別にあなたなんかいなくたって寂しくないけど
だからってどっか行けっていう意味じゃないのになあ
あたしが素直じゃないからじゃないのよ
あの人が早とちりなだけでさ
どうにもこうにもうまくいかな ....
愛想笑いが失敗した顔って

どんなものか分かりますか

醜くひきつって 歪で

あなたの笑顔みたいです
冗談でも 本気でも

最近 愛してるって 言わなくなった

きっと もう ずっと言えない
思えば小学生の頃は 授業中に寝たことなんてなかった

いつから私は 知っていくことから

目をそむけてしまったんだろう
私の嘘が

針千本 飲むくらいで

許されるなら
ケータイなんて持ってなければよかった

そしたら たけしからメールが来ないとか

なんとなくメールできないとか

そんなこと考えなくてよかったのに
我慢してんの

これでもね って 苦笑交じりの声

笑えるでしょ 言いながら笑う

君の背中が小刻みに左右に揺れる

嘘つく時の君の癖 気付いてた?

顔を覗き込んだ

笑 ....
情けないことに

彼女の涙を見るまで

彼と彼女の関係を 認めることができなかった


彼からのろけ話を聞くのも 彼女から彼との進展を報告されるのも

最近はだんだん笑えなくなってき ....
ああ あんたはいいね

そうやって しっぽ振って笑ってるだけで かわいいんだから

そんなじっと見ないでよ

さっきジャーキーあげたばっかりでしょ

なんかさあ もう頑張るのに疲れ ....
天気予報は晴れ

空は曇り 今にも雨が降りそうで

「絶対」なんてこと ないんだって 思った


電話するよ 君が言ったから

一日中 受話器を握り締めていた


約束なん ....
こんなに近いのに 今も 遠いね

だいすきだよ って 遠い背中に呟いてみる

届くわけなかった
子どもの頃 私はパン屋さんになりたかった

幼稚園からの帰り道にある 公園のとなり パン屋さん

優しいおばあさんが いつもひとつだけ菓子パンをくれていた

その菓子パンがだいすきだったか ....
震える右手で

左手を必死で押さえつけた

階段を降りる

彼女の背中を 押さないように
takase(13)
タイトル カテゴリ Point 日付
なかなおりのほうほう自由詩105/8/13 0:51
愛想笑い自由詩104/5/19 20:54
no say自由詩004/5/19 20:53
知っていく自由詩204/5/8 22:03
指きりげんまん自由詩204/5/2 20:58
土曜日自由詩004/4/17 12:01
つよがり自由詩104/4/7 17:53
彼の恋人自由詩004/3/31 20:47
素直なポチ自由詩104/3/30 14:57
てるてるぼうず自由詩204/3/30 14:49
遠い背中自由詩204/3/28 22:32
パン屋さんの夢自由詩204/3/28 22:22
殺意自由詩304/3/28 21:57

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