裸の王様は
今日も見えない服を着て
得意げな顔して歩いてる

こんな小さな国なんか
片手で潰せる程度なのに
何を従え満足してるのか
両隣りのマネキンは
見せかけの服従が得意
したたか ....
僕には
サンタクロース役の父も
温かい手料理を作る母も
いなかった

プレゼントを抱え
街中を楽しそうに歩く
親子連れ
僕にはその温度が
わからない
繋がれる事の無い
凍てつく両 ....
最近の子供は
夜更かしが多くて
ワシの仕事は
日の出前の早朝に
なってしまったよ
そんなんだから
新聞配達の兄ちゃんと
バッタリ出くわしてさ
お互いリアクションに
一瞬戸惑ったさ
 ....
美しい心だけ
見ていたいよ
あなたの前では
素直でいたいよ
天使と悪魔が宿る
この身は不安定
月明かりが床に溜まる
暗い部屋の片隅で
愛が欲しいと泣いた夜
こんな時もあるんです
弱 ....
真っ赤な嘘で固めた
毒を隠し
殿方に近づき
虚像の世界で理想を演じる
忘れかけていた
甘酸っぱい味に触れ
何人もの殿方が
騙される背景には
諦めや寂しさの
隙間があって
美しい光沢 ....
こんなに便利でいいの?
ネットは今や常識
でも
こんなもの
無かった方が
良かったんじゃないかと
時々思う
面白いけど
面白く無い
なんか人間が変だ
知らなくていい事まで
知りた ....
雨の音が寂しさ運ぶ
こんな夜は
貴方に甘えたくなる
会いたい気持ちを
抱きながら
貴方を思い紅を引く
雫に濡れた窓に映る私
泣いてなんかいないわ…

わかってる
貴方には守るものが ....
寝たきり生活もう何年
飲めない
食べれない
喋れない
動けない
管に繋がれ生かさている
生きているんじゃなくて
生かされている
献身
愛情
思いやり
本当にそれらが全て
正しい ....
幸せってなんだろう
改めて考えてみた
欲しい物が手に入る
好きな人と結ばれる
お金持ちになる
人に褒められる
友達に恵まれる
健康でいられる
他にも大なり小なり
幸せの形は様々あるけ ....
私は毎日
あなたが通り過ぎるのを
ただ見ているだけ

好き
嫌い
好き
嫌い
好き
嫌い…

花占いは得意です
『嫌い』から
始めてしまえば
『好き』で終わります
あなた ....
日曜日の喜びは
午後3時頃から右下がり
夕方のサザエさんは
今日もいい天気と歌うけど
僕の心は曇り空

月曜日のラッシュアワー
流れる電光掲示の遅延情報
またひとつ
思いつめた命が
 ....
君と僕は向かいのデスク
昼間はお互いただの同僚
今はまだ誰にも秘密
夕べのキスは他人事
僕の前ではポーカーFace
君もかなりの女優だね
移動は避けたい
僕も同じさ
君の肩を叩く上司に ....
なにもそこまでムキになって降ることないだろうYO!オマケに上空のあちこちにヒビ割れまで入れてYO!
バリバリドカンとやるからYO!
信号機が消えてメチャメチャ危なかったんだYO!
今日になっても ....
『ゴメンネ』
たったこれだけの言葉を言うのに何で変な勇気がいるんだろう?
意地を張れば張る程ややこしくなるし余計なエネルギーを消費してしまう
何ひとつ良い事なんてありゃしない

『ゴメンネ』 ....
ボクのご主人様は
いつも忙しそうで
あまり遊んでくれない
だから壁に八つ当たり
クロスはボロボロ
築年数4年って何ですか?取りあえずゴメンにゃ〜

ボクのご主人様の
好きな居場所は
 ....
じいちゃん
間に合わなくてごめんね

ねぇ、じいちゃん
いつもと何か足りないよ

安らかなその姿にはもう
心は宿っていないんだね

なんだか人形みたいだ…

そのしわくちゃな手
 ....
学校にナイショで
バイト三昧
学校の勉強より
真面目真剣
少々キツイが
時給は高め
煩い店長
いなけりゃ最高
なんだかんだで
なんとか頑張ってるよ

客に紛れて
時々やって来る ....
取りあえず便利な
コンビニの弁当
口当たりは良いけど
何かが足りない
どこかオートマチックな
味がする

注文してから作られる
湯気の立つホカ弁
出来たて感は嬉しいけど
まだ何かが ....
血の気が多いアナタは
いつも好んで肉を食べる

この前受けた血液検査
結果の詳細見て
明らかになった
アナタを作り上げてる
ちょっとした要因
医学的にも証明された
血の気の多い気性
 ....
君とおしゃべりしていると
何だか同じ空気を感じるんだ
気が遠くなるほど遥か昔に残してきた僕のかけらが
薄まりながらも時代を駆け抜け
君の中にも生き続けているとしたら
多分似た者同志って事で
 ....
扉を開けるとそこには
柔らかい膨らみをおびた
甘い香りの君がいた
とろける様な舌触りの
あの濃厚な感触が蘇る
僕は誘惑に負けた後の
リスクぐらい知っている
でも でも でも でも
君が ....
待ち侘びた雫の中へ
僕の情熱が滑り込む
昇り詰めた先には
未来なんて無いけど

積もる事の無い
都会に降る雪は
まるで行きずりの恋模様
落ちては溶けて消える
貴女も都会の人ですね
 ....
幸せを願うのは
不幸を知っているから

大木の根が深く強靭なのは
地上の嵐を知っているから

春が心地良いのは
冬の寒さを知っているから

相反する存在は
個々の輪郭を太く強くする ....
お揃いで買ったTシャツ
いつの間にか色も褪せて
流れ行く時間が
二人を変えてしまったの
ねぇ、覚えてる?出会った日の事
あの時、確かに永遠を感じたよね?
今 あなたの言った別れの言葉
冗 ....
モヤモヤした昼間の感情
小煩い大人達の小言
見つからない自分の未来
濁り溜まるばかりのエネルギー
不安に追い付かれない様にアクセル全快でぶっ飛ばす真夜中の湾岸道
風になれた気がしたんだ
全 ....
砂の中に手を入れて
指の上に残った一粒の小さな出会い
偶然って不思議だよね
存在すら知らずに過ぎてしまう事が多いのに
僕の前に現れてくれて
感謝しています
何も出来ない僕だけど
君の心の ....
別れって
失う事ばかりじゃなくて
得る事だってあるんだね
一人の時に作った土台は
現実で生きる力になった
逃げ場が無かったからね
それは君も実感しただろ?
何も分からないくせに
精一杯 ....
いきなりそんな冷たい仕打ちかよ
どこかでお会いした事ありましたっけ?
君に何した訳でもないのに
のっけから激しい攻撃
いじめっ子を通り過ぎて
もはやケンカでも売ってんですか?
心的に打ちの ....
隙間無く並んだ町並み
商店街のアーケード
自転車こいでるお巡りさん
穏やかで愛想のいい
クリーニング屋のおじさん
後ろ手組んで
何かを眺めてるお婆ちゃん
雑多だけど人情が染みる
夕日が ....
思い通りに行かない事
沢山あるけど
結果その方が良かったと
後になって思う事もある
時には見えない引力に
身を任せてみるの
流れ着いた場所で
振り返った時に
初めて気付く何故の理由
 ....
加羅(32)
タイトル カテゴリ Point 日付
裸の王様自由詩109/12/28 19:16
Silent Night自由詩1*09/12/12 11:05
賛多道自由詩1*09/11/14 19:45
愛をください自由詩2*09/11/11 21:37
詐欺林檎自由詩1*09/11/3 21:24
ネット自由詩1*09/10/31 1:34
2nd Woman自由詩2*09/10/25 0:08
命見つめて自由詩3*09/10/22 17:33
幸せってさ自由詩1*09/10/16 20:49
道端コスモス自由詩0*09/10/11 21:05
日月火水木金土自由詩109/10/1 20:13
社内恋愛自由詩009/9/30 20:20
空よ自由詩1*09/9/30 20:00
『ゴメンネ』自由詩009/9/28 21:05
にゃあ自由詩009/9/27 23:04
じいちゃんの忘れ物自由詩009/9/27 20:01
アルバイト・ブギ自由詩1*09/9/26 22:53
弁当自由詩1*09/9/26 22:47
肉食系自由詩1*09/9/25 21:24
同類自由詩009/9/24 19:42
夜中の誘惑自由詩1*09/9/22 2:46
都会のYuki自由詩1*09/9/20 19:06
心次第自由詩0*09/9/20 18:57
分岐点自由詩1*09/9/18 21:25
族々しちゃう自由詩0*09/9/18 21:04
ありがとう。自由詩1*09/9/16 1:52
必要な別れ自由詩1*09/9/15 19:14
ツンデレラ姫自由詩1*09/9/14 22:22
下町の匂い自由詩2*09/9/14 18:45
点+点=線自由詩1*09/9/13 14:35

Home 次へ
1 2 
0.36sec.