水面にはカミガヤツリが揺れていた
泥沼は何一つ
見通せず
空は
濁り曇って

浅葱色 べったりと塗り広げられた
枯れた木は
黒くひねこびた枝を
痩せた湿地に 這い蹲らせ

天を仰 ....
けだるげな午后
眩暈のするような陽のひかり
遠い喧騒
ひた、ひた と
満ちている

あくびする野良猫
市場で物売りが媚を売る
温い風にひるがえっては落ちる、安宿のカーテン
音もなく
 ....
 真白な 事象 そのゆえに かれをあいしたのは だれ。

 向日葵の咲き誇る夏であったが為に、彼の葬儀は凍り付いた二酸化炭素の煙が目に沁みた。
 青ざめ強ばる腐食の膚をやんわり押せば戻らずに留ま ....
荷花(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
世界自由詩010/3/31 17:09
Breath自由詩408/12/12 10:45
白光事象散文(批評 ...0*08/12/11 21:18

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