授業のみじかい休み時間に
俺たちは 10人くらいでわいわいと
こんにゃくでの正しいオナニーの仕方について真剣に討議しあった
机にフリーハンドで長方形を三、四個 描く
さて これでどうや ....
頭かゆいんですよう 鹿野センセと差し向い
鹿野センセは禿げてて中年で少しだけセクシーなきらきら瞳の脳外科医で
頭かゆいのにどうして脳外科なのかというと
そんなら鹿野センセがいいわようピコピコ ....
警官をしている先輩が言う。
沖縄サミットは ほんとにヒドい目にあった って。
わたしの好きな先輩。
今朝も早くから暑いのに 泥だらけの軽自動車で
沖縄のオジイとオバアが野良仕事に出かけ ....
1
月に憑かれたピエロが
ぼくにずっとささやきかけていた
ぼくは我にかえった どうして
こんな遠くまで来てしまったのだろう
2
満月に
子供のオバケがひとり
さ ....
焼き払われて
焦土と化した故郷の村に還ってきた
いちめんの砂地に転がる骨のオブジェたち
あたしの家のあった場所に
炊煙があがったような気がして
駆けよってみると
テントのまぼろしの ....
まあ、いきなりマンガの話です。昔のマンガですね。原作者は吉沢やすみ。
昭和45年から50年にかけて連載されたこのマンガ、ぼくの世代ではアニメの印象がかなり強いです。アニメも大ヒットで、実に103 ....
詩 って なんだろうね?
君がぼくに訊ねる
ぼくは 脱いだばかりの
クツ下のにおいを無心に嗅いでいて
君の問いに答えられない
君とぼくの目と目がゆっくり重なる
例えば 早朝の草野球 ....
来る 来ない 来る 来ない 来ない 来る…
散ってゆくイチョウの葉っぱを数えていたが
あくびした瞬間に わかんなくなってしまった
おととい販促のおネーちゃんからもらった
ケータイで ....
ふたつ先の しずかな私鉄の駅でおりて
ふたりは歩いた チャボとスミレ
おだやかな秋の風がふいていた
さほど高くない丘を見上げるように
さほど広くない その公園はあって
まばらな紅葉が ....
半年前の ボロボロの少年マンガ雑誌
弟とふたり 飽きもせず同じとこばっか読んでた。
少年が押し入れを開ける。押し入れにはいる。
するともうそこは宇宙船のコックピットで
....
はげしい酸性雨にうたれて森が溶けていく
夢で
目が覚めた
髪が寝汗でべっとりとはりついている
彼がわたしに
失くしてしまったほうの腕で
手渡してくれた
一杯のコップの水を
ずい ....
三万人を擁する月面都市でヤツがただ一人の郵便配達人だった。
八の字マユゲのひょろひょろした若い男だった。郵便会社配給の
ぴっちりした制服の着たきりスズメで小さすぎる郵便帽が申しわ
けなく頭に ....
怪人ラフレシアは
世界最大の怪人で(よく分らんが)
根なし草で
独特の腐臭をはなつ
体格を活かしたパワー攻撃と
こいつはたまらん の におい攻撃が
彼の武器だ
フラワー団のア ....
海上を突っ走るマリーノ超特急は
どこまでも青い廃虚やら波濤やらが
混じりあったりのたうちまわったりで
車輌の隙間から
夜が入りこんでくる頃には
俺もアンちゃんもいい加減しょっぱくなる。
....
ガッツ星人にやられて
爆発炎上してしまったウィンダムに
ウルトラセブンは 別れのことば ひとつかけてやれなかった
次の瞬間には ウルトラセブンは闘っていたのだ
地球を侵略者の手から救う ....
岬の陸続きに密生する森には、たえず湿ったカーテンがかかっ
ていて、それが灯台の守りをするぼくらとの境界線だった。上
から下へ、あるいは奈落へ、数字のように降り注ぐ水のカーテ
ン。けしてぼくら ....
「ええと…ミスターチャド、くん?」
「いいえ、チャボです。ボクシングの『ボ』…」
「ああ、ぼったくりの『ボ』ね。…実戦経験ありか。どこのプロレス?」
「あのう…正義の、味方です…」
「聞いたこ ....
石垣りんさんのことを書かずに倉橋さん、つーのは、詩書きとしてどー
か、とも思えるんですが…。倉橋由美子さんの作品からは、ぼく好みの
何ともいえぬニオイがして、大好きな作家さんでした。
んで ....
{引用= はじめに断っておきますが、これはオリジナルではありません。
格闘家の前田日明さんが語った少年時代のエピソードがあまりにも
いい話だったので、詩にさせてもらいました。
もちろん、ご ....
ずっと
胸のエンブレムを隠して生きてきた
正義のヒーローが
ひとりいた
今どき分りやすい悪なんて
そこらそんじょに転がってるもんじゃないし
ギターが弾けたらよかったのに
古 ....
