羊水の赤子が皮膚にやってきたら
そのとき、わたしのお腹には
代わりになにが宿るのだろう
満点の星空はわたしの
お尻をかけぬけ
まぶたはふるえ
意識が取り戻さ ....
なんで人は肉のままではいられないのだろう。
朝の塵の部屋で思う。
自身の真空を真空のままにしておくこと
奪われたままのすがたで立っていること
うめようとしないこと、真空を、安易な他者へ ....
肉が、声を、発する、ただそれだけで、わたしたちは、ひとまえではだかになることをやめた。
ものが、音を、たてる、物音が立つ、立つ、物音が、人以前が、立つ、それだけでわたしたちは、もう、こどものよう ....
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