(霧が立ちこめたように暗い心の底流に横たわって…)






おい、このデザートの中には雑音が混じってる

おい、あの庭園の奧には悪魔が潜んでる


でも、耳に聴こえるのは楽 ....
この世界は酷く醜い
何故なら俺が酷く醜いから

気が狂うまで頼りなくさまよい続け、その都度自己嫌悪は強まるばかり

知りたいだけだったんだ、今在る世界が何なのか
ただ知りたいだけだったんだ ....
何時だってそう


今より良い場所が何時かやって来ると信じて…

悲し過ぎる未来の日々の青写真


人は、夢が叶わないことを知るから、逆にそれを切なく臨むのだろう

想像の額縁にま ....
ミタクナインダ

コンナ セカイ ハ モウ 

ザンコクナ シンワ ノ イチブ ニ ナリハテタ

コウハイ シタ ラクエン ニハ モウ カエレナイ

コロシアウ ナカデ ホ ....
動転したフランス人形の蒼い瞳に

死の灰を撒き散らかした曇天が深く吸い込まれていく


街外れの浄化槽には脚を悪くした犬が放り込まれ
とろけたその瞳からは最期の涙が温かく流れ落ちる

 ....
巨大な檻の中で保障される安全

独房に飾られてるのはホルマリン漬けのモラル

殺菌して焼き増しされたカルトはまた媒蝕され

リンチ中毒の平和主義者共に何度となく不具にされる

何処へ逃 ....
死神が彷徨く路地裏で楽園への整理券を手に入れた

コークの泡と共に一瞬で溶け溢れる炭酸的発想

コドモがクレヨンで描き殴った外国の海に沈み込み

其処から漂流したきり僕はもう二度と戻っては ....
冷めたパンプキンスープを飲み干したら
先刻までのゲームに戻ろうよ
君の伝えたい意図は僕には解らないけど
それでもいいんだ
今はただ、夕陽に満たされたプールみたいなグラウンドで
地図にない場所 ....
言葉は不純
言葉は不条理
言葉は語りすぎる
言葉は限界ある有限
言葉は既に総てを語られた
沈黙こそ永遠
無なる予言を尊ぶ


…と、このように、結局僕は自分の伝えたいことを言葉でしか ....
凍えそうな世界の最果てで

人等の悲鳴は今日も水晶の様に透明だ

裂帛たる幻影の集積から苦悶が雫の様に零れ落ちる

不確かな肉と骨と心臓を抱えるが故の煩悶

静寂に鼓膜を破れれぬように ....
切ない想いにとっぷり溺れながら
自分の中の決して定まらぬ心の細波に身を委ね、混沌とした夢のような現実をクロールする。

地理が、人のイメージの複合物が、裸のまんまの僕の中の中に電気的な刺激を喰ら ....
楽園の林檎を手に入れた
僕の望みは知ること
ニュートンの林檎が熟れ堕ちた
僕の望みは知られること
ナイフに刻まれる果肉
最高にいかれてる
半分になった紅い球体たち
最高にいかしてる

 ....
陽が堕ちる。

また今日という日が喪われていく。

眠りから醒めて、再び眼を開ければまた新しい1日が与えられる。

その時には古びた今日はもう死んでいるだろうか。昨日という過ぎ去りし墓 ....
0100110101010100001000100010001000100001000100100100110001100011100001110000111000001111000011110010 .... なぜひとをころしてはいけないのですか?

なぜひとはじさつしてはいけないのですか?

なぜぼくはいまいきてるのですか?

なぜぼくはやがてしぬのですか?


僕達の問い掛けに相変わら ....
右 左

僕等は決して釣り合わないシーソーに乗っかり

不安定な律動の上で不安がりながら揺れ戯れる

一つには成れない自然のジレンマ,奪うことを肯定する人間のカルマ

軋む遊具の不協和 ....
古くなった空気にはもうウンザリしてるのに
世界に繋がる窓は閉めっ放しのままで


今日は誰を責めますか?

自分ですか?他人ですか?それとも神様ですか?

今日は何を考えますか?

 ....
ねぇ 
ねぇ 
ねぇ… ? 
 
