***


シルバーの空に映り込むことを知りました


もう
春とは違うよと教えられ

枝先からこぼれそうな
それも
また


みたことのあるカラーでした


***
***


いま。
群青におぼれるところでした


満月を目指すラクダの睫にふれて
イエローの風にサインしたらいい


ほんとうのすべてを

過去に落下させないように注意です ....
***


そらをおよいでは
不確かなものをさがして

真白なひかりをのこしました


きみはもう
ちいさなちきゅうでした


***
***




いつでも
月の引力の括弧内を慌てて移動して




だから
季節風くらいでちょうどいい



もういちどの

ほんとうは

はじめから

 ....
***


ごちそうさま


きのうのあしたを

とても
おいしくいただきました


***
***


いっそのこと
つき抜けようかとおもう


もう

ぼくは
不思議を折り返してはこれないよ


***
***


いわゆる
よりも


トーテムポール


まずは
この感情


***
***


だから
まず

そういう一年だったのだと

あえて
濃いめのカラーで
かざることにします


あとは
ほんのすこしだけ

ぼくを
行方不明にしておきます
 ....
***


明日の
天気に
首をかしげたり


紅茶の中で
角砂糖が詠うほわほわと
スプーンを遊ばせたり


そうでした


ぼくは

ぼくをさがさなくてはいけない ....
***


マーブルの世界に
ごめんねを置き去りにした


ちから強く刻まれていた文字を
想い出せずにいる


***
***


ぼくに優しい時間と言葉が

さよならのむこうで
足踏みをしている


***
***


目を細めて
少しぼやかして


灯りから
猫のひげがあらわれたら

いよいよなのだと思う


***
***


ぼくの不安は
ついには宇宙を漂い


いま

どこかの惑星の隅に
潜んだかもしれない


***
***


ほんのすこし
はやいけど

羽が生えはじめた
僕等のモノクロを

見送ることに決めたよ


のぼりはじめた
きいろの船


沈まないでいてね


さよ ....
かたくりо(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
об.自由詩108/6/11 20:15
оа.自由詩208/4/30 13:40
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