もし彼女がさよならをいったなら

今の私は幸せだったでしょうか

もし私が出ていかなかったなら

あのときの彼女は今もいたでしょうか

もし、もし

ふたりがおわかれしなければ
 ....
例えば君が思うこと

赤い自転車 甘い香り 新しいシーツ

より良く僕たちが暮らしていくために必要なもの

例えば僕が思うこと

おいしいごはん 楽しい夢 ふわふわの毛布

明日が ....
今夜の晩飯について考えている。

湘南台行きの市営地下鉄は、ごうごうと音を立てて規則的に進む。

その車内で、晩飯は安く済ませようと思う。

今日はパチスロで大負けしてしまった。

こ ....
カメムシ

死んだカメムシ

臭いはしなかったのに

電車で死んだカメムシ

人に踏みつぶされて

もう一度見たその姿は

少し足が宙に上がっていて

可笑しな格好だった
 ....
あの光 野の光

遠く続いてく 丘の緑

満月の夜に 話をした

色をとり色を読む

あの光 野の光

まだ覚めきらぬ 思い出

カーテンのゆらめき 慟哭

色は消えて色と ....
さようなら

この世を去るには完結過ぎる言葉か

あいさつでもあるこの言葉を永遠の別れのときにも使えてしまう

使い古された、使い古されてもなお新鮮な

この言葉は、私の旅立ちの言葉で ....
太陽見つめたその刹那

わたしのこころはさざめいた

思えばいつしか世界は

夕焼け
目が悪い子供が生まれました。

その子供は目が見えないわけではありません。

成長するにつれ目がわるくなるようです。

あまりにもまわりが見えないものだから、

ついには詩など書くよう ....
斉木のりと(8)
タイトル カテゴリ Point 日付
別れの天気自由詩007/12/30 17:24
スフィンクスのお漏らし自由詩107/12/13 23:07
雪肌精散文(批評 ...007/12/12 22:43
カメムシ、クラッシュ自由詩007/12/4 23:00
色をとり色を読む自由詩107/12/1 23:45
さようなら自由詩207/11/29 0:13
夕焼け自由詩107/11/26 22:38
目が悪い子供たち自由詩207/11/25 7:42

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