こんな風に思ったことはないですか
私の不幸せは誰かの幸せの代償で
光がある故の影のよう

どんなにあがいても
この運命から逃れることができない

私の黒い欲望は
誰かを傷つけてしまいそ ....
今日もどこかで
不協和音が鳴り響く
ときに耳のすぐそばまで来ていたりもする

白い鳥と黒い猫が共存し
赤い車の排気ガスが妙に息苦しい

石油がなくなるとき
文明はなくなるという

 ....
むかしのおやまには
きっとたくさんのきのみがあったんだろうな

ぼくのうちには
ゆうびんやさんが
いつもテテカルチョってなまえの
じゅうしょのないてがみを
おいていくよ

ぷらぷらし ....
私は知りたい
この世界には
どんなものがあり
どんな意味があるのか

私の中の子供は何でも知りたがった
たとえ暗黒の苦しみを味わおうとも…
純粋にただただ
知りたかった

ときに、 ....
「優等生」という響きに
たまに懐かしさを覚える

突っ走って
横に誰かいないかいつでも確認して

98点だった時は残りの2点を
異常にも責め立てる

そんな私を
どこかみんな遠い目 ....
可哀そうな瞳から
ぽらりぽらりぽ

手で拭っても拭っても出てくる涙

困ったことが多いもんだ

困った困った

そんなことを
全部覆う手

そんな手でさえも誰かの手に乗ってる
 ....
彼は今、
平和に暮らしているだろうか

彼の友達が真夜中に私の家に来た
「亡くなったから、彼に線香をあげに来てほしい」
私は戸惑った

彼の友達は言った
「君が初恋の人だったから」
 ....
女は少し
したたかなくらいが丁度いい

「あのコはほんとにイイ人」
なんて言われてる時は
実は一番危ない

危険ゾーンのど真ん中

「イイ人」の裏に含まれた企みは想像以上にコワイもの ....
もう、だめかと思っている
汚いところを見すぎて

もう、だめかと思っている
夢なんて幻みたいなもの

窓から降ってくる雪を
なんの情緒もなく見ている
ただの「白い結晶の塊」を

絶 ....
いかなるものも吸収し
押しつぶされても這い上がった
ありすぎたものは与えた
与えられたら喜んだ

どんなまずいものも食べた
限りない誘惑も押しのけてきた

そして、常に「善きこと」を求 ....
寂しさなんて
私にはありませんよ

削ぎ落として
削ぎ落として

すべてを研ぎ澄ませて
耳はピンと立てて
背骨はいつも白

人間なんて
みんなひとりで死んでゆくのだから

涙 ....
風の吹き荒ぶ
甘酸っぱい夏の終わりに
君は僕を好いた

君は
「付き合ってほしい、好きだから」
と、蒼い眼差しで僕に告げた

僕の心は光った
だけど
風はその思いさえも巻き込み
 ....
「飛」〜まるで蝶のような〜
僕の背中に乗せて

「燃」〜戦うことを恐れない闘志〜
どんなときも魂と共に

「呼」〜仲間を守り続けたい〜
いつまでも僕の手をつないでいてほしい

「真」 ....
私はクッキーを焼きたい
できたての甘い匂い
サクサクの食感
それだけで幸せになってしまうような

自分の懐かしさを受け継がせるかのように
子供に甘いクッキーを食べさせてあげたい

それ ....
今日も地球は回っていて
誰が休もうが
巡り巡るこの世界に私はいて

犬がシャーシャー吠えたと思ったら
郵便物が届けられて
雨が降ったと思ったら
テレビに写る虹が恋しくて

何の許可も ....
人が人を産むように
笑顔は笑顔を呼び起こし
涙は涙で癒され
手を重ねる度にその手は温められ
憎しみは憎しみをつくり出す

ものは結局ものに過ぎず
ものさしは結局ものさしに過ぎない

 ....
さとう 星子(16)
タイトル カテゴリ Point 日付
こんな風に思ったことはないですか自由詩214/3/30 23:14
世界を踊る自由詩409/3/12 19:31
わたあめぐも自由詩209/3/1 22:10
「知る」ということ自由詩3*09/1/13 18:41
優等生自由詩1*09/1/9 18:25
そんなんだったらいいのにな自由詩009/1/9 16:52
Kくん自由詩3*08/12/15 16:14
女のホンネ自由詩3*08/12/11 20:06
ヒカリ自由詩108/12/11 18:12
勝ち組と負け組自由詩008/12/7 23:20
美しさ自由詩108/12/2 18:26
自由詩108/8/25 19:43
飛燃呼真哀愛(ヒショウコシンアイアイ)自由詩1*08/8/20 18:33
私はクッキーを焼きたい自由詩10*08/8/19 18:07
はしとはしを束ねて自由詩3*08/8/19 17:23
人が人を産むように自由詩1*08/8/17 19:29

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