赤く悲しみの双曲線が
振動する詩集の大地から海へと
祖先の秘境を辿る
今夜トウモロコシ畑は青白く燃え
河童の爪先に星は灯る
夜を一兆回湾曲させて
きのうの朝焼けに接続すると
夏は植木鉢の ....
星がスクランブル交差点に静かに鎮座する
真夏の正午
すべては開かれ閉じられた
赤い道は軌道をはずれ
はるか
ケプラー氏の海の家
正装したカブトムシたちの
厳かな結婚式
少年たちの背中で ....
青空に開いた無数の穴
そこからこちらを覗く眼球が
光はねじられ裏返され
それは星々の唾液
地上を焦がす
宇宙が足元に広がって
臭気を放つ
俺はその上を
サンタのそりに乗って滑っていくん ....
街路樹に縫い付けられた
君の叫びが
空に
ゆっくりと沈殿していく
天気予報は午後から雨
ぎよ(64)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩108/7/25 0:21
自由詩708/7/24 13:24
時計自由詩008/5/12 17:15
叫び自由詩408/4/24 20:51

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