自分は歪んでいる
自分が思うよりも遙かに


自分は腐っている
自分が臭うよりも確実に


自分は劣っている
自分が感じるよりも他人に


認識せよ!
苦しみも
悲しみも
今日でおしまい
長いようで
短い
僕の人生は
これにて幕引き
喜べなくなるのは
ちょっとつらいけど


覚えている
カビの生えた
コンクリートのぬ ....
不満だ不満だ
お題目を唱えるようなおまえの
本当に不満なことはなんだ?


誤認されたアナーキズムでは
破壊があるだけで実りはない
小さな不満が浮かんで消える
何も前には進んじ ....
寒空の下
ベランダに出て
少し薄暗い星空を見つめる
ネオンのせいかかすれて見える星たち
もしかすると
この中に今
命数を使い果たした
悲しい星があるのだろうか


ぼくはた ....
毎日同じ時間に
ぼくの家に電話する
伸びない手を補おうと
受話器の向こうで
懸命にストレッチするきみ


無様だね


会うたびに
一緒にいたい
なんて口にするのは
 ....
あなたには
人を切り裂くほど
出来るだけ傲慢でいてほしい
あなたには
人を踏みつけるほど
出来るだけ冷酷でいてほしい


やさしくしないでくれ
わかったふりしないでくれ
転 ....
僕には
何もない
僕には
出来ない


手足だけ
埋められた気分


目の前で
黒円が
ツイストを踊る


どうしたんだろ


何も出来ない
何にもない僕
言葉は正しく
ついでに思想も清廉に
身支度も整えて
こうして
うそだらけの僕が一人
出来上がりました
すすけていじきたない
普段の僕は
きれいな繭に
おしこめちまおう
ちくしょう
あんなヘマは
二度としない


彼女は
実は男だったなんて
でも
案外、都合よかったりして


ちくしょう
あんなヘマは
二度としない


だました ....
かわいいあの娘が死んだ
あの娘の体は
投げ出されたままで
気に留める人もなく


かわいいあの娘が死んだ
あの娘の死が
社会を変えることもなく
分解者があの娘を土に還す

 ....
おめでとう
終わったことが良かったんじゃなくて
結果の良し悪しがどうとかじゃなくて
スタートラインに立ち
誰よりも輝いて見えたきみに
ありったけの笑顔と
溢れんばかりの涙を携えて
 ....
ねぇ
他人の性格なんて
どうでもいいことだろ


ねぇ
他人の嗜好なんて
どうでもいいことだよ


吐き気をもよおす
毒まみれの言葉を
惜しみなく
次々と作り出す
 ....
地球儀の回転が速すぎて
僕の目が裏返る


なんてこった


地球儀で遊びすぎて
僕の体が透明になってしまった


透明な体を元に戻したい


(材料)
宝くじ  ....
誰かが言った言葉を
僕は
プラカードに押し込める


持ち歩いても
僕には
所詮関わりのないこと


遠くに行きたい
自分の言葉で
他人の思想じゃなく
自分自身の血肉 ....
いろんな事にこだわりすぎて
結局
何も残らなかった
ダンスホールに一人
オレは踊り続ける
せめて
ライムライトをあててくれ
泣きたくなっちまうよ


光の洪水が
すべてを ....
幸せになりたくて
懸命なのに
がんばったら
がんばっただけ
逃げていくなんて

・・・・・・涙が出るよ
きみは気付いていない
だから
いつもまぶしい太陽から
目を伏せるように
俯き加減で
猫背のまま通りを歩く


きみは気付いていない
本当のきみは
とても魅力的で
本気を出 ....
胃の中にへばり付いた
アニサキスみたいに
僕の神経をかき乱す
やり方が
良かろうが悪かろうが
僕の都合なんて
最初から
気にかけもしない


それが当たり前の事


 ....
腐敗しきったこの大地に乾杯
傾けるグラスの中身は
毒入りの白ワイン


コバルト色に大気が染まり
我々を肺病にしてしまう
酸性雨がセミパラチンスクの子供たちに
容赦のない洗礼を浴び ....
言葉づかいが正しくない
着ている服がみっともない
生活スタイルがだらしない
おれが
いつまでたっても
立派な人間になれない理由