1
かんがえごとをしていた
アンテナの感度オーケー
かんがえごとは好き
詩の神様が降りてくるのを待ちながら
かんがえごとをすると 頭が湯だって
ピキピキ ピキ ポン!
となる瞬間 ....
赤茶けた
ぬくもりの大地に
無言の歓声を喚げる。
曠野にひとりうたうピアノ。
その日
生まれてくる
いのちのために
地球は
美しい嘘を吐き続ける
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=25813
たもつ(敬称略)『十階の家族』。
子どもの夢がどんどん膨らんでいくのは、いいもんです。その夢を親が一 ....
「すべての生命は海から生れてきた。じゃあ、星はどっから生れてきた?」
そう、宇宙だね。ぼくらの生命の、おおもとの、そのまたおおもと。
ぼくらが海に郷愁を感じるように、宇宙に郷愁を感じるのは、け ....
お花畑があって、
あるいはお花畑があることを切にねがって、
分不相応なドレスを身にまとった娘さんが、
いい年こいて錯乱して走り回ってます。
「おほほほ」なんて言ってます。すごいですね。
....
0
プラズマ
プリズム
スコープの内側
気を失いそうなくらいに
星空だけがキレイだった
1
キラキラと一本に光をうける溝のなかをビー玉が転がっていく
....
ぼくが自炊する時によく使う副詞
「ケツが割れるほど」ナツメグを摺りこんで
「気がちがうくらいに」コショウをふりかけ
「めまいがしそうなほどに」焼酎をブチ込みます
猫のフクちゃんが匂いを ....
たあくんは
生えかけの歯が かゆくてかゆくて
何でも口に入れてもぐもぐしている
おっぱいも よく噛んで
痛がるカミさんの反応を見て
ケタケタと笑う
この年で女を泣かすのか。
近くのスーパーで2480円で買った
ドリアンが いい具合に熟れたので
苦労してむいたら その匂いで
カミさんが騒いで 赤んぼが泣いて
しかたなくベランダで立って食した
昼食はクサヤの ....
角田寿星
(150)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
こんにゃく時代
自由詩
5*
06/2/20 22:27
地球かゆい
自由詩
5*
06/2/16 23:36
免許不携帯につき
自由詩
6*
06/2/4 23:14
月に狂う
自由詩
7+*
06/1/30 23:03
ある帰郷(マリーノ超特急)
[group]
自由詩
10*
06/1/25 21:52
ヒロシと寿司と母ちゃんと(吉沢やすみ『ど根性ガエル』)
散文(批評 ...
6*
06/1/3 23:42
もいっぺん、童謡からやりなおせたら
散文(批評 ...
4*
05/12/20 22:08
怪人を待ちながら(Mr. チャボ 勝利への飛翔)
[group]
自由詩
4*
05/12/17 21:27
残酷!怪人スミレ女(愛と哀しみのMr. チャボ)
[group]
自由詩
7*
05/12/10 16:37
ガキのころ、宇宙船に乗った
自由詩
2*
05/12/4 19:05
失われた腕たちへ
自由詩
4
05/11/28 21:52
郵便配達人、走る
自由詩
1
05/11/28 21:39
最兇!怪人ラフレシア(男とは?Mr. チャボ)
[group]
自由詩
4
05/11/13 18:26
流星雨の夜(マリーノ超特急)
[group]
自由詩
8
05/10/15 8:13
ウィンダム(怪獣詩集)
[group]
自由詩
9*
05/9/23 8:14
「灯台のある岬をめぐる」駅にて(マリーノ超特急)
[group]
自由詩
4
05/9/3 8:25
明日のために!Mr. チャボ(Mr. チャボ、真夏の激闘)
[group]
自由詩
7
05/8/27 23:21
新訳『星の王子さま』レビュー〜倉橋由美子さんの遺作
散文(批評 ...
3*
05/7/23 1:05
ゴモラ(怪獣詩集)
[group]
自由詩
12
05/7/20 22:06
ハロー、Mr. チャボ(Mr. チャボのテーマ)
[group]
自由詩
13
05/7/19 0:36
詩人は、どうしてこんなにセツないんだろう(おまけ付き)
自由詩
3*
05/7/10 23:54
雨
自由詩
3
05/7/8 5:50
朝
自由詩
6
05/7/6 23:14
おんなのこ、おとこのこ 〜たもつ『十階の家族』〜
散文(批評 ...
6
05/6/7 6:34
佐々宝砂『星涯哀歌 1』によせて
散文(批評 ...
3
05/5/11 0:37
世界パンパカパーン!
自由詩
6
05/5/7 15:49
世界がオワだなんて、そんな!
自由詩
12*
05/5/3 6:48
食べる(男の料理編)
自由詩
3
05/2/26 13:07
食べる(そろそろ離乳食編)
自由詩
6
05/2/26 13:06
食べる(家庭の危機編)
自由詩
9
05/2/26 13:05
1
2
3
4
5
0.32sec.