星と星の狭間を
人差し指で、なぞり
名前を生み出して
 
明日の何処かで
煌めく胎児達は
新しい呼吸法を習い
 
希望に満ちた
我が儘な産声を上げ
人差し指、から伝わる
愛 ....
 
ふわふわに笑いました。
雲のような
私の、一行目です
 
すこうしだけ
背伸びをしてみて
瞳には捉えた、はず
(たかい、たかい。おそらにあなた。みつけた)
 
うろこ雲
私に ....
空なんか眺めたり
欠伸の回数、よりも
溜め息が勝って
 
僕を狙う
カモメの数を数える
何百 何千と
 
敵ばかり増やして
 
 
上下に浮き沈み
エレベーターみたい
 
 ....
 
頭で気付く、よりも前から
体は分かっていた
の、かもしれない
 
 
朧気[オボロゲ]に陰っていく
あなたの背中は小さく
 
しがらみの中、駆け回る
私の足は
不器用な足 ....
 
自分に疑問を生んだ時
 
遠い記憶の波が
涙をさらっていく
なつかしむように
 
 現在
 
の私を被せて
頭の中はひたすら
ちく たく
 
白い霧をすすむ
 
 
 ....
 
校庭に伸びる影に背中を向けて
私の影は抜けていく
年老いた校門は歯をなくしてしまったのか
カラカラとは、もう聞こえない
 
(赤錆の、涙。手を這わす。記憶の跡、に。ほろ、り。)
 
 ....
 
彼女は画家のようで
引き込まれる色彩、に
私は、くらくら
目眩を覚えた
 
使い古しの筆先
さわさわ、っと
泣いているのかな
 
 
彼女は詩人であり
恐らく数奇な
数多 ....
 
リズムを壊すように
相槌をうってみると
何故だか無性に
胸が痛んだ
そんな気がしたけれど
顔は笑ってるんだ
 
あいつはいつだって
誰かを殴ってる
実はその、逆
ではないかと ....
 
 声は届かず、
 
空白による想像
繰り返し重ねてみる
 
透過はやがて
いちいちきゅう、
の信号を打ち上げ
覚束無い足取りで
慣性の法則に辿り着く
 
_ 
水面下で白 ....
 
せんめいに見える
世界、よりも
 
 
 ふやふや
 ぐにゃぐゃにゃ
 
 
ぼやけた
視界に流れてくる
あいまいな、世界
 
なんて、“すてき”
だろう。と。
そう ....
 
私の背中に、少しずつ
一筋の陽が射して
橙に孵り、いつか
 
 ひら り、
 
私は わたし
を、翻す
 
 
碧色の温もり
 
木枯らしに
悲しみ、落として
 
 ....
 
ぐらんぐら、らん
昔作り上げた願望は
粗大ゴミとなった
 
焼却炉へ
おもむろに葬られ
弔いも、なく
ぱ、ら、ぱら、
黒煙と化していく
 
空へ立ち上りながら
昭和を醸し出 ....
 
 やらかく、笑む
 
陽を集め、下
り くだる
 
雪の青さ
石に 当たり 砕、け
凍返る 先々、に
熟した白、の
息をふわ り
 
 さら
   さよなら
 
名残 ....
 
緑の絨毯で仰向け
 
大の字描いて
 
 「飛びたいなぁ」
 
なんて
呟いてみたり
 
 もっくもく
 
  もく もっく
 
しちゃっても
いいかな?
 
風 ....
あくまで第三者でしかなく
客観的な見解
 
それはメディアの言葉
と、何ら変わりのない
無慈悲で、
自己中心的なものだと
 
 
教科書など何も、教えて
なんかくれず
そのページ ....
とある真夜中、の事
 
 
苦味薫る、珈琲缶を片手に、握りしめ
渋さを漂わす、煙草は片手に、塞がった左右
 
(煙草、吸いながら、飲み物を口に、含む人っているでしょ?)
 
それでも唇 ....
 
わかっている つもり
だったのです
 
永く浸り過ぎたお湯の中
 
  でも おそと は
  さむすぎて
 
(見渡しても、白い群れに、拐われるの。)
 
静まりかえる
水 ....
 
ぶんぶん振り回しても
宙を、きる
 
 
この手 届かない 距離
 
 
がむしゃらな想い
哀しくも透明、を泳ぐ
 
 
この声 聴こえない 空間
 
 
(すん すん)

巡り巡った
碧色の雑草 ....
 
真昼の夢
ゆっくりと
落ちていく
 
陽気な空
あざとく笑う
嫌味だけを込め
 
 あああああ
 
書き溜めた黒い文字
吐いてみたら
白紙に戻っていく
 
 け れ  ....
琥霙ふうり(19)
タイトル カテゴリ Point 日付
御手自由詩1*09/5/3 2:32
Diary自由詩5*09/4/8 22:20
疲れた魚自由詩1*09/4/8 18:25
牡丹雪自由詩2*09/4/4 18:53
迷った先に自由詩1*09/3/18 11:14
待ち惚け自由詩1*09/3/17 9:02
いずこへ自由詩1*09/3/15 16:56
人間役者自由詩0*09/3/12 9:36
call自由詩1*09/3/10 18:33
もざいく少年自由詩1*09/3/8 10:45
自由詩1*09/3/8 8:47
失ったもの自由詩1*09/3/3 8:01
雨水自由詩3*09/3/2 2:21
カエルの歌自由詩1*09/3/1 5:50
お偉方様は常に上自由詩1*09/2/28 9:55
【恋しいだけ】自由詩2*09/2/28 3:32
【遊泳】自由詩2*09/2/27 5:26
【雪柳】携帯写真+ ...3*09/2/27 5:10
【痛みの時間】自由詩2*09/2/26 7:26

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