電車の中でペチャクチャうるさいケータイ女子高生
出口に荷物を置く同級生
席を譲らない後輩



パシリに走らされている隣の席の子
オゴれと絡まれてるメガネ君
ゴミを廊下に捨 ....
一昨日の夜
近所の ジョニーという名のパピヨンが
久方ぶりに 姿を見せた
よたり よたりと
おぼつかない足取りで あるいていた
飼い主の 笹本さんは
いつも つけているはずのリードを
今 ....
チョコレートをほおばりました

しばらくもぐもぐして

くちのなかがあまく、あまくなりました

むかいにすわったあのひとは

すこんぶをほおばりました

しばらくもぐもぐして

 ....
失恋したともだちを

「落ち込むなよ、まだ他にも良い人いっぱいいるって」

と、はげました

ともだちは

「でも、あの人は一人しかいない」

といった



なにも言えな ....
              





人間が理性に疑問を抱いた時
世界が終焉の時をむかえる
嗚呼 私は知っているんだ

この一瞬の空白の時間を・・・


ちらりと交し合う視線 その先に乗せた言葉

音にしたら きっと私の心をぐっさり傷つける


その 一瞬で終わる空白の時 ....
悪いところにメスを入れないと


健康にはならないんだよ
文明の発達が

地球をここまで衰弱させた、と

誰かが言った


文明が発達せずに

自然と共存して暮らせば

地球の終わりなどこなかっただろうに、と

誰かが答えた

 ....
私はあなたを目標とし

あなたに追いつこうとひたすら走る


そしてあなたに追いついた時

わたしは

あなたを踏み台にして飛び越えてゆく


そして新たな目標を見つけて

 ....
日々をすごしていて

ふと、頭をよぎったことを

詩にしようと思い

いつもノートの切れ端にメモしていた


でも、やっぱり

それはナマモノで


この間ノートを開いた時 ....
平和を重んじる所に生まれ

平和を重んじる所で育った

平和を重んじる学びを受け

平和を重んじよと教え込まれた


毎年夏には資料館へおもむき

数々の遺品や写真を見て

 ....
おなかがへっているとき

だれかになにかをわけてもらうと

すごくうれしくなって

こころがゆうふくになったきがして

じぶんもだれかにわけてあげようとおもえる

そして

わ ....
ママが、ガン検診から帰ってきた

ガンかも、しれないと

腫瘍が、みつかったんだと

足が、宙に浮いた気がした

脳みそが、縮んだ気がした

ぼう、として

え、としか言えなか ....
「ありがとう」を言う時に思い出すのは

してもらって嬉しかったこと

「ごめんなさい」を言う時に思い出すのは

自分のしたことへの悔い

「さようなら」を言う時に思い出すのは

楽 ....
あなたにあえたひには

オールドファッションをたべる

あなたにあえたひにしか

オールドファッションをたべない


オールドファッションをたべながら

あなたのことをおもいだす ....
私は、絵を描くのが得意です

私は、本をはやく読むことができます

私は、色々な事を想像することができます

私は、新聞を毎日いい子に読むことができます

私は、ピアノを弾くことができ ....
なにかを かきたい

ひとびとが あっとおどろくようなものを

とにかく このあふれてとまらないなにかを

かかなきゃ きがすまないのだけれど

そのあふれるなにかを ひょうげんするの ....
冬のよる

二人で歩いているとき

あの有名な星座の

みっつ並んだ 星をみつけた


ぼくが君に

ほら、といって指さすと君は

わぁ、と言って見あげたね


星を見 ....
”かあちゃん、ゆきを、さわりたいよ”

腕の中の子が囁く

”ゆきで、ぎゅっぎゅって、やりたいんだ”

蚊の泣くような小さな声で

お医者様に、冷たいものに触っては、駄目と言われている ....
青春は

まだ青いカジツだから


たべてみると

苦くて


涙がでてくるね
「あのねぇ、わたし、モテないんですよう」

はぁ、そりゃまたなんで?

「わたしてきにはね、そんなにブサイクというわけでもないと、おもうんですけど」

ふん、ふん

「クラスのなかで、 ....
きみは涙をなしながらつぶやく


『変よね。悲しいときに、目から液体が出るなんて』


ぼくは


そうだね、


といいながらきみのかみをすいた


きみは涙にぬれたま ....
ふと、おもいたって


じぶんの未来を予想して


図にしてみた



どこの大学にいって


どこに就職して


いくつでけっこんして


こどもはなんにん・・ ....
愛しい人をうしなったとき

海のさざなみをきくと

こころにぽっかりと穴があくような気がするのは

なぜだろう


もう戻らない想い出が

心を駆け抜けるわけでもなくて

愛 ....
廊下であなたと会う

あなたは私の後ろの子に手を振る


顔はあの子を向いていたけれど

ひとみは私をみつめていた、と

思うのは



自意識過剰でしょうか
今日、新しいことを学んだ

だけど、今日学んだ事はずいぶん昔から

世の中の常識だったらしい


自分の中に、新しくインプットされたことを

ほかの人はずっと前から当たり前に知ってい ....
腐りかけのものを食べました

胃が痛くなりました

心の中では

痛くなりたくない、と

思っているのに

勝手に痛くなります


私は考えました

もしや胃にとどまらず ....
”恋愛”をしていたら、いつのまにか時間が過ぎてしまいます

その時間のせいで、”恋”は終わってしまいます


そして、その”恋”が終わった時に、どんな形であれ

上手いぐあい残っているの ....
聴かせたいから、なのか

聴いて欲しいから、なのか

聴かせてやりたいから、なのか

聴かせてやってるつもり、なのか

ただ、唄いたい(弾きたい)から、なのか


        ....
『金子みすずは素晴らしい』

これ、お母さんの口ぐせ

なんで?と聞くと

『だれも気がつけなかったことに気がつけたから』

なんだって


詩人とは、そういうものなのだろう と ....
くろきた(166)
タイトル カテゴリ Point 日付
一日自由詩410/6/18 20:23
ジョニ—自由詩410/6/17 20:54
くちのなか自由詩410/6/10 15:16
世界に一人自由詩110/5/26 20:41
無題#自由詩110/5/19 21:12
空白の時間自由詩110/5/19 20:44
説教自由詩210/5/14 20:50
文明の発達自由詩1+10/5/14 20:48
新しい時代を刻みゆく自由詩110/5/14 20:42
ナマモノ自由詩2+10/5/7 20:22
折鶴の少女自由詩110/5/7 20:18
無限に広がる輪自由詩310/5/7 20:08
わたしのこころ自由詩310/4/28 21:41
言葉の作用自由詩110/4/25 16:22
オールドファッションのひ自由詩310/4/25 16:16
自慢じゃないよ自由詩610/4/23 20:46
なにかを自由詩410/4/23 20:37
みっつ並んだ星自由詩610/4/22 19:27
かたくりこ自由詩510/4/19 21:06
青春自由詩110/4/16 22:03
ひとコマ自由詩110/4/16 22:01
こころ自由詩210/4/14 22:42
未来予想図自由詩210/4/14 22:35
さざなみ自由詩710/4/9 21:46
ひとみ自由詩410/4/9 20:50
まだまだ、こどもかな自由詩510/4/1 20:42
胃とか、脳とか、小腸とか自由詩410/4/1 20:38
”恋愛”自由詩410/3/29 19:46
コンサートを開く理由、又、それに行く理由自由詩110/3/29 19:38
それに、気がつけるか、つけないか自由詩510/3/29 19:30

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