寂しさは夕暮れに似ている
そんなありきたりな事に
気が付くと
笑ってしまうから
ポエムにする
花が咲いてる
とても素敵な花が
ささやかな矜持と
健やかな憎悪
考えるのはやめにしよう
綺麗な花に言葉はないものだし
どうし ....
セロファンに透かした景色を不思議と笑う
揺れてるブランコの向こうから
「ここまでおいで」
赤いボールそのままにして
追われる流れに溶け込めば
いつものよう ....
輪郭をなぞると見た目より長くなる
そんな事を思った
海綿状の景色のなかを落ちていく錯覚
僕には触れられない空白に書き込まれたコード
(時々イタイ)
会いたいといえばいいのだろうか
(霞んで消える蜃気楼)
あなたの視界の片隅に浮かぶ塵だから
息を吹きかけてくれるとうれしいよ
(それだけで舞い上がれるだろう)
大した重さも持っていないから
そ ....
青天の霹靂のような
電光石火のマイガール
妄言多謝
鉛筆を研いでる間に書きたい事を忘れてしまう
(何もしなかった日)
あなたと手を繋ぐ夢をみた
幸せな気分で目が覚めたけど
逆夢だと思い至ると
泣きたいような
笑いたいような
(青空だという事に気がつく朝に)
....
愛してるよ
愛してるよ
愛してるよ
愛してるよ
愛してるよ
愛してるよ
....
「あなたが居なけりゃ楽なのに」
何度思っただろう
疎ましくてたまらない
考えると腹が立ってくる
が
こんな事書いても
....
彼女の頭の上には小さな水溜りがあって
そこには綺麗な魚が棲んでいる
僕の額には小さな木が生えていて
その枝に、時々、小鳥が止まったりする
とかな ....
たわい無い事を考えながら
月を見てた
綺麗でね
泣きたい気がしたけど
すぐに乾いてしまうから
うーん・・
....
あなたがいる事が奇跡だと
(いまひとつぴんとこない)
あなたがいてくれてよかった
(確かにそうなのだが、にしても恐れ多い)
あなたがほし ....
「太陽に向かって手を伸ばした」
立ち尽くしてる
長い間
胸の奥に埋まってて
時々痛い
....
空中で笑う骸骨の口から臓物が溢れ出る
宙に浮いた体はその重みで地へ落ちる
立ち上がる頃には
人間になれるだろう
そんな事の繰り返しかもしれない
....
春の日差しに桜の蕾
ぼんやりうたた寝
思惑
SF
いつからだろう?
結構長い
異次元のマイガール
シン ....
左半身の欠落感と
引き攣るよう感覚
多分
すれ違いざまに
持っていかれたんだろう
どこかの辻で
出会った際に
....
あなたは
僕の影を見つけてくれた
重なる痛みは
愛おしくて
切なくて
優しくて
この気持ちも
明日には
はぐれてしまうん ....
あんまり寒くて
鼻水が出た
そんな時
あなたが好きだと
ふと気付く
すぅーっと、金木犀が香れば
何かを信じてた頃のように
いたいけな気持ちは甦る
・・・
そう思って
嗅いでみる
よくわからない
けれど
....
花は花として
月は月として
星は星として
鍋は鍋として
お玉はお玉として
そんなあなたのどこに僕は納まるのだろう?
大それた杞憂だなと思いつつ
....
やっほー
愛してるよー
いえ
言ってみたかったので
知らない内に致命傷
知らないのに致命傷
触れるな
危険
しかし治らん
悲しいかな
考えてしまう
風の音の向 ....
いつかあなたにただいまと
いえ
いつかあなたにごめんなさいと
いや
いつかあなたに土下座して懇願を・・・
....
蛍光灯のタイムラグ
青白い光の中で
斜めになった椅子の
神経質な輪郭に
目を瞑る
山盛りのスパゲティに
ミートソースをかけ
ぐちゃぐちゃに混ぜて
ひたすら食べる
「人生みたいだ」
と思ったら
窓から吹き込んだ風が温かくて
ぼんやり
春なんだと思った
解けない知恵の輪
笑顔で育てた雨雲
陰影を這う蜥蜴
心電図と信号
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