瞳孔が広がってきたな
俺も一生廻りあえないほどの汚ぇ顔してんだろう
金があっても無くても奴らからのモノはいつもカルキ混じりだな
ったく、口の中が臭くなるんだよ

ケイなんでそんな楽しいの
 ....
フゥー…ンと

電気で動く電車は走る


「兄弟仁義」を歌う
酔っぱらいのオジさん乗せて

オジさんをを見つめているのはサラリーマン
プリンスホテルの紙袋をぶら下げて

その紙袋 ....
シトロン旨酒御身に沈み

こせごとままごと背になぞり

鮮やかに俺の野蛮人は水魚の雫声と夕日へ沈む

されど東より出ずる金色に敵う光彩なし
ちゃんと生きようとすることは実に辛い

生命は宇宙のようだと偉人は言う
だから星座達も僕らを眺めるのか
目を閉じて見る夢が
宇宙のファニーサイドだからね
そう受けとるか

あの夜の流星 ....
財布の中で
二度と巡り会えそうもない指の動きは
千円札と別れる為

明日も会ってくれるのか
どうかもわからない恋人の為に
今日もまた財布に指を入れる

そして俺と君は
野球場でホーム ....
月下のお好み焼き屋は油凪
鉄板の上で焼かれているのは
ナポリ天と悲恋だ

梅ソーダサワーの上昇する泡を
見つめながら・・・

思えば酒豪になるべく
和洋折衷受け入れること蝶のごとし
 ....
月が震えている
月が鳴っている
真夏の月が海に落とした雫達は
今宵も砂浜に散らばる白い貝殻になった

君の素足の音がスライドさせて
部屋から聞こえるスティールドラムの音色で
君の奴隷
 ....
18禁と書いて
18金って書くと卑猥で高飛車だ
しかし青い春とは金なのだ
俺の18禁もやはり金だった
勤労ゆえに

16歳の時に友達とビニ本を買いに行った
年齢を偽り店からつまみ出された ....
花は何処かで咲いている

あなたが欲しい花は

必ず何処かで咲いている

だから いつか

その花を見つけるまで

今は目の前にある小さな花と

暮らしていこう


ほら ....
紅葉坂のプラネタリウムは
横浜の夕暮れと星屑
石畳を下れば
恋の数ほどの壁画群

駅前に着くと
冷たくて頭が痛くなる
メロンジュースを飲み干す俺の横に
君がいつも
君がいつも

 ....
ああ・・東京

汗とウマイものが混合する街

ああ・・東京

人情人情というが情け容赦ない街

ああ・・東京

人の歩く速さが淋しい街

ああ・・東京

モノポリーな街
 ....
最近
ヨーグルトが美味しい

爺はよく

「このヨーグルトは安いけど美味しいんだぞ」と

かりんとに付けて食べていた

爺が晩酌の顔で食べていた姿が懐かしい
爺は将棋が好きで
近 ....
レノン…
海燕の好む空を
そして意気を知っていたね

見事な偶然だったよ
真昼の影にモノクロの 
風 枯葉 無邪気の香りを漂わせ始めた時
俺はモーリスの弦を替えていた
5弦目とラジオが ....
あのとき

砂利を枕に漂う水流と
俺が足下で鳴らす砂利の音で
陶然していた君の瞳の
行方は桜が風と奏でる
デッサンだった

そしてそんな君が
俺の肩にも
頭をのせてくれれば
・・ ....
瞳の中の園丁は俺
その情念を
醜類に沈ませようとするなら
心の深海から抜剣して
あなたを妖しく陶酔させようか
その時は時を選び
夕焼けをプリズムの断層にして
それを次元にして
君を開花 ....
ウェディングケーキを

ウェディングおにぎりにする総家族に

まだ巡り会ったことがない

こんなキテレツな日本なのに

いっぱい披露宴も出席したのに

本当はおにぎりにしたい人
 ....
ああ…また最近俺の毎日に
テレビで見るような
砂嵐が舞っているよその一粒一粒
の砂には内訳があるような無いような

底に穴が開いた靴を足で担ぎながら
砂浜を歩いたころの
気合いが欲しい
 ....
君の心臓は

「車の中で注射して」

と悟らせた

でもその前に

せめてジュラルミンを身体にぶら下げて・・よ

俺の我慢の看板も壊れたら魅力は無いんだ

大体、君と会うからに ....
月の灯かりが舞い降りた
この街で今夜は
どんな夢を並べよう

涙が出そうなこの刹那達が
私を人形に変えていく

みぞれの私に
どんな色つけて振舞えばいい?

