僕を守って
ディスカヴァー


晴れた夜を 見つけるんだ
灰になったまま
飛べない鳥になるんだ

風に凪を渡して
かわりに底の浅い靴をもらって
葦の原をかけていく

僕を守 ....
夜を歩く
薄曇りに月はなく
ひとり話す
昨日の光を突き放す

牙を
とがった牙を
何度も何度も
突き立てたけど
口に広がるのは
凍った水の味
ひとり いのる

髪の長いひ ....
汚れた心を
綺麗にしましょう
タワシで擦って
研磨剤でこすって

歪んだ心を
綺麗にしましょう
ヤスリで削って
金づちで殴って

凹んだ場所に合わせて
サンダーを掛けて
壊 ....
ちょっとさみしい感じの夜があったら
出かけてって
こえをかけよう
二日酔いかい?水がほしいかい?
ちょっとさみしい感じの夜は
嫌な顔をしないさ たぶん

即席の信号と工事で
普段止 ....
鼻唄が出来ないから
小さな声で歌いながら
公園の横を通る
だれかより幸せだから
最悪じゃない

猫背の男が
植木につばを吐いた
鳥が飛んでいて
雲もその横で滲んでる
誰よりも幸せか ....
丁字の実はクローブっていって
食べ過ぎちゃだめ
朝のうちに起きてることはいいことで
夜のうちに寝ているのもいいこと

猫の舌の上は
空虚な集合だ
爪に挟まってた髪の毛を
誰かのポケ ....
言葉の形を口で作って
ふらりふらり
まぶたまで近づいて
逃げ道だけは僕が用意してるから
上手にナイフを使って切れ込みを入れる

投げれるものは
もう全部投げただろ
嫌味のつもり
お互 ....
あのですね。僕は名言が好きです。
その妥当性はともかく、正しいかどうかなんて置いといて、何か変なパワーがある言葉が好きなのです。

さっきふと思い出した名言について一人で、賞味期限の切れた乾 ....
橋をわたらないように
街を歩く
寝言を言わないように
街で眠る
こぼさないように
飲んで
喋らないように
頷いて
またこぼさないように
食べた

空っぽどうしで
ずっといたら
 ....
世界は無力で温かい
地面と話している人々はよく知ってる

僕が統計学的に君とは殺し合いも辞さないレベルでの
喧嘩別れになるだろうってことを何度か説明してる間
頭の痛いふりをしてこの馬鹿げ ....
詩を書くためにかたまる
詩を読むためにかたまる
音楽を演奏するためにかたまる
喜ぶためにかたまる
楽しむためにかたまる
ひとかたまりになる
かたまりがかたまる
これら以外がたまること ....
ラジオをつけたまま
テレビを見ている
悲しみを集めて結晶を作ったらキレイだなと思う
一日が終わる

ラジオは喋りながら
人を殺す
朝からそれを数えている
今日も僕の名前は読みあげら ....
真夜中に目が覚める
暗がりを頭きりさく

いい一日になりそう
いい一日になりそう

間違いの手のひらに到着
午前3時42分
間違いは熟睡
靴下を片手に踊る
捕まえてあるフクロウ ....
赤い空は夜の続き
星数える予定を君と取り付けたのは
今夜雨が降るから
一人でいるのが淋しいのは
意味があることじゃない
二人でいるのが好きなのは
君だけじゃない

生き方に迷ってる ....
速すぎて悲しめない
速すぎて見えない
速すぎて寂しいから
速すぎていなくなった

ひとりとひとりとふたり
ふたりはふたりのひとり

あの丘に花がいっぱいになったら
どっかあそびに ....
月が青くて
やけにざらつく夜は
次の昼間に
訃報が届く

大きなカセットを
持て余しながら
余生のたるみを
巻き上げるんだ 昔は、君も俺も少年だったな

ヴィデオホームシステムブル ....
チヂム君「あーん!ふえもん!」

方洲登呂 富衛門「どうしましたか?助けになれることを私は望んでいます」

チヂム「もうすぐ世界の終わりが来るってライアンが僕を脅かすんだ!」
富衛門「安 ....
部屋の中には
甘い匂いのする本が
足の踏み場を奪うように
寂しい知識をちりばめている

子供がわめく
窓をわざと大きな音を立てて閉めた
重なってる
腐ってる
錆びた皿の上
砂漠に落 ....
いらないものがたくさんあるのは
他の人が使うから
僕が見ている世界には
そんな不要がいっぱい

