おかあさん、
夕暮れのなかに
あなたを見つけました
あなたはなぜそんなにも美しく人間
穏やかな熱で
内側から溶けてしまった
あなたを空に飛ばしながら
あなたはなぜそんなに ....
「明日、笑おう」
と、
夜の向こうで待つ朝に
投げかける
一握りのこ、え、
ピアノの音色はどこまでも
地平線のむこうの
あなたをすり抜けて
そのむこうに在る
小さなお墓の前で、果 ....
星の砂は生きている。
あれは一種の虫で、海藻に付着し表面の殻を通して息をしているのだ。
何も考えていないから滅びるのではない、
と誰かが言った。
思考するから、滅びゆく ....
譫言のような、
垂れ流した汚物のような、
あなたとわたしの行為
が、
恥ずかし気もなく赤線地帯を飛び越える勢いで、
作用していく
秋だった
幼さには拍車をかけたし、
さ ....
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