己が欲するもののために
大切なものを犠牲にして
螺旋地獄の世界に飛び込んだ
僕にとって手首を切ることが
唯一の生存確認方法だった

「間違ってる」と言われても
「気持ち悪い」と言われても
「やめなさい」と泣かれても

もう逆らわないから
だから僕のことを壊さな ....
まるで奇跡だった
人生において敗北者だった僕が手に入れた{ルビ贈物=きみ}

この手を離しはしない
誰にも渡しはしない
壊してしまわぬように大事に包んで

ドレスを着せて
白い箱に閉じ ....
朽木隼人(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
中毒自由詩309/12/4 23:23
自慰行為自由詩109/12/4 22:57
プレゼント自由詩109/12/4 22:22

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