溶け込みたい
そんなあたしは
いつもマイナス5℃のテンション
交わり方もわからないまま
いつも
ふわふわ浮いてる
ただその中に
溶けてしまいたいと ....
知っていても仕方がないことを
何も出来ない僕が知っていて
知っていても言えないことを
傍観しながら心にしまいこむ
知らぬ方が幸せな世に
多くの秘密を抱きつつ
....
髪を乾かし
歯を磨き
水を一杯だけ飲み
ケータイを充電器に差し
メガネをそっと外し
枕の横に置く
そうして
わたしの
今日は終わっていく
いつになれば
大人になれる
いくつになっても
あの頃思い描いていた
大人とは違くて
お酒を飲んでも
車を買っても
お母さんになっても
いつまでも
大人になれな ....
中途半端な知識は
無知に等しい
中途半端な愛は
苦しみを生むだけ
中途半端な覚悟は
言い訳の余地を残すため
雷や台風は
学校を休ませてくれる
ありがたみすら感じる存在だった
初めて話す人には
ためらいなく心を開き
すぐに打ち解けられた
虫やカエルなんて
面白がってべたべた
....
日食グラス
買わなきゃなあって思いながら
あっという間に金環日食前日
急いで探してもどこも売り切れで
日食グラス以外で
観察する方法はないかと
色々試した結果
大根おろしならぬ日食おろしが
出 ....
不謹慎という言葉が嫌いだ
泣くだけが悲しみ方ではないだろうに
皆それぞれ
想い 苦しみながら
それでも僕らは僕らに与えられたトキを生きていかなければならない
自 ....
4月1日につく嘘は難しい
もちろん傷付ける嘘はだめだ
嘘でも言っちゃいけないことはある
リアリティーだけのつまらない嘘は
騙されても不快な思いしか残らないから良くない
....
あなたはわたしの大切なものを奪っていきました
わたしの初恋です
黒い帽子にスーツ
銃の打ち方にぶっきらぼうな話し方
細長い体に低い声
時折見せる優しい目
あなたの全 ....
近道しようと
裏道に入って迷い
結局遠回り
落とした鉛筆を
足で拾おうとしたら
余計遠くに転がって
結局二度手間
近道とは
特別な道ではなく
基本の道を真っ直 ....
心が冬眠から覚めて
ぽかぽかと温まる頃
桜の花がハラハラと
切なさとドキドキを携えながら
舞い落ちる
終わりと始まりはいつも仲良くやってきて
僕らを心地良いイマには ....
携帯をスマホに変えたら
何にも詩を書く気が起きなくって
何故だろうかと考えてみる
4年近くも愛用していた前の子とは
書き込み方
レイアウト
文字のフォン ....
丸くて小さい
カラフルなチョコレート
1つ1つ食べる度
これは?と訪ねる小さな子供
赤だよ
あか?
黄色だよ
きいろ?
橙だよ
だいだい?
....
わたしのからだは
とても正直なのです
わたしの頭。
低気圧が近付くと偏頭痛を起こして知らせてくれます
わたしの目。
寝不足だったり体調が悪いと二重になります
ちなみ ....
あの日からちょうど1年
メディアではあの日の映像ばかりが流されている
あの日はたった震度4であったが
最中はもう死ぬかもしれないと感じ
本当に怖くて漫画のように体が震え ....
ひとは
わるくちをすることによって
ひとより優位に立とうとする
仲間をつくろうとする
社会に取り残されないように
わるくちによって
出来上がる一体感が 僕は
だいきらい ....
淡い桃色の君は
わたしを毎晩
柔らかく抱き締める
朝になっても
なかなか離してくれない
君のせいで
寝坊してしまうことも多々あるんだ
君に包まれていると
あまり ....
長い詩を書くのは苦手だ
何故かといえば
どんどん話が逸れて
何が書きたかったのか
わからなくなるから
自分で書いたことに
自問自答し出して
終わらなくなるから
....
僕の目指す
ドラミングは
どっしりとしたリズム
それでいて
軽やかに転がっている
隙間に ぴたっ とはまった
かと思えば
メロディーの上で踊っている
ビートを刻 ....
たまにしか感じられない
出逢った時の ときめき
きれいな詩
心にすうっと入ってきては
萌えて 僕にときめきをくれる
そんなときめきを求めて
本屋さんや図書館で
詩 ....
身体の傷を治すのに
薬を使うように
心の傷にも
必要な治療があるの
大好きな歌で
塗り薬を塗って
心打つ言葉の
絆創膏を貼って
愛する人の声を
点滴しながら
....
詩とは何だろう
何を目的として書かれるのだろう
例えば僕は
もやもやとした気持ちを
整理しようとしてみたり
口では上手く言えないことを
代わりに文字で言おうとしてみ ....
ねえ、生まれてきた意味って 考えたことある?
ああ、あるね。
考えたってわかるもんでもないけどさ。
わからないことはわかってて、考えるんだよね。
多分さ、人は自分に価値がない ....
今を頑張るための
エネルギーに変わるキモチとは
何なのだろう
褒められる喜び
理不尽な世への怒り
空っぽの哀しみ
週末の楽しみ
あの人への愛や
失敗への恐れ
過去の ....
関係に
まだ名もない頃
ただ少しお互いを
気にし合っている
そこから始まったり
それだけで終わったり
恋の卵
焦らずゆっくり
温めていこう
自分で選んだ道なのに
とても けわしい
自分で作った壁なのに
とっても たかい
自分で描いた夢なのに
とても まぶしい
いつも どこかで
自分を信じているか ....
まるめて
くっつけて
それだけで何故
こんなにかわいいのだろう
真っ白な世界に
立ち並ぶ雪だるまたち
きっと
何かを宿してるね
あいしてる なんて言葉は
飾りだと思っていた
言葉の意味さえ分からずに
恋愛ごっこを繰り返してきた過去
どの あいしてる も嘘だった
薄っぺらい中身のない言葉
君に愛され ....
温まった砂浜に
背中を合わせて
目を閉じたら
じわっと溶けて
地球に
同化していく
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