怖い
怖くて

誰か守ってくれる人がほしくて
そんな独りよがりな私に

神様がくれるのは
いつも冷たい雨。

おばあちゃんやおじいちゃんの最期
心臓マッサージをすると
ボギッと
 ....
本当に、本当に大切なことって
口に出さなくても、わかる。
言葉は要らない、と言うとキザですが
言葉が出てこない、と言うとオシイ気がする。

あなたは、どちら派?
私は、いつもオシイ方です。 ....
いいよ。
いいね。
よかった。

いいですよ。
いいですね。
よかったです。

「いい」は、カメレオン。

すごく
とても
さすが
まさしく

いい。

別に
そん ....
何か言いたそうだね。
言ってみたらいいじゃない。

「でも私には言葉を出す口がない。口がなければ話せない。」

だったら書いたらいいじゃない。
話すよりは遅くたって僕にはちゃんと伝わるよ。 ....
仕事とは、自分の心身をきたえるジム。

仕事とは、世界を知る小さな社会。

仕事とは、社会の仕組みを身につけ実践する学校。

仕事とは、仲間と創り上げる秘密基地。

仕事とは、どれだけ ....
ぼくからのおこがましい忠告。

世俗に住んではならない。
世俗に慣れてはならない。
世俗の言葉に惑わされてはならない。
世俗は君のいる所じゃない。

君は真っ白なんだよ。
それに気づい ....
白い壁の空間に、あなたが見ているのは何ですか?
 庭の花や小鳥たち?
 家族との思い出?

あなたはお花が好きだから、これからがいい季節ですよ。
梅は今が見頃です。桜にチューリップ、シロツメ ....
今日のパズルはどんな色?
四角の板にピースを浮かべて目を閉じる。
今日は雨降りでもいいよ。
誰に伝わったかなんて知らない。
目を開けると、そこには雨粒が。
ポタポタポタ
ピースが雨の色して ....
「もう十分苦しみました」
そして
「これからも苦しみ続けるでしょう」

心の苦しみ 身体の苦しみ
人は苦しみを背負って生きている。
生きるほどに苦しみは増し
私たちを蝕んでいく。

 ....
2月の終わり。
玄関を出てプランターの向こうに椿がある。
木に春で椿。
もうすぐ春がやってくることを知っている。

まだまだ硬いつぼみが濃い緑の葉と共に揺れている。
冷たい雨風にさらされる ....
最後のピースをいとも簡単にはめる。
今回はどんな色?模様だった?
完成してはひっくり返して
バラバラになったピースは
また生まれ変わって
ぼくのもとへやって来る。

虹色も、ハートの形だ ....
だんだん眠くなってきた。
お薬のおかげだ。
まばたきがゆっくりになり、呼吸とシンクロしてる。

私はこの世界より、寝ている間の世界の方が好き。
ファンタジーあり、スリルあり。もしかしたらこれ ....
何も持ってない私
ただの人
誰からも何も言われない
ただの人
呼吸している
ただの人

みんな、そう思えばただの人になれる。
考えも発言も行きたいところも自分次第。
なのに、人は大人 ....
どれだけ考えても
どれだけ思い出そうとしても

必要な言葉が
口から音となって
意味を成した
文章で
出てくることは
ない。

私は
失った。言葉。
そして
それらを
つ ....
好きって何味?
働くってどんな味?
やりがいは?生きがいは?

ある人はこう答える。
好きは、いちごの味。
その他は、汗の味、と。

楽しいってどんな味?
幸福は何味?
悲しみは? ....
ダンボールを開けると
そこには懐かしい本や雑貨が詰まってる。

「おかえり」

前にいた所の空気に包まれた私の宝物たち。
ずっと置いてきぼりでごめんね。
私は、あなたたちのおかげで生活で ....
今こうやって、言いたいこと伝えたいことを
言葉として端的に述べることができないのも小人のおかげです。
何でも簡単に言葉で片付くのであれば
世の中はとても寒いでしょう。

言葉にならないから相 ....
言葉が私から去っていく。
波が行っては来たりを繰り返すように。
さっきまでいた言葉が、今はない。

認知症ではない。過去があやふやではないし、言葉が出ないことを自覚しているから。

言いた ....
いつかは消える。記憶も、言葉も。

記憶は深い霧の中へ。言葉は風に飛ばされて。

手を伸ばしても届かない。
どれだけ走っても追いつけない。
そしていつかは、消えたことも忘れてしまう。
必 ....
今まで引いたくじは、すべて当たり。

最初はドキドキしたけれど、5回もすれば慣れてくる。
楽しくないけど、当たりなんだからいいじゃない。

知ってる人がハズレを引いた。
泣いていたけど、何 ....
降ろしてよ。

運転手は知らんぷり。
何度ボタンを押したって、出口は開けてもらえない。

私はバスの中。
行きたいところがあったはず。
通り過ぎてから、私はどこへ行くのだったか
はっき ....
正しいって何?
おかしいって何が?
まともなのはどっち?

私は1つの社会で生きてた。
1つの社会と家族の間。
1つの社会しか知らなかった。
ここには山ほど、押し潰されるくらいの社会があ ....
ぼくは、ようやく探し当てた。
透明人間になれる薬を持ってる人だ。

どうして透明人間になりたいか、ぼくにもよく分からない。
ぼくは、ぼくがいなくなってもいいし、世界もそう思ってる。
死んじゃ ....
ぼくは苦手、ドッヂボール。
本当は大大大嫌いだけど、それを友達が知ったら
ぼくは次の休み時間から一人ぼっちで図書館行きが決定する。
ぼくは それが こわい。

人にボールをぶつけて何が楽しい ....
ヒトは気付いて成長する。
それは自然に起こること。

みんなそうして生きてきた。
意識的にそうすることもあれば、無意識のうちにだって。
今、読んでいるあなたも 今、読まれている私も
すでに ....
そんなに急がなくてもいいのに。
そんなに急いで、いいことあるの?

僕には君たちの気持ちが分からない。
君は僕の言わば…子供だけど、
今日はちょっと急ぎすぎ。
これじゃあ、僕から早く逃げよ ....
寒い。とても寒い。

私の下には、黄色や茶色、中にはもう半分が土となっている葉の数々が
離れたくなさそうにしている。

葉はそれぞれ意味を持っている。
さっき落ちたのは「幸せ」の葉。下にい ....
あなたは詩人ね。詩人みたいね。
あったかい声が聴こえる。
ある本には、思春期の女の子は詩人になるって載っていた。

みんな一度は詩人になるんだ。

私は気付くのが遅かったかもしれない。
 ....
シャボン玉とんだ
屋根までとんだ
屋根までとんで
こわれて消えた

言葉なんてそんなもの。
言葉はすぐに消える。
さっきまでいたのに。
さっきまで、私の中に、私の目の前に、私の手の届く ....
おつりです、と言って手のひらの上に何枚かの硬貨を乗せた。

ぼくには分かっていたのかも。
その中にある100円玉が、ここから出たがっているのを。

その通りになった。
ぼくの手と財布をつな ....
izumi(31)
タイトル カテゴリ Point 日付
カサ自由詩110/10/23 2:17
オイシイ人生自由詩310/10/23 2:16
いい自由詩010/10/23 2:15
言葉自由詩010/6/29 13:43
仕事自由詩110/6/26 23:34
世俗自由詩110/6/24 22:59
自由詩010/6/22 11:47
ピースⅡ自由詩010/6/20 23:58
自由詩210/6/18 22:08
椿自由詩010/6/17 14:30
ピース自由詩010/6/16 23:36
睡眠自由詩210/6/15 13:50
ただの人自由詩010/6/14 13:13
言葉自由詩110/6/13 22:39
いちご味自由詩110/6/12 22:20
おかえり自由詩010/6/12 1:45
どうか自由詩210/6/9 12:32
小人自由詩110/6/9 12:25
都合のいい人間自由詩110/6/8 22:13
くじ引き自由詩010/6/7 20:57
バス自由詩210/6/5 14:49
社会の中で自由詩010/6/5 1:39
透明人間自由詩010/6/3 14:01
ドッヂボール自由詩2+10/6/1 14:58
気付く自由詩210/5/31 1:30
しずく自由詩010/5/30 16:08
自由詩010/5/28 1:36
詩人自由詩010/5/27 11:15
シャボン玉自由詩110/5/26 22:11
100円玉自由詩310/5/25 16:02

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