんな夜のなか
泣いてるひとがきっといる

わたしみたいに
野いちごの赤いいろを口に含むと
なんだか悪いことをしているみたいな
それとも
なつかしいやさしいきもち。

赤いいろのたべものたべるのって
なんだか背徳感をおぼえる。
いけないことをしてるみたいな
こ ....
こんなベンチに
ふたりで
ただ座っていたいの

…だめ?

そんなに難しいことじゃ
ないでしょ?
毎日が
毎日が
ずっと続くなら

もう無理

でも
今日も明日には昨日になって
朝になれば明日が今日になっている

そうやって
人びとは過ごしていくのかな

毎日を
毎日を乗り越えて
誰かが落とした
小さな幸せを
少しずつより集めたら
こんな花になるのかな

薄桃色
紅色
そして白
グラデーションになって

小さなまんまるが
肩を寄せあう
そして
柔らかくふっくらとふくらんで

そ ....
あっけらかんとした
こんな青空

瞼を閉じると
浮かぶのはあなたの在りし日の姿

はじけるような笑顔で
誘われるような笑い声で

この青空の
どこにあなたはいるのでしょう
こんな空白のような
青空のど ....
嵐のあと
夜の彼方から
天空の風が吹いている

その囁きは
時に優しく
時に激しく

空へと誘われるわたしは
まだもう少しだけ
地上にいさせてと

それとも夜に
吸い込まれたいと
そっと呟き

天空の ....
風音(642)
タイトル カテゴリ Point 日付
窓辺で携帯写真+ ...4*07/7/21 0:55
この月は携帯写真+ ...4*07/7/21 0:28
この曇り空の下で携帯写真+ ...5*07/7/20 5:38
「ぼくのマクラ」携帯写真+ ...5*07/7/19 18:20
朝の風携帯写真+ ...8*07/7/19 8:22
こんなお月さまの下携帯写真+ ...8*07/7/18 22:57
野いちご携帯写真+ ...5*07/7/18 13:45
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