切り捨てた感情と
決意したこの思いが揺らがないように
高台の林に身を隠した
今居る場所が間違っていたとしたら
夕闇に干渉しないよう
視界を広げないように
赤い縄で指先を縛りつけ ....
耳から聞こえる音や言葉が全く心に響かない
ワタワタして見つけだした答えが正しいはずはなく
水面に落ちたステッキのように
君を嫌って
君を愛して
縛りつけていた縄をほどいた
動かなくなっ ....
向かった先には黒い斑点があって
逃げた先には枠だけの四角が羅列している
グレーの物体が地面に落ちたから無意識にそれを拾いあげて日常の生活にもどる
靴の先っぽが内側に向いているのはアルコールがまわ ....
壁紙の裏にある小さな夢を
1つずつ開いていく
紺色の帽子の夢から銀色の薄い夢
1つず重ねて足で潰した
茶色い尻尾のハテナマークは
僕の指先に絡まって
噛みついてくるから
息が苦しくな ....
触れた肌が冷たくて
聞こえた声が痛すぎて
触れる度
聞こえてしまう度
少しずつ距離をおこうと思った
白地に赤いラインの入った靴を履いた君は
黄金色したシャツを着た君とは遠くかけ離れていた
....
紫を着て
紫を考え
紫に染まる
不安になる
見えなくなる
刻めなくなる
階段を1段踏み外したような
差し込む角度を間違えたような
髪を捕まえられたような
ただただからっぽに向かっ ....
君が始まる時を待ち望んで
君が終わる時にはいつもの階段を登って行こう
何か無くても
何かが無くなっても
嫌なんだ
ジグソーパズルが欲しくてたまらなかった子供の頃のような
風船を手離 ....
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