あほう
からすが
俺をみつける
てんてんとはしくれを伝い
屋根に字を書いた
硬いくちばしで
盗まれぬようにと
視線を気にし
おまえら
影より黒いじゃないか
瞳の中にさえ
 ....
ワンカップを自販機で購入した人間の
いったい何割が自滅しているのだ
タクシーの運ちゃんが
酔っぱらってませんよ、って
さっきから赤ら顔で小物入れからワンカップ
出したり入れたりなで回し
蓋 ....
こいびとが耳元で音叉を鳴らした

   Aの音だ

     えーのおと

   気持ちいいよ

     ちいさくなっていく

   まだわかるよ

     まだきこえる
 ....
Heaven(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
からす自由詩104/3/16 1:55
ワンカップの夜自由詩504/3/12 3:47
音叉自由詩104/3/2 21:43

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