いつもブレザーの右ポケットに煙草をしのばせていたこのお前が

ヤリマンと噂になったこのお前が

右耳の3つの穴から世界が見えるこのお前が

合鍵で屋上にしのびこむのが好きだったこのお前が
 ....
右手の中指の先から
「私」が さささーっと
砂のように崩れ散っていきそうで
怖いのです

崩れ散った「私」のつぶつぶたちは
風に乗ってどこへやら

かろうじて残った「私」の残骸は
恥 ....
ああ
こんなにも怖がりで
弱虫で
ちっぽけな
私がいるよ
(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
お前自由詩009/1/27 23:07
特別な女の子自由詩309/1/26 0:32
ひとり自由詩109/1/25 21:53

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