 終わったよ 
               終わった
     始まったよ
            始まった  
 終わったよ      始まった
 ....
雪の白が黒の赤に染まり
歩きながら時の狭間の果てなき無限の虚しさに
暗い過去の志染を思い知り、残酷なる欲望
永世の理性無き世界永遠たる傲慢な民主、明日が分裂して核を発散。
ペダル漕ぐ脚  少しずつ速くなる 弾む吐息に弛む焦燥 

輪転するタイヤ  からからと唸りをあげる まるでかざぐるまのよう 泳ぐ風と軽妙にセッションする

小さな秋  鈴虫のハープ ざわめく森 ....
直立した 現実 に 梱包 された 真実 は

レタッチ された 再循環 私 が 殺した あなた の 私 
復元 された 死 は 再生 しました 生命 と 

《革命》 はする 代謝 を 祝祭 ....
図書館に行ってみる。本がびっしりと並べてある。
その沢山の本の数だけ、色々な知識や世界観,感情があるのかと考えるとその多様さ・煩雑さに感動と同時にそれとは裏腹の眩暈をする感覚に襲われそうになる。
 ....
飛行船はあの暗い海を超えていった

僕の知っている世界を飛び越え、また新しい世界と繋がってく

風が攫ってく蜃気楼の足跡
涙のような潮の香り

噛み殺せない嗚咽がまた喉に引っ掛かって
 ....
昔々、神様は水瓶に時間をたっぷりと注ぎ淹れた。
止めどない亜空は今や豊饒たる永遠に満たされている。
境たる水面は人知らぬ神秘の相を映しながらたゆむことなく静かに揺らめく。
この眼に映る空は澄み切 ....
誰かこの、意味不明なもやもやした感情に、それに似つかわしい、確かな名前をつけてやって下さい。
言葉や表現に自信があると自負されている方、迷宮入りのジレンマから脱出された経験のある方、御応募お待ちして ....
砂時計を反対に傾ける

上が下になって 下が上になる
視界が虐に成り

死海が逆に鳴る
餓えが舌になって 従う絵になる

逆さまにされることにより 再び時は創られる
記憶の上に記憶が織り重なる
何重にも柔らかに織り込まれたショートケーキのように
ふんわりとした心地の良い香りに想いを馳せながら
果てまで続く虹の橋の回廊をひたすら昇り、遠く褪せた場所まで戻ってい ....
借り物の肉体に、自我なんて大層な仰々しいパッケージング。
マーケットに定められた、仮の時価や期限を僕ら何時も気にしてる。
区分けられた記号でお互いを名付け合い、僕ら自分を理解した気分に浸ってる。
 ....
悔しくて悔しくて
あらん限りの力を絞り、握り拳作った
でも僕の拳は虚空を空しく切るばかり

何がいけないのかわからない
どうすればいいかもわからない
暗闇のじっとりとした手触りだけが、切々 ....
音が雨の滴のように
はじけた
波紋を描き
拡がった
ふわふわと飛ぶ綿毛のように
繊細だけれど真っ直ぐな意志を持った
事象の拡散
白川水(32)
タイトル カテゴリ Point 日付
注文の多いレストラン自由詩107/11/20 21:56
真実未詩・独白207/11/19 2:25
惰性自由詩107/11/9 0:43
願望未詩・独白007/11/5 23:58
パンチングアニマル自由詩007/11/5 22:22
リンチ中毒自由詩207/11/4 23:55
足許から絡みつく記憶 頭から滴り落ちる幻想自由詩107/11/2 23:59
夢遊病自由詩207/10/29 17:58
無言自由詩007/10/25 15:39
氷解自由詩007/10/22 2:28
景色が走る自由詩007/10/13 16:17
腐りかけの円熟自由詩007/10/11 2:13
陽はまた昇り繰り返さない自由詩1*07/10/8 18:05
二進法とライフゲームに関しての漠然としたイメージ自由詩0*07/10/8 2:26
生存理由自由詩007/10/7 1:00
A PARK IN THE LIFE自由詩107/10/6 2:20
遠ざかる世界への警鐘自由詩007/10/3 22:24
エクリプス自由詩107/10/1 1:28
自動筆記未詩・独白007/9/27 20:25
小さな秋自由詩007/9/26 1:10
砂の虚塔自由詩007/9/25 1:46
好きなヒトやモノが多すぎて、見放されてしまいそうです。散文(批評 ...007/9/23 15:52
黒中夢自由詩007/9/22 2:19
水瓶自由詩107/9/20 0:36
募集記事(ネーミング)自由詩007/9/18 17:14
Re :Birth自由詩007/9/3 0:27
円環自由詩007/8/30 22:39
新教派と資本主義の精神自由詩1*07/8/29 1:14
空っぽのお空の下、夜の暗闇に融ける自由詩207/8/28 2:39
_自由詩207/8/26 23:20

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