自分が自分であるための確かさ
未来に向かい立ち向かえる確かさ
こんなもん どこにも自分にはない
人間は くだらない人間も生きさせる
こんな僕に死をください
静かな風がながれていた
セミが鳴く
緑の隙間から木漏れ日があふれる
少年の僕は ゆっくりと 知らない世界を歩いていた
あれから 月日が流れ
何か 楽しい事があったのだろうか
あの夏の日 ....
アクリル板で 外を覗き込んだ
何もないことが 大きな安心を感じる
よくわからないことが 人のぬくもりを求める
浮かび上がった 真っ白な世界
そんな世界をいつも歩いていく
怒りも悲しみも かす ....
ゴミ収集場車から 灰色の服を着たお兄さが降り
腐臭を放つゴミを次々に投げ入れた
テレビでは ダルビッシュの投球を実況のアナウンサーが
「魂のこもった投球です」
コンビニに行く
「環境 ....
ただ、じゃあね って言って出ていった
もう分かっていた
でも、ずっと この部屋に座り待っていた
時間の意味を無意味にして
孤独と虚無が嫌だった
だから、ずっと この部屋で ....
水面に石ころがぽちゃんと落ちた
透きとおる水に縞模様
ぼくの渦はどれだろう
ぽちゃん ぽちゃん
繰り返し 繰り返し
そして また静かな水面へ
そよぐ風 なびく木々
ぽちゃん ぽちゃん
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