街はゆっくり朱にそまる

ポケットに手を突っ込んだまま

身体を縮めて

僕は焼けていく空を見る

白い息は宙を舞う


涙が零れて

それは嗚咽になった

僕はもうどこ ....
一人でいるのが好き
傷つかないから

誰かと一緒にいたい
寂しくないように

誰といても寂しくて 苦しくて満たされない気がする

一緒にいる人を傷つけてしまう

自分をどんどん嫌い ....
僕は何を伝えればよかったんだろうか
過去が未来を壊していくのをずっと見つめて

僕は何を伝えればよかったんだろうか
ただ鳴ってる電話を止める術すら知らない

知りたかったことはそん ....
いつか誰もいなくなってしまう
そんな気がする それでいいよ
涙がでた もう誰も僕に触れてはくれないから
おもちゃの拳銃をこめかみにつけた
引き金ひいた

とびちった火花が 部屋の ....
僕が君の一番好きな人になれたら。
たったそれっぽっちのことなのに。

それっぽっちの奇跡は起こらない。

君にはもう一番がいるから。
僕のそれっぽっちは永遠に叶わない。

だ ....
心の中にしまいこまれたままの気持ち 
どこにもいけないんだ
きっとこのまま消えるのを待つだけ
分かってる だから 何も言わないで


月が少し傾いて 僕を見てる
目をつぶれば  ....
生きる意味なんてない

戦い続ける意味なんてない

なんのためにここまできたんだろう

結局全部無意味だった

それが 正しいのかもしれない


救いなんてない

 ....
多分僕は 優しくなんてないし

多分僕は 沢山間違えてる

多分僕は ひどくひどい人だし

多分僕は 多くのモノを失い続けてる

多分僕は 君の知らないところで

僕すら ....
運命は少し回る ギシリ 音をたてて
運命は少し回る ギシリ 軋みながら

ほら誰もいない

汚らしい僕が一人

手にこびりついた孤独 誰もいない

その独白

答えは ....
アスファルトに額をつけた

この世界が汚れているのは僕のせいだと
窓からみんなが叫んでいた

走ってきた子供が僕の右手を砕いた

みんなが笑って 家からでてきた
僕を蹴飛ばし ....
ずぶりと右足が沈み込んでいく
足もとには静けさがたまっている
どこまできたのだろう
どこへ行きたいのだろう

さっきつけたテレビは光り輝いて
冷たくなった僕を映してる
何もかも消えればい ....
道端で猫は死んでいた
まだ少し温かくて
血を沢山流して
死んでいた

この寒空の下で眠る彼が
こうして冷たいアスファルトに横たわっているのを見ていると

僕も彼も

なんだかひどく ....
夜 たった一人で

街の灯りを 見つめて

僕 たった一人で

遠いあなたを さがして


いつのまにか たった一人

僕は たった一人

つなぐべき 手もなくし ....
キスして欲しい
そっと手を握り合って

この落ちた涙が
地面に落ちるよりも早く
抱きしめて欲しい

街並に融けていく僕を見失わないで欲しい

どれだけ離れていても
ど ....
こぶたが ぼくのおなかに はなをつけて

そっというんだ さびしいよって

だからぼくは こぶたを

むねのうえにのせて

せいいっぱい だきしめるんだ

きみがすきだよ ....
ぼくはずっとロバと一緒にくらしていました

その子は優しい目をしていて

いつもぼくのおなかに鼻をくっつけて眠るのでした

ぼくらは仲良しでした

ぼくがさびしいときロバは
 ....
君が孤独を叫んだ声が
いつか誰かに届けばいい
君が忘れた温度を取り戻すように
また 誰かと手を繋ぐ日がきたらいい

そう願うとき 僕らは違う景色の中にいる

僕らは不器用に想い ....
揺れる電車の窓から  君の家なんて見えない
ずっと遠くにいるから 君の声なんて聞こえない

各駅停車を降りたって 一人ホームに立ったって
僕の知ってる人 ただ 一人だっていない

 ....
窓を開けると 外は雪だった
静かにゆっくりと雪は落ち
ひそやかに積もり、僕の指で融けた

思い出す

あの頃、僕らは遠く離れていた
あの頃、僕らの街にも雪は積もった

今はもう 遠い ....
君が泣いたら 花を植えよう

世界を埋めつくすほど 沢山の花を

君の素敵な笑顔みたいな 美しい花を

君が泣いたら 空は落ちるだろう

そしたら僕は 空を作ろう

君が ....
夕暮れすぎて 足元の蝉は

悶えて 朽ちて 絶えていく

僕らの街は 忘れたふりして 歩いてる

駅からの階段おりたアスファルト

手にもったアイスが溶けて

ぽとり

涙が
夕焼け空を見ながら
肺一杯に吸い込んだ煙を吐いた
煙は空をゆっくりと舞って
静かに溶けていった

また一日が終わる

相鉄線の線路脇
小さな花は黄色い
赤茶けた空の向こう見つめて
 ....
ゆれるボート ぼくらは離れる

ながされるまま ぼくらは 見えなくなる

ゆれる きえる ながれる ゆらぐ

つぎ会えるのは いつでしょう

手紙をながす

ゆれる きえる しずむ ....
僕は沢山の想い出を 小さな箱に押し込んで
その箱を 部屋の押入れの 一番隅に押し込んだ

暗闇の中で 唯一残った指輪を薬指にはめて
押しつぶされそうになりながら 僕は目を瞑る

真っ暗闇の ....
ファミレスの横でキスをした
村上春樹の小説みたいに 素敵なキスはできなかった

緑の壁の家 薄暗いロフトのベッド
チェックのワンピース 使いかけのコンドーム

初めて買ったおそろいのマグカ ....
あて先に「キミ」と書いた 小包を
ゆっくりと あてどなく寄せる波に
流してみる

落ちた葉も すこしだけ積もり また風に飛び
生えた芽も すこしだけ伸び  また静かに落ち

いつかこの小 ....
Kj(26)
タイトル カテゴリ Point 日付
新世界自由詩1*07/1/1 20:47
君からの言葉1未詩・独白306/12/29 5:17
イデア自由詩006/12/7 10:07
ベルベット自由詩106/10/19 0:52
自分の気持ち自由詩106/7/30 12:43
ロスト未詩・独白006/7/30 2:57
助けて未詩・独白506/7/20 4:44
夜の世界の片隅で自由詩3*06/6/26 1:37
素晴らしき世界の果てに見えた逆さまの空の終わり、そして僕自由詩206/6/12 3:20
0自由詩306/6/4 11:15
I'm the only one.自由詩206/6/4 3:57
孤独自由詩206/3/8 0:26
世界の向こうのたった一人の君へ自由詩2*06/2/1 18:55
憂空未詩・独白106/1/28 20:13
こぶたのうた自由詩5*05/11/1 16:00
ロバとぼく自由詩7*05/5/24 22:05
大切なあなたのために自由詩205/5/24 22:01
僕らの詩未詩・独白005/2/5 6:31
未詩・独白105/1/19 21:27
君と僕と自由詩005/1/19 21:25
息をするか 空は落ちた自由詩004/8/21 1:18
一日自由詩204/5/9 14:06
Pearl River自由詩104/4/13 22:57
自由詩204/4/13 22:55
無題未詩・独白203/12/19 6:55
キミへ自由詩203/12/19 6:49

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