おれが昔見ていた夢が
ひとりでに舞い戻って ....
必死でやってるのに
報酬は小指の先程で
手元に残るのは
疲れた体と怠惰な精神
お前ははいつくばり
屈辱をこらえて地べたをなめる


他人との関わりの中
気が付くと
利用され ....
ギターをかき鳴らせ
    かき鳴らせ
    かき鳴らせ
    かき鳴らせ
    かき鳴らせ


あの娘が
   幸福でありますよう


オレの命を削って


ギ ....
ただその時だけのために
僕は長く険しい道程を
誰に断ることもなく
誰にも称えられることもなく
ただ目的地に向かって歩いてきた


時々空を仰ぎ見ると
青いんだか白いんだか
ま ....
僕は今日
死んでしまった
そんなつもりではなかったけど
とにかく
死んでしまった


誰が一番最初に
僕の死体を見つけるだろうか
体中から汚物を撒き散らす
惨めったらしいこ ....
黒と白だけの問題ではない
見回すだけで
写真週刊誌は
血生臭い死体に事欠かない
国家間だけの問題ではない
いつまでも許容される
凶弾や破壊が
ピンポン玉を潰すように
魂の尊厳を ....
そのままでいいから
にじんだ風景の中にいる
僕を見てごらん


見上げてごらん
輪郭のない青が
君の瞳に溶け込んでいく


わかるだろ
ぼくはきみじゃないんだ
疲れたくもない日常に
振り回されて
一日が終わる頃には
へとへとになって
家に帰っても
血を吐くくらいしか出来ない


潤いが必要なんだ
僕が今、欲しているものは愛
愛する ....
部屋で寝転がってると
顔のない人たちが
よってたかって
僕の部屋を
黄色く塗りつぶした
黄はキチガイ色じゃないか
僕の頭をキチガイにするのか
彼女は
いつも高架の上で
行き交う電車を見下ろしてる
僕がそばに近づくと
物憂げな視線を
僕に投げかける
彼女は言う
どうしてみんな靴が汚れているの
穴が開くまで履き潰さなくて ....
くじけそうになるたび
辛いことがあるたび
自分らしく生きよう
何度思い直して生きてきたのか
らしくあるために
何度自分の気持ちを捨ててきたのか


振り返ってみろよ
積み重ねてき ....
寒雪(466)
タイトル カテゴリ Point 日付
日陰の月自由詩010/6/20 7:50
招待状自由詩010/6/19 6:32
Change Of Idea自由詩210/6/18 7:15
モラトリアム自由詩010/6/17 6:23
言い訳自由詩110/6/16 8:11
Leave Me Alone自由詩110/6/15 6:54
Nothing Man自由詩210/6/14 10:16
Decoration自由詩210/6/14 10:15
God Damn自由詩110/6/13 7:46
かわいいあの娘が死んだ自由詩010/6/12 8:44
輝くきみへ自由詩210/6/11 8:11
Make No Difference自由詩110/6/10 10:10
奪還自由詩210/6/9 7:36
Sanctuary自由詩010/6/8 8:45
ライムライト自由詩010/6/7 9:23
オアシス自由詩110/6/7 9:22
美しいきみ自由詩210/6/6 7:26
I'm Not The Only One自由詩310/6/5 7:02
Only Gonna Die自由詩010/6/4 7:00
スクランブル交差点自由詩110/6/3 7:10
Come Around自由詩010/6/2 9:14
ギターをかき鳴らせ自由詩110/6/1 8:49
誓約自由詩010/5/31 10:44
イアン・カーティスに花束を自由詩210/5/30 7:44
Everlasting自由詩010/5/29 7:36
Regret自由詩110/5/28 5:30
Needed Love自由詩010/5/27 10:13
部屋自由詩010/5/27 10:10
What She Said自由詩110/5/26 7:00
As I Like自由詩210/5/25 5:51

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