「育」と「知」の違い
動物と植物のように

知らないを知る世界の難
自分の無知が
上下左右の壁とすれば

前後をつなぐものは一人のエゴ
自分の道として
ドナドナド
名前と番号
首にぶらさげ

ドナドナド
かわいい声でなく
待つためだけの順番
哀しい目をして

ドナドナド
逃げ道さえも忘れたように
どこを見つめてないている
遠く ....
空があかく染まる

闇のあと

残酷な朝の光は

無情を照らすように

また昇ってゆく
完全な人はどこにもいない

未完だから

学ぶための

ひとつのための

多くの犠牲の風

生きる風の

中にある音

吹く風の

その音の痕跡を

風としか言いよ ....
樵は手を合わせて
木を切り始めるという年輪

風雨に落雷に倒れた木々たち
根をあらわに道を塞ぐ

かつていつか通っていた古人
どこかに消える木霊

横たわる木はだに
そっと手をおい ....
日本とアメリカ
その違いに目を見張る
敗戦国という縮図を突き付けられたように
多くを失い多くを得たけれど
そこに残る違いは
勝敗ではない何か


それぞれの国のそれぞれの
誇りを忘れ ....
sya(36)
タイトル カテゴリ Point 日付
無知自由詩008/12/21 18:28
ドナドナド自由詩108/12/6 13:48
無情自由詩008/11/27 17:44
その音自由詩108/11/23 9:20
木はだ自由詩208/11/16 16:04
希望自由詩1+08/11/7 21:41

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