星さえ見えない夜に漂っ ....
あなたが守る

暖かさ

幸せ

今、身体の中で

凍てついている

今夜も

行き交う人が

看守のように見える

いつものデパートの

ブロンズ像の前で

 ....
あなたの瞳が
私に慣れてきた

そしてそれからの
私が虜のホログラフィーは
茎を傾げた優曇華の花びらが
リアス式の高い海岸段丘の上で
凪だけど揺れ舞う景色

瞳が放つ言葉は
緩急を ....
やっと
俺好みのスタイルを持った
貴女とエッチができた
やっとね

寝姿を緩めた貴女は今
俺に尻を向けている
右足を、くの字にして

こんなところに
釣針があったとは

俺は人 ....
セロリは食べたくない

俺の眼前にセロリが出てきた空間は
覚醒と蹂躙のプレリュード
でも あの
他者が食べてる様から醸し出す
俺だけが感じる音は好き
水が注がれた透明のガラスのコップに
 ....
この町の
坂を登り切った
いつもの場所へ

僕と君が一緒の週末も
この町を眼下に
何回めだろう

夜になると微かに靄が漂う
簡素で静かな町
僕達はこの町の中身を飲み
そして町の中 ....
生きる為に仕事をして

感性の為に夕月は昇る

三日前の事で酒場へ行き

癒しの為に焼酎を飲む

三年前の事を思い出し

五年前の事でもっと飲み

今の為に歌は流れ

三日 ....
列車に乗り
外からの赤いランプが
暗い寝台を照らせば
望郷の始まり

そのまま眠りに入って・・・

朝になって乗り換えをして一時間
その後バスに乗り30分
そしてバス停を降りれば
 ....
春は渡るほどに
瞳で深呼吸をして
そして一方通行の追憶を
リバイバルで・・・

俺の家の近くにも そろそろ
更新の匂いがする歩道橋があり
その歩道橋の階段を登りきれば
少し歩いたあたり ....
時計 − 針 = 休日

車 × 湾岸線 = 風

マグカップ + 海水 = 地球
夕方から恋人と会うが
今は一人昼過ぎ
なにやらイマイチ
気持ちがボーッとしている

恋人に物を買ってあげる日でもないから?
外は三寒四温中だから?
好きな音楽のCDが転がり過ぎているから ....
大きな

とても大きな野原に

今 という

それまた大きな川が

流れていました

その川の川辺には

とても絢爛な冠をかぶった

優しい心の人がいました

その人は ....
純太(84)
タイトル カテゴリ Point 日付
汚ぇ顔〜18才・冬自由詩404/10/21 23:00
感電自由詩504/9/5 23:16
レヴィアタン自由詩104/9/5 23:15
堕落自由詩104/9/2 0:04
ひとり自由詩304/8/14 20:43
酒八分の記憶自由詩404/8/1 13:59
真夏の夢自由詩204/8/1 13:58
18禁で綴る憲法改正案自由詩304/8/1 13:57
花一輪自由詩304/6/15 21:37
メモリーズ自由詩1104/6/15 21:32
東京自由詩504/5/23 23:27
ヨーグルト自由詩304/5/23 23:26
レノン自由詩804/4/11 0:13
あのとき自由詩704/4/8 0:05
園丁自由詩204/4/6 22:27
ウェディングおにぎり自由詩504/4/4 23:16
砂嵐自由詩504/3/30 13:10
慟哭一歩前自由詩304/3/29 23:04
月に願いを自由詩7*04/3/22 23:08
クリスタル自由詩504/3/20 15:45
優曇華自由詩404/3/20 15:38
釣針自由詩204/3/19 23:53
セロリサディスティックバンド自由詩604/3/17 23:48
環流の町自由詩604/3/17 23:39
人生色々自由詩6*04/3/4 23:08
海郷自由詩7*04/2/28 20:01
歩道橋自由詩5*04/2/28 0:05
休日自由詩4*04/2/21 23:18
灯り自由詩504/2/21 23:14
ai自由詩404/2/15 0:00

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