誰かと手を繋いでいなければ
恥ずかしくなるような場所を
一人で歩いていた

誰かに ....
ほんのちょっとだから
俺の恋人になって下さい
歯糞ぐらいにすこしだけ
ダイヤモンドみたいにめんどうな好意で
ちょっとだけ

ほんの少しでいいから
セックスさせて下さい
カーディガン ....
この世界にある全ての喜びを集めても
このキャンバスはその色を変えることはありません・・・

--more click ENTER--

ここにはオークの死体がある



あさましいケ ....
悲しい余生を想像するのは
ちょっと疲れてしまった
新しい何かが必要だけど
今ここにいる素敵さは捨てられない

花火の色なんて
綺麗に思ったことはないよ
うんざりした顔を誰かに
悟ら ....
僕が僕を探しに行くのは
偽物がいるから
ここにいるんだ
ここにいないのに
ここにいるんだ
君がこうやって出かけてく理由が
僕と同じなら嬉しいけど

ヤドカリみたいに
新しい殻を探 ....
しゃべりすぎている
君はずっと
温かい夜の
無意味な壁に寄り添って

風の音
水の音
ここはどこ
話していると
大事なことから忘れる君の声

眼鏡をあげ
急に降りだした
 ....
戦争が終わってしまったので
僕らは生まれた
戦争が知らない子供たちだ

本棚が誰でも触れるようになって
本棚は僕らを広い荒野に放った
知りたいことは知れた
わからないことはなくなった
 ....
子供の頃に
淡雪ひとつかみ
瓶の中に入れた

白い雪は
溶けて水になった
どこにでもある水になった

子供の頃
白い絵の具ひとつまみ
雪解け水の瓶の中に入れた

白い絵の具は
 ....
ライダーが勝つのを見てるのか
ショッカーが負けるのを見てるのか
わからなくなったら旅だちの時が来たってこと
不安定なプライド
忘れ残った思い出片手
今食べたサンドウィッチが消えるまで走り ....
巻き込んで
傷つけて
疲れさせて
そうやって背負いこんできたんだな

どっか行くために
歩くのは疲れたから
苦しいから
向こうだけあれば良くなったんだな

どんな道に
どんな ....
淋しいふりする僕は
無駄に過ごす日常のどれいだろ
きっとあたらしいあさがきて 
古い夜を受け入れるのさ
てめーが寂しくない時に
僕の淋しい良いシステムだ

お前がどこへ行ったって
 ....
ホントの半分
君にぶつけて
知らないふりを知る
見つかるまでの
楽しい夜が
終わるのを待っている

知っていたんだ
わかっていたんだ
僕は少し歳を取りすぎた

ホントの半分
自 ....
竜門勇気(810)
タイトル カテゴリ Point 日付
ディスカヴァー自由詩013/2/13 9:13
祈るウルフ自由詩013/2/5 23:57
kireikirei自由詩113/2/1 11:44
目的はその後で 自由詩113/1/29 11:34
STEP自由詩013/1/13 3:15
僕はわかってる自由詩113/1/13 2:04
彼女はある朝突然に自由詩012/12/31 4:45
名言散文(批評 ...1*12/12/15 9:35
not count. not sound. not foun ...自由詩012/12/14 6:55
こわしにいこう自由詩112/12/13 8:07
かたまる自由詩012/12/13 7:53
電気でできた賢者自由詩2*12/12/6 22:09
いい一日になりそう自由詩212/11/29 7:49
owatteruwakeja自由詩0*12/11/14 7:32
速度の方法自由詩112/10/25 0:05
Video Home System Blues自由詩1*12/10/13 3:49
ふえもん散文(批評 ...012/10/11 1:03
灰色腫れ自由詩2*12/9/30 0:34
新しい世界は自由詩012/9/28 23:05
未来はまだ白紙のまま自由詩1*12/9/12 9:28
/A\NOS!自由詩012/9/11 9:49
サマーにはうんざり自由詩1*12/9/7 2:47
ヤドカリボールペン日記自由詩112/8/29 9:35
眼鏡自由詩012/8/20 5:39
戦争を知ってる子供たち自由詩0*12/8/20 3:03
白い水自由詩312/8/8 9:13
化物! *呪いがとけた世界*自由詩112/7/21 22:58
自由詩212/7/16 7:15
お前がどこ行ったって自由詩012/7/12 4:02
汎銀河自由詩112/7/12 3:47

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