昔、好きだった誰かがそう望んだ先に
今の私があって
そう、そのまま生き続けただけ
「もしもし、もう時は変わっていますよ」
人通りの多い道に置かれた自販機で、その言葉は買えた
....
死んではいないのだね
そんな囁きが体中を循環している
いつからか
私の胸にオウムが居座っていました
住ませてあげているのか
住んでもらっているのか
もうよく分からないけれど
生き ....
「もう時は変わっているのよ」
その言葉は自動販売機で手軽に買えた
同じような味が
温かさと名前を変えて
いつも私の方へと急いで駈けてくる
わたしを
わたしのように生かし続けてい ....
0.05sec.