数珠繋ぎのテトラポットを登り
いつも地平線のありかを探した

カモメは空で首をかしげながら
背伸びする僕に不思議そうだね

心は遠く海を渡ってゆくけれど
身体は海を歩んでいけないん ....
雲は流れて空高く凍笛が聞え来る
低く遠い音色が木々をも眠らせた

背中を丸め暖炉に蒔をくべいれる


あの冬に父が踏んで創った雪の道
高く冷たい雪壁を辿りもがいてた

背中だけを ....
松尾多聞(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
海 を 渡 る 風自由詩103/11/29 19:05
凍 笛 が 鳴 る 道自由詩103/11/29 12:59

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