ボサボサの髪の毛をかきあげたら
両手にジャラジャラ
いつの間にか壁と繋がった鎖
助けてくれと叫ぼうとしたら
喉がジャリジャリ
いつの間にか枯れ果てた声
何だ!?コレ!?
誰がどう ....
昨日と今日と明日と…
どれが本当で嘘なのですか?
「全て本当」なんて知ってるよ 知ってるさ
でも知りたい 本当は何で何処にあるかを
昨日と今日と明日と…
痛みを弐分して奪う側と奪われる側 ....
落日 其処に生まれては死んでいく
紅葉 変わりなく続く生の営み
風を受けては流れてく
見上げては堪えたまま
真実は告げぬまま笑う
君の悪い癖
全てを包んで あたしは笑おう
世界が ....
ゆらゆらゆったり恋をして
気付いたら戻れない道に立っていました
ゆらゆらゆったり蝋燭流れて
気付いたら固まって動けなくなっていました
あたしの辞書に『後悔』はありません
素直に感情に ....
オイッ!
神さん、俺はアンタなんか耳クソ程信じねーケド
オイッ!
神さん、どっかでチッポケな人間の言葉を聴くなら
オイッ!
神さん、俺は今からアンタに言葉を投げる
心して聴いていやがれ ....
「世の中の不条理を一掃せよっ!」
脳内 後方部からの指令
「さて、どうしたものか?」
躊躇う 右方部を尻目に
「もう、止まってんな! 走れ!」
脳内 前方部に従う身体
これが僕です。
....
心は冷めてる
君が残したメンソールの残馨
夢見た事を描けずにキャンパスの前
視線は鋭利
君が唯一残した一片の思い出
紫の夜に透かして 凍る風の中
また 秋が来たよ
君が一瞬にして ....
パパの鞄抱えて憧れてた
格好良いパパみたいになりたいな
ママのサンダル履いて夢見てた
優しいママみたいになりたいな
父上
無視を決め込まないでよ…
母上
何で子供に気遣ってるの? ....
ベロアのテーラードジャケットが着たい
どうも昔っからある願望で
最近 そいつが流行ってるのが気に食わない
黒皮のライダースジャケットが着たい
どうもガキの時から憧れて
最近 そいつが妙に ....
泣きたくなるのは俺が弱くなった証拠か?
不意によぎる居た堪れない感情が
嵐みたいに過ぎ去るのをジッと待っている
俺はいつでも強くありたいんだよ
どうか 涙なんか流れぬ日々よ来い
独り ....
短命な其れ
地面に亡骸
目を背ける
さぁ 出鱈目に唄えよ
今宵今晩限りの{ルビ宴=パーティー}ならば
あらん限り 唄えよ
俺は耳を澄ますから
冷酷なる彼れ
水面に死顔
....
柔らかな夜はとろりと溶けて
沈んでいく 沈んでいく
暗がりに灯をともせば 瞬時
広がっていく 広がっていく
目に見える青 見えぬ赤
さぁ 創めましょう
新たな青と赤を探しに
....
この空は果てしなく続き
異国の君とも繋がっているんだろう
あの射すような夕日も
目を瞑れば すぐに浮かぶよ
心から ありがとう
山超え 谷越えて
何処までも走っていた
そんな僕に ....
愛してる全ての人へ
僕は帰って来ました。
狭く そして 懐かしい匂いのする場所へと。
僕は帰って来ました。
家族が居る 僕が生まれ育った国へと。
たくさんの傷と経験。
それらを両手 ....
小さい自分を笑い飛ばしたくて
いつもの場所 いつもの格好
首をガクリと落とした
そう いつもの暗澹な自分の出来上がり
そうしたら お前さんが見えたんだ
いつもの場所 いつもの格好
首を ....
鏡の前 裸を睨む
其れが酷くガラクタに見え
頭は巨大なボルト
手足は伸び切ったワイヤーで
そこら中 錆だらけ
仕事で売るのは 己の時間
だけど 求められる このガラクタ
錆を抱い ....
あたしを抱いた男が貳人
運転席と助手席に居る事実
その風景が まるで{ルビ他人事=ひとごと}の様で
遠い月を眺めてた
「無垢を装ってんじゃねーよ」
あたしを娘と呼ぶ男が壱人
液晶画 ....
来襲した否定の言葉に
其れを肯定する事しか出来なくて
また 大切なモノを壱つ失くしました
他人が見る自分を
強がりというオブラートで隠して
開放したら 見切られました
一時の感情に ....
胸中に走る恐怖心を打ち消して
一口分の甘い水
リアルと理想が一つじゃないから
至福の罠を{ルビ食=は}む
やっと 今居る場所を把握しました
此処は貴方の部屋でしたね
さっさと退散し ....
ある日 吐き出した唾液が
ニコチンで染まってて
嗚呼 これが僕が汚れた証だと
ふ と思ったのです
ある日 つっぷした枕が
涙で染みていて
嗚呼 これが僕が犯した罪だと
ふ と思ったの ....
妙に明るい夜に
便座の前に佇んで
その日分だけの毒を吐く
あたしは馬鹿なのでしょう
言ってしまえば良いであろう事を言わず
ただ その日を笑顔で切り取り
こうして毒を吐く
何て無意 ....
お前がアイツが奴等が笑顔で
心配
この二文字顔に括り付けてる
どうも湿っぽいのは苦手なんだ
だから
笑って いつもの様に「じゃぁな」
さらば 友よ 俺は行く
見えもしない大地へ ....
愚痴ってのは自分を疲れさせるんだな
今日 判っちまったよ
口にするのは久し振りだからか?
今日 判っちまったよ
くすくすくすくす…
ほぅら 影に引っ付いた幾つモノ弱音
きりきりきり ....
どうも お兄さん
随分と仏頂面してるが如何したんだい?
街角に虚ろを影にして
掲げた自分が弱いって事に気付いたって?
一回 後ろを振り返ってみろよ
憧れたヒーロー 小さな恋
掲げ創 ....
傘もささず 雨の中の少年
そうっと
傘と琥珀を手渡して微笑む
ベンチで座り続ける老人
そうっと
煙草と指輪を手渡して微笑む
そんな野郎になりてぇな
少しでも誰かが笑ってくれりゃ良 ....
貴方は愛情で真っ直ぐ あたしを抱く
たぶん
あたしは情に絆されて 貴方を抱く
貴方は情愛で素直に あたしを慈しむ
たぶん
あたしは友情と題して 貴方を慈しむ
いつから天秤はバランス ....
どっかの誰かが
顔も知らない相手に投付けた言葉
でぇっきれーだ
知ったかぶって得意げな顔してんだろ
どっかの誰かが
顔も知らない相手を傷付けた言葉
でぇっきれーだ
そんな事で ....
思い出した 思い出した…
「これ以上 あたしから彼を盗らないでよ」
暗い部屋で独り泣いて泣いて
彼の面影ばかり追っていた
次第に何も出来なくなってた
思い出した 思い出した…
「理 ....
また やった
夜を通り越して おはよう
俺の狂った体内時計
また やった
朝を通り越して おやすみ
其処の常識な生活
嗚呼 でも もう苛立ちもしない
脳内麻薬にやられちまったかな ....
痛いほど 靴紐ギュッて結んで
駆け上がってきたきた坂道
ふと見渡せば固く結んだ拳に
まだ何も無い事知ったんだ
それでも君が愛した景色は
誇り高く空は紫に色づいて
いつか あの空の様 ....
1 2 3
0.25sec.