霜月末日、冬は突如に訪れて来た

深紅のハートが一葉、揺れている
雨上がりに凍える白銀の空の下で

ほら見て

この命の全てを注いだわたしの幹
その枝先に膨らんでる春の息吹を

冬 ....
それは
破れるものではなく
壊れるものでもない

ただ気が付けばここに在り
いつのまにか、育ってる
何者かとも、名乗らずに
名付けることをも許さずに

それは
時間と心を奪われてい ....
あられが、地面を屋根を打ってる

その硬く固まった粒を集めて
ナイフのように尖らせて
わたしの心臓を脳を
その純粋な刃先でえぐり
悪しき考えや行動、その源となるものを
取り去 ....
生きるとは、うたうこと。

時は5:57分を刻んでる。
昨夜、眠りに落ちたのは、4時37分。
どうやらこの程度の曖昧さは許されている、ということなのか。

生きること、それは愛という ....
笑顔の自分が一番マシに見えるから
笑顔でいようと決めた。
のは、アトピーで顔がぼろぼろだった10歳位の頃
「化け物」といわれた。でも泣かなかった。
一回だけ母に不登校を訴えたけど、諭されて卒業 ....
どんなにどれだけそれがあなたの人生を救ったとしても
愛する人達にもそれがあてはまると思ってはならない。
そう。だから言い訳をしてから簡略なものを渡してみて。
「私にはすごくこの(考え方が/ ....
こっちが前だと進んでいたはずなのに
どうやら違うらしいとざわめきが囁く
わたしはもう目が回ってしまいそうだ

自分を固く信じていたはずなのに
ちょっとしたことがヒビを入れる
強固 ....
同じ人とも
毎回違う出会いがある。

降るように舞う落ち葉が、頬を打つ。
アスファルトに、小さな渦を作ってる。
涙が湿らせて、それは終わった。

彼女は走って行ってしまった。  ....
色づいた葉のステンドグラス。
紅茶ポットの林檎みたいな影。
窓際に置いた、観葉植物が陽を受けて輝くさまは
幸福の感情を形作ってくれる・・

たいていはそうだけど。
でもたまには、 ....
わたしは言葉で絵を描きたい。
絶妙に混ぜ溶かした絵の具を絵筆に取って
キャンバスに描きたい。
夕陽を笑顔を、想像の世界を。

わたしは言葉で音楽を奏でたい。
一台でオーケストラの音を全て出 ....
未来の自分への期待、こうなりたいという夢。
そのための、精一杯の頑張り。

でも想いが強すぎると
それはどんどん枝分かれして、収集がつかなくなってしまう。
自分でも気づかぬうちに、そ ....
コスモスのピンクが、夕陽までも染めている
川端を飾るのは、彼岸花の火花の群れ
それらは秋風にしなやかに身を任せ
冬を迎える憂鬱を柔らかに受け止めてから
羊雲へと放ってくれる。

 ....
それは
わたしがあなたに気がつくこと
あなたの今を、想像すること

わたしがわたし自身でいるためには
あなたがあなた自身でいることが、必要だということ
どこまでも。

欲望 ....
けして望んでた訳ではなかった
気がつけばこうするしかなかった
留まることは許されなかったから
自分自身に放り出されて

ここにはもう、歴史も誇りもないけれど

わたしはわたしに ....
いつもの下り坂を自転車で走り抜けてたら
ふと風の匂いが変わった気がしてブレーキをかけた。
片足を地につけて斜めに空を仰ぐと
丘の上で穂を送りだしたばかりのススキが
遠慮がちに目配せを寄 ....
megie(15)
タイトル カテゴリ Point 日付
最後の一葉自由詩009/11/30 22:38
たからもの。自由詩109/6/14 16:49
自由詩109/1/5 20:44
生きる。自由詩008/12/18 6:42
笑顔自由詩108/10/6 21:04
共に生きる(2)自由詩008/6/9 9:57
再び自由詩008/5/9 20:47
会い別れ自由詩107/12/5 11:37
陽のひかり自由詩007/11/17 14:33
言葉自由詩107/11/13 21:42
想い自由詩107/11/4 17:21
北陸の秋自由詩107/10/2 12:12
共に生きる自由詩107/9/20 18:16
確信自由詩007/9/14 13:11
季節の狭間にて自由詩307/9/13 12:34

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