少年は行くあてもなくふらふらと街を彷徨う。

初夏の陽射しの中、陽炎が揺らぐ。
気づけば辺りに人はなく、見知らぬ坂を登っている。
街のざわめきも、あれほどうるさい蝉の鳴き声も聞こえない。
 ....
コノハナ(1)
タイトル カテゴリ Point 日付
輪廻自由詩109/7/27 3:20

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