一度話した言葉を自分に禁じていく
だからどんどん話せなくなっていく
言葉がなければ
話したいことも失われる
何故禁じたのかはもう判らない
静かな日々が。

楽器が弾ければよかった
言葉 ....
夜の間に皮膚から滲み出て来るもの
それが何なのか
夜の間に爪を伸ばすもの
それが何なのか

あなたに聞きたくて手紙を書く
切手はあの時の四角い空だ
  まだ誰にも使わずに残っていたあの時 ....
小さく小さく言葉を切り取っていく
言葉の断面にはその言葉が書き込まれて居るから
いくら切っても言葉は言葉だ
世界とは違うのだ
毎日とは違うのだ

一冊の詩集を小さく千切って行く
詩集はす ....
毎日は飽きもせず毎日

昼の間に体は
指先からほどけ
長い長い夜の間に
結び直される
それが延々と続く毎日

ほどかれるために
結び直される体

指先のように
昼の光には
 ....
鳥を探して
走り続ける

ごおごおがつがつと
びくびくがるがると
僕の体の音が聞こえてくる
耳の奥で
耳の奥で
目に見えない僕の音
個性とかアイデンなんとかとか
アプリオリとかDN ....
いつかの一言の力で
  アーカイブズに埋められていた文字だ
ゼロの輪が決壊する
溢れ出して世界はゼロで充たされる

朝を迎えるために世界を
ゼロから救おうとするが、
もう検索しても引っ掛 ....
夜の鳥が帰って来ません
体から抜け出て街の夜を作る
僕の夜の鳥です
昼の間も空っぽなら
僕の体は孵化してしまいます
昼は僕の組成を変えてしまう
太陽は日の光は僕をゆるりゆるりA ....
この街に
夜が戻ってくる
小さな無数の鳥の形だ

夜が鳴き交しうるさい真っ黒な空だ
夜が羽ばたき異臭 夜が巻き散らすむせる羽毛
鳥たちが空に満ちれば
この街の夜が完成だ

この鳥たち ....
『テイルとダッタの兄弟は森に逃げ出したが兄のダッタは嫉妬からテイルを殺し神様は何をしているダッタお前はまさか弟を殺しているのか?はい神様私は一人で夜だっ


彼は電車になっている
どうも姿が見 ....
キムラタツオ(9)
タイトル カテゴリ Point 日付
一度話した言葉自由詩310/2/20 17:59
それが何なのか自由詩010/2/18 23:38
僕は家に帰る途中だ自由詩110/2/16 23:34
毎日のように自由詩209/10/15 0:24
僕の音自由詩3*09/10/7 22:53
ゼロの僕自由詩1*09/10/5 22:05
A僕自由詩3*09/9/24 17:35
夜の鳥自由詩5*09/9/15 10:38
テイルとダッタ自由詩1+09/9/10 0:50

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