おばあさんは
ひどく しっくりと
喪服をまとう
この黒い服にも もう慣れたわ
とでも云いたげに
湧きくるかなしみを
まるいこころで たくみにいなす
そのとき僕は 不意に
その意 ....
熱と冷気の織りなす
爽やかな刺々しさ
時とともに その角は曲をなしてゆく
わたしの目が 口が そして気持ちが
少し他所へ行っている そのあいだ
風が吹いた
妥協 弛緩 融和
....
好きなあの娘に
電話をかけた
もじもじ くねくね
落ち着かない
照れフォン！
ふたりでハヤシライスを作った
きみがハヤシ
ぼくがライス
手分けして 仲良く
やっとこさ完成して ふたりで食べた
顔を見合わせて
「酸っぱいね」
やっぱりワインとワインビネガ